【最終週】杉咲花「おちょやん」千代が道頓堀に帰ってくる!日本のお母さんとなった千代の人生集大成!予告動画

2021年05月07日09時00分ドラマ
@NHK

ラジオドラマで人気になった千代(杉咲花)が道頓堀に戻ってきた!懐かしい人たちとの再会に喜びを感じる!養子とした春子(毎田暖乃)を見つめるその目は本当のお母ちゃんだ!更に鶴亀新喜劇に再び登場も!NHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」、最終週・第23週「今日もええ天気や」(5月10日~5月14日)のあらすじと見どころをご紹介!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



5月3日から放送された第22週、週の初めから千代(杉咲花)の幸せな笑顔があふれ、ここのところ夫の裏切りで暗い話になっていたところに救われるような笑顔あふれる話で始まった。当時の放送は収録などではなく、すべて生放送だ。ナレーション、音楽も同じ部屋に入り、入れ代わり立ち代わりマイクの前に立つ。その模様を見ているだけでも楽しい週となった。

ラジオドラマでの子供役になる役者たちの相談を受ける姿はすっかり「お母ちゃん」となっている千代だ。実生活でも姪にあたる春子(毎田暖乃)と過ごしていることで母親としての気持ちがしっかりできあがってきた。子供の頃はあんなに忌み嫌っていた栗子(宮澤エマ)ともすっかり打ち解けた。その栗子も春子を残して亡くなった。

5月10日から放送される第23週「今日もええ天気や」でおちょやんも最終週となる。2020年11月30日からスタートして、23週間、115話を主演した杉咲花は、撮影が終わり、東京に戻るのがさみしいと話す。「本当に、毎日現場に行くのが楽しみだったので終わってしまうのはとてもさみしいですが、いま、千代という役に対してやり残したことはないと感じています。いまの自分にできることは精いっぱいやりきれたのではないかと思うと、感無量です」と感想を漏らしている。撮影期間は2020年4月2日から2021年4月14日まで、途中2か月半の休止期間をはさんで約1年に及んだ。杉咲花は7日のあさイチに出演し、最も印象に残っているシーンとして、一平(成田凌)が舞台で千代との結婚を宣言するシーンと、一平の浮気が原因で別れることとなったシーンをあげている。

最終週は、ラジオドラマ「お父さんはお人好し」ですっかり女優として復活した千代の更なる活躍と養子とした春子との関係を描く。最終週、それまで決して家族に恵まれているとはいえなかった千代が春子やシズ(篠原涼子)たち家族、鶴亀新喜劇の団員との交流などが描かれる。春子に自分の喜劇を見せるために、一平(成田凌)の元へ向かい、鶴亀新喜劇に参加することとする。それは、日本のお母さん、女優としての集大成となる。

【第22週(20215/3-5/7)ネタバレあらすじ】
千代(杉咲花)が出演を決めたラジオドラマ「お父さんはお人好し」は、大阪で果物屋を営む夫婦と十二人の子どもたちが巻き起こす喜怒哀楽のホームドラマであった。千代と漫才師の花車当郎(塚地武雅)が夫婦役だった。初めての台本の読み合わせの日、千代は集まった出演者たちに、お互いに役の名前で呼び合わないかと提案する。すると当郎含め、子どもたちも大賛成する。

しかし、長女・京子は余裕のない表情で台本に目を落とすばかりだ。それは、このラジオドラマがうまくいかなければ映画会社を辞めさせられてしまうためだった。千代は優しく恭子の肩を抱き、放送に向かわせた。

ラジオドラマ「お父さんはお人好し」への千代の出演は、新聞報道で道頓堀の「岡福」の人々や鶴亀新喜劇の団員も知ることとなった。当時のラジオドラマは生放送が一般的で、放送当日は緊張の中、千代はマイクの前に立つ。ラジオの前では千代の声に耳を傾けるみんなの姿があった。この日の物語は次男・清二の結婚式のドタバタ劇。千代と当郎の掛け合いは順調だったが、千代が台詞を2ページも飛ばしてしまった。ナレーションでつなぐか、音楽をかけ続けるかとしていたが、千代と当郎の機転でなんとか脱する。その結果、お茶の間では大好評。女優・竹井千代は見事に復活を遂げた。番組は好調で半年間が過ぎ、道行く人に「千代子お母ちゃん」と呼ばれる程だった。

一方、一平(成田凌)は3か月後の新作を熊田から依頼されるも書けずに苦しんでいた。そんな中、一平は寛治に頼み事をする。それは脚本を寛治に頼むというものだった。しかし、寛治は一平にもっとすべてをさらけ出して書いてみてそれでもだめなら自分が引導を渡すという。

大人気となった「お父さんはお人好し」は、1時間の特別版の放送が決まった。その矢先、脚本家の長澤(生瀬勝久)が入院してしまう。さらに五女・静子が家出をしてしまい、放送局まで両親が駆けつける騒ぎとなる。その静子の居場所は千代の住む栗子(宮澤エマ)の家だった。大学進学できる成績をとるため、ラジオドラマでの俳優活動をやめるよう両親から説得されたからだった。千代は泊まるよう勧め、親身に相談にのる。静子の両親はそのころNHKに詰めかけ、静子をやめさせてほしいと言っていた。編成局の四ノ宮が「せめてこのラジオドラマが終わるまで」と頼み込む。千代は、静子にちゃんと両親に自分の気持ちを話して納得してもらうようにという。そして、ラジオドラマの終わりまでは女優を続けられるようになった。

「お父さんはお人好し」の1時間特別版の放送当日がやってきた。放送開始30分前にようやく最終原稿が届く。入院していた脚本家の長澤自らが持ってきたのだった。長澤をねぎらう千代と当郎だったが、すぐに放送準備に入った。この日の物語は、戦争で大陸に渡った夫と終戦後も音信不通だった次女・乙子に医者との縁談が持ち上がるというもの。戦争未亡人に焦点を当てた話にラジオの前の聴衆も息をのむ。戦死した夫を持つみつえ(東野絢香)も聞き入っていた。ドラマは夫が戻り、大家族の人数が更に増えて幸せに暮らし、その後10年という間、放送は続いた。

栗子は亡くなり、千代は春子と正式に養子縁組を結びこととした。



【第23週(2021/5/10-5/14)あらすじ】
■第111話(月)
栗子なき家で、養子にむかえた春子(毎田暖乃)と一緒に暮らす千代(杉咲花)。大人気となったラジオドラマ「お父さんはお人好し」の仕事も順調だった。一平と離縁してから、2年の月日が流れていた。そんなある日、熊田(西川忠志)が訪ねてくる。鶴亀を退社する熊田の願いは、千代に一日だけ鶴亀新喜劇の舞台に立ってほしいというものだった。そして帰り際、千代に差し出したのは、一平(成田凌)が書き上げた新作の台本だった…

■第112話(火)
一平(成田凌)が書き上げた新作「初代桂春団治」は大変な人気を呼び、東京公演も決まり、新聞やラジオのインタビューも増える。そんな折、放送局で取材を受ける一平と本読みに来た千代(杉咲花)が鉢合わせしそうになり、周囲は肝を冷やす。予期せず、一平の肉声を聞き、熊田(西川忠志)との再会もあって、道頓堀に思いを馳せ、浮かない表情の千代。心配した春子が、あるものを作ったことで、千代はその思いに心を動かされて…

■第113話(水)
春子(毎田暖乃)を連れ、2年ぶりに道頓堀に帰ってきた千代(杉咲花)。シズ(篠原涼子)やみつえたちと再会を果たす。聞きつけた鶴亀新喜劇の団員も岡福うどんに押し寄せる。新しい家族ができたと喜ぶ春子の笑顔に千代も救われるのだった。夜、看護婦になりたいという春子の夢を応援しようと切り出す千代だったが、勉強が苦手な春子の「無理な夢は最初から諦めるべき」という態度が気にかかる。夜も更け、千代はある台本を開く…

■第114話(木)
道頓堀を発つ日、春子(毎田暖乃)を岡福に預けて、千代(杉咲花)が向かった先は一平(成田凌)のもとだった。2年ぶりに一平と灯子と対面する千代。道頓堀で芝居をしたいと正直な気持ちを伝える。そして、娘の春子に喜劇を見せるために、鶴亀新喜劇の舞台出演を引き受けたいと申し出るのだった。夕方、岡福に帰った千代は、この決断を真っ先に春子に報告する。女優・竹井千代が道頓堀の舞台で再び芝居をする日がついに実現する…

■第115話(金)
女優・竹井千代(杉咲花)が、再び道頓堀の舞台に立つ日を迎えた。客席には春子(毎田暖乃)や岡福うどんのシズ(篠原涼子)たち家族はもちろんのこと、岡安のかめやお茶子たち。さらには、長澤(生瀬勝久)や当郎(塚地武雅)をはじめとしたラジオドラマの出演者・スタッフまで、千代の晴れ舞台に駆けつけたのだった。舞台「お家はんと直どん」は、始終笑いに包まれながら、千代と一平(成田凌)の二人の場面に突入するのだった…

【作】八津弘幸
【出演】杉咲花、成田凌、篠原涼子、生瀬勝久、名倉潤、東野絢香、塚地武雅、前田旺志郎、毎田暖乃、西川忠志、小西はる、渋谷天笑、大塚宣幸、大川良太郎、松本妃代、藤山扇治郎、竹本真之ほか
【語り】桂吉弥
【音楽】サキタハヂメ
Twitter公式アカウント「@asadora_bk_nhk」

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 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時15分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

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