「私の国」第11-12話あらすじ:後戻りできない闘い!第一次王子の乱と復讐|BS朝日(全16話)
ヤン・セジョン×ウ・ドファン×ソリョン/AOA×チャン・ヒョクの共演で送る韓国時代劇「私の国」(全16話)が、BS朝日でで無料BS初放送中!5月24日(月)、25日(火)の第11話と第12話の詳しいあらすじと見どころ、豆知識などを紹介、予告動画は作品公式サイトに公開中だ。
※ネタバレなしはこちら⇒第9-12話あらすじ
「私の国」は、激動の朝鮮建国期を生き抜く若者たちの愛と友情の行方を描くロマンス・アクション時代劇。【「私の国」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじと見どころ、時代背景や実在の人物、韓国での評判などまとめて紹介している。
■第11話
竹林に呼び出されたナム・ジョンは、自分の計画を妨害していたのがフィだったことを知る。フィは金瓶を返す条件で市場の商権が欲しいと取引を持ちかける。フィが密貿易で有名な商人と知り、なぜ都(漢陽)で店を持ちたいのか気になるものの、金瓶を取り返すのが先決と要求をのむことに。その頃イ・バンウォンは、順化坊(ソウル鐘路区付近)に兵を集めよと、部下に命じていた。そこに市場の商権を入手したフィがやってきて、私兵蜂起の大義名分は「会盟祭」でナム・ジョンがくれるはず。店に武器を隠して、禁軍(王室を警備する軍隊)を待ち伏せして襲おうと、提案し、バンウォンを手伝うヒジェとも久しぶりの再会を果たす。6年前、バンウォンに助けられたフィは、ナムの命だけでなく奴が築いた世を潰すと誓い、地方で商人として力を蓄え、時を待っていたのだった。
6年前の毒はフィの体を蝕んでいた。ナム・ジョンと会った後、倒れたフィを助けたのは誰か?
ナム・ジョンは王族たちと会盟祭を開いた直後にイ・ソンゲに譲位を迫ることにし、その後、大君たちを殺す計画を立てる。だが王の甥で最年長のイ・ヤンウだけは懐柔できていない。そのヤンウに出席の約束をさせたのは司憲府の監察になったソノだった。深夜にヤンウを襲い、剣で脅したのだ。怒るナム・ジョンに、出席の確約が取れたので喜ぶべきと言い返すソノ。ナム・ジョンは「フィを殺すよう命じた。次の敵はお前のようだ」と言い放つ。ソノはフィに会いに行き、「毒にむしばまれた体では失敗する。俺に任せて、お前は留まれ。息子に殺害された恥と謀反の罪を歴史に刻ませてやる」というが、フィは聞く耳を持たない。
フィがヒジェの髪飾りを弓につけていたように、ソノはヨンが自分のために刺繍してくれた布を剣に巻いている。
フィは開店準備の日に武器を店に運ばせる。チドは、復讐を遂げた後どうするつもりかとフィに尋ね、「お前を大事に思っている者がいることを忘れるな」と忠告する。一方、四男バンガンは金瓶がナム・ジョンのもとに戻ったと聞き、探りを入れるが、バンウォンに見つかる。バンウォンは「ナム・ジョンが会盟祭の後に自分たち大君を殺害するつもりなので、兄上(バンガン)は会盟祭に出向いてナムにへつらい、先にナムに剣を抜かせて、それを名分にナムを殺害する」と、計画を話す。バンガンはその後、フィの店に出向いてその剣の力を確認する。
フィに会いに来たバンガンはフィの剣筋が誰に似ていると思ったのか?
ヒジェは、約束を守らない兵曹典書を脅して「烽燧軍(のろしを司る軍)と駅制(馬による交通制度)」を司る職を手に入れる。
会盟祭。ナム・ジョンは王族たちと世子への忠誠を血判で示す。その頃、イ・ソンゲの腹心となったソノは、ナム・ジョンが王の許可なく会盟祭を開催したと報告し、ナム・ジョンとイ・バンウォンを同時に始末する作戦を進言する。「息子を殺す父などいない」とためらうイ・ソンゲに、「父を殺す息子はいます」とソノが言う。
今回、ナム・ジョンが三峰ことチョン・ドジョン(鄭道伝)に話しかけるが、三峰の顔は見せない。その理由は「私の国」考:私たちの国と私の国で詳しく解説している。
翌日の朝会(重臣たちとの会議)。勝手に会盟祭を開いたナム・ジョンをイ・ソンゲが責めると、「王様の健康と祈り、世子への忠誠を誓った」とナム・ジョン。遠回しに譲位を求めているようだというイ・ソンゲは、バンウォンに意見を求める。バンウォンは「発言を控えさせていただくと」と答え、立ち上がったイ・ソンゲがよろめき倒れてしまう。
イ・ソンゲは、王妃カン氏の臨終のときの言葉を思い、世子とソノを呼び、世子に「お前は王位に就いても結局死ぬ。バンウォンたちに命を狙われるか、ナム・ジョンの操り人形になり、死んだも同然になる」といい、ナム・ジョンとバンウォンが死ぬ舞台を作ることを決心する。ソノの計画通り、イ・ソンゲが王宮を離れる間に、ナム・ジョンにバンウォンを倒させ、ソノがナム・ジョンを倒すことに。
ナム・ジョンは都の外に刺殺隊を集めるよう伝令を送るが、ヒジェが用心棒キョルに命じて伝令を奪い取らせ、フィに渡す。刺殺隊が使えないと禁軍を使うはず。王室を守る禁軍で大君を襲えば重罪になる。これで名分ができる。フィは、伝令を奪ったことをナム・ジョンに伝える。一方、イ・ソンゲが都の外に出ると知ったバンウォンは、自分とナム・ジョンに殺し合いをさせるつもりだと察するが、一縷の望みをかけてイ・ソンゲに会いに行く。「父上にとって自分はどんな存在か」と聞くバンウォンに、バンウォンにナム・ジョンを殺させることにしようと考えたイ・ソンゲは「国王としては頼もしい剣で、父としては8人の息子の一人にすぎない。だがナムを殺せば褒めてやり、世子を変えるかも」と、答える。
ポウンに続いて、ナム・ジョンも自分に始末させようとする父に失望したバンウォンが気の毒だ。ポウン殺害の時にもらえなかった「ご苦労様」の一言を、フィからもらった時のバンウォンの表情に注目!
■第12話
イ・ソンゲの言葉に失望と怒りを感じたイ・バンウォンは乱を起こすことを決意。王宮へ続く橋を破壊し、後戻りできない闘いに臨む。駅制ものろしもヒジェが握っている。伝達方法がなく、外へ続く道も閉ざされたナム・ジョンは、大君たちに「王様が危篤なので参殿せよ」という偽の王命を下す。バンウォンは一応味方に付いたバンガンに余計に考えをするなと忠告し、ナム・ジョンと三峰を殺害すべく動き出す。フィはバンウォンに志を共にすると告げ、大君旗を受け取って私兵を率いる。フィの決意を感じたバンウォンは「全員生きろ」と命じて都に向かって進軍する。一方、計画が変わったことを知ったソノも、バンウォンが圧勝すれば自分のたちが危ういと気づき都へ向かう。
これが世にいう第一次王子の乱(1398年)。詳しくは「六龍が飛ぶ」第47話の「豆知識」で解説。
バンガンと共に参殿したバンウォン。先に門をくぐったバンガンが、刀を渡さないと斬るという門番たちを斬った後、バンウォンと別れて順化坊へ向かう。その後、兵を率いたソノがやってくるが、その半分はパク・チドの部下である黒蛇組。門の中に退散するソノに、バンウォンが「王命を騙り大君たちを殺そうとした罪で、逆賊たちに罪を償わせてやる」と叫ぶ。これでバンウォンに、王になる名分まで与えてしまったと悔やむソノ。さらにナム・ジョンが禁軍を王宮の裏側の思政門(サジョンムン)に集めていると報告を受け、イ・ソンゲが帰宮するまで持ちこたえれば助かる道はあると考えナム・ジョンに合流ことに。
ソノとバンウォンが剣を交わすシーン。「お前が王になれば多くの臣下を殺し、捨てるはず。お前もいつかはフィを捨てるはず。お前も私の父と同じだ」というソノに、「私は決して味方を捨てない」と答えるバンウォン。果たして言葉通り、バンウォンはフィを見捨てないのか?
一方イ・ソンゲは、バンウォンがナム・ジョンの命ばかりか王座までを狙っていることに気づき、王宮へ引き返すことに。これを知ったヒジェは、ヒジェにこれを伝え、火を使ってイ・ソンゲの行く手を阻む。
ヒジェと一緒にやってきたファウォルに想いを伝えるムンボクが、その後、フィにかける言葉が泣かせる。
門が開き、禁軍が出動。フィがこれを防ぐため襲撃する。激しい戦火の中、フィに恨みを持つチョンガがフィに斬りかかる。そこに火矢が撃ち込まれ、フィは身を隠すよう命じる。
火矢が降るシーンではいつもケンカばかりのムンボクとボムが互いをかばい合う感動シーンも。
その頃、順化坊に到着したバンウォンは、ナム・ジョンやチョン・ドジョンらが酔月堂にいると報告を受け、世子のいる王宮と酔月堂のどちらを攻めるかと聞かれるが、「フィがおらねば勝てぬ戦。フィを待つ」と答える。そこに馬の嘶きと共にフィがやってくる。バンウォンは三軍府と都堂の掌握、フィには私兵を率いてナム・ジョンのいる酔月堂を攻めるよう告げる。
大君旗を手に闇の中から馬に乗って駆けてくるフィ役のヤン・セジョンが最高に素敵だ。都堂とは高麗から続く朝鮮初期の最高政務機関。
三軍府を制圧したバンウォンは、全員武装を解除して武器を捨てるよう命じ、「文武百官は速やかに集え!」と礼曹に命令を伝えさせる。一方、フィはチド率いる私兵に酔月堂を包囲させて突入。立ちふさがるソノに対して道を開けろという。「(ナム・ジョンを)お前が殺せば名誉の死だが、皆に呪われて死ぬべき」とというソノに、「我々の縁もここまで」と言って激しい戦いが始まり、フィの剣がソノを突き刺す。そこに覚悟を決めたナム・ジョンが現れる。フィはナム・ジョンの首に剣を突き付けるが、血だらけで倒れるソノを見てとどめを刺せない。すると「友の父を殺した罪悪感を一生抱えて生きるな」とバンウォンがとどめを刺す。ナム・ジョンは、倒れている我が子ソノに「よくやった」と声をかけ絶命。すべてが終わった。
バンウォンは、ナム・ジョンと結託した王族を殺害し、王宮へ。世子はイ・ソンゲを迎えに行こうとするが、「動いたら始末せよ」というバンウォンの命を受けていた兵に斬られてしまう。王宮に到着したイ・ソンゲは多くの兵の死体の中に見つけた世子を抱きしめ、涙にくれる。「王様が殺したのです。欲をかき、王座を守るために子供たちを争わせた結果がこれです」というバンウォンに、「お前はみんなに呪われ、孤独に死んでいくだろう」と言い捨て声を上げてなくイ・ソンゲ。
戦いの後、多くの死体を見てフィは何を思うのか?
■キャスト
ソ・フィ役:ヤン・セジョン
ナム・ソノ役:ウ・ドファン
ハン・ヒジェ役:ソリョン(AOA)
イ・バンウォン役:チャン・ヒョク
イ・ソンゲ役:キム・ヨンチョル
ナム・ジョン役:アン・ネサン
パク・チド役:チ・スンヒョン
パク・ムンボク役:イン・ギョジン
チョン・ボム役:イ・ユジュン
他
◇BS朝日「私の国」番組公式サイト 2021.05.10 月~金08:30-10:00
◇「私の国」公式サイト
【作品詳細】【「私の国」を2倍楽しむ】