パク・シフ「風と雲と雨」第15-16話あらすじと見どころ:新たな確執〜嵐の前兆!(全21話版)WOWOW
パク・シフ9年ぶりの韓国時代劇でコ・ソンヒとチョン・グァンリョルと共演した「風と雲と雨」(全21話版)が、WOWOWにて金曜よる7時からWOWOWにて2話連続で放送中!今回は5月14日(金)放送の第15話~第16話の詳しいあらすじと見どころをご紹介、Youtubeにて予告動画が視聴できる。
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「風と雲と雨」は朝鮮最高の観相師と神力を持つ王女、運命に翻弄される愛の行方とキングメーカーたちの王位争奪戦を描くアクション・ロマンス時代劇。
【「風と雲と雨」を2倍楽しむ】では、全28話版のネタバレあらすじやネタバレなしのあらすじ、ドラマの見どころや制作記者会見、パク・シフ初のファンイベント再現レポートなどまとめて紹介している。
■第15話「新たな確執」⇒完全ネタバレ18~19話/全28話版
チョンジュンはキム・ジャグンに一族が生き延びるために政治の表舞台から退くよう勧める。ジャグンはキム一族を滅ぼすための嘘ではないかと疑うも、チョンジュンは「父を殺されたキム一族を恨んでいるが、個人的な感情よりも朝鮮が生き残る選択をする」と主張する。一方興宣君は再び大妃の元を訪ね、キム一族に騙されていた大妃の目を覚まさせるためとはいえ、手荒な手段をとったことを改めて謝罪する。また正気を取り戻し悔しがる大妃に対し、息子ジェファンを王位に就かせることでキム一族の60年を終わらせると約束し、興宣君は大妃を味方につけることに成功する。そして程なくして哲宗が崩御し、大妃は約束通りジェファンを国王とすると宣言。興宣大院君となったイ・ハウンは朝廷での発言を許される。
その頃、疫病だけでなく次期王となる人物までも当てたチョンジュンは、益々民衆から崇められる存在になっていた。疫病も無事に収束し、チョンジュンの資金だけでいつまでも民衆を養うことは難しく、パルヨンらは施設を間も無く閉鎖すべきだと話すも、チョンジュンは浮かない顔。これまで国からも見捨てられて辛い思いをしてきた民衆が、苦難を乗り越えようやく日常生活を送れるようになってきたのだ。そんな彼らを再び見捨てるようなことはしたくないと考えていたからであった。
そんな中フランス人神父ベルヌーがチョンジュンの元を訪れ、施設にかくまってもらう代わりに西洋の知識を伝授する。チョンジュンは世界の中での朝鮮の小ささを実感し、将来外国に襲撃されても耐えうる国を築き上げるべくまずは施設を維持させることを決心、三田渡場と名付ける。一方施設が閉鎖されないのを怪しむ興宣大院君が現地を視察に訪れると、閉鎖するはずの施設に備え付けられた三田渡場と書かれた看板や、これまで通り普通に生活している民衆の姿を目撃する。更にはチョンジュンに会いに行くと部屋中に外国に関する資料が散見され、チョンジュンが徐々に自分とは違う道を歩み始めていることに気付き…。
ボンリョンは父親である哲宗が崩御したことを知り悲しみに暮れ、そんな彼女をチョンジュンはそっと見守り続ける。父親を殺されたチョンジュン、親を亡くすということがどれだけ辛く悲しい経験か誰よりも知っている彼だからこそ、ボンリョンの気持ちに寄り添うことが出来るのであろう。また哲宗から娘を託された時のことを思い出しながら、改めてボンリョンを全力で守り通すと固く決意するチョンジュンの表情は見逃せない。
また興宣君がチョンジュンに会いにいくと、部屋中に地球儀や海外関連の資料があることに気づく。知らぬ間にチョンジュンがこんなことをしていたのかと知り険しい表情を浮かべるが、チョンジュンには笑顔を見せる。またチョンジュンも何事もなかったような涼しい顔を浮かべ、対峙する2人…このラストシーンでの2人の表情は必見!互いに心の内を探るような心理戦が垣間見れ、また新たな対立が始まることを予感させる、静かながらもハラハラドキドキが止まらない場面だ。このように、本作品はただ刀や銃を使った争いだけでなく、時に敵となり時に味方となるような静かなる闘い、心理戦などが実に繊細に描かれており、それが大きな見どころ、魅力の一つであると言えるだろう。
■第16話「嵐の前兆」⇒完全ネタバレ20~21話/全28話版
ジェファンを即位させた途端、本性を現したかのように態度を急変させた興宣大院君が気に食わない大妃。実はジェファン即位前日、大妃はチョンジュンを呼び出し興宣大院君の四柱を見せ助言を求めていた。かつて偽物の四柱を見たチョンジュンだったが、改めて本物の四柱を見て、虎の目を持つ彼が最高の権力を持つことを知る。また大妃が自身にとって敵か味方かと問うと、チョンジュンは「共に最強の気を持つが、歯車が狂うとお互いを殺しあうような関係になってしまう、今後10年は興宣大院君の運勢は最強だ」と伝える。そこで大妃は今後に備えてチョンジュンを味方につけようとする。
チョンジュンはボンリョンに指輪を渡し、ついに結婚して幸せな日々を送り始める2人。しかしボンリョンは、この幸せがいつまで続くのか、また近いうちに恐ろしいことが訪れるのではないかと一抹の不安が残る。そんな中チョンジュンに見せられた興宣大院君の四柱に触れ、恐ろしい表情の興宣大院君が見えたボンリョン。興宣大院君に一人で会いに行こうとするチョンジュンを止めようとし、万一何かあった場合は貿易館のイ・ドギュンの元へ行くよう忠告する。そうしてチョンジュンの帰りを待つボンリョンだったが、以前見えた怒り狂う興宣大院君の恐ろしい幻影が再び見え、それが間も無く現実になることを悟る。この場所も襲われると分かり急いで民衆らを非難させようとするが、間も無くインギュらが訪れ、火を放ち人々は刀や銃で襲われてしまう。
一方で興宣大院君に会いに行き酒を飲みながら談笑するチョンジュン。興宣大院君はチョンジュンの言動をさりげなく探るが、どんな提案をしてももはや自分の命令を聞かないことを改めて悟り、チョンジュンが帰った後、配下の者にチョンジュンを襲わせる。かろうじで逃げたチョンジュンは、ボンリョンの忠告に従い豪商イ・ドギュンの元へ駆け込む。だがドギュンはボンリョンを待つチョンジュンを気絶させ、船で共に外国へ逃亡する。そうして3年の歳月が流れ、とある外国船から降り立った宣教師たちの中に、チョンジュンの姿があった…。
15話で次期国王としてジェファンの即位が決まりついに興宣大院君イ・ハウンの時代が訪れ、これまでとは一気に形勢逆転、キム一族の衰退が見え始める。惨めなキム・ジャグンやビョンウンの姿が描かれるが、これまで彼らが興宣君に対してしてきた言動をそっくりそのまま返しているのであった。しかしこれまで様々な手を使ってきたキム一族がこのままでいるのだろうか?また激しいどんでん返しが起きるのか?と、今後の展開が不安でありながらも楽しみで仕方ない。
また、かつて一度婚姻を結ぼうとしていたチョンジュンとボンリョンの2人が、ついに再び婚姻を結ぶことに。前回は王宮で豪華な衣装に見を包んだ2人だったが、今回は2人っきりで契りを結ぶ。そしてそんな2人を祝福するかのように美しく舞う蛍。このドラマではロマンチックなシーンには蛍が登場するようだ。またボンリョンはチョンジュンを心配するあまり彼の言動に口出ししてしまい、初めての夫婦喧嘩も見られる。が、視聴者からするとこんな穏やかな夫婦喧嘩が存在するのか?と思ってしまうのではないか。この時代に女性が男性へ口出しすることはなかったのかもしれないが、それにしても穏やかな2人を見ているとホッとする。時代が大きく動き始める15〜16話では特に、観ているこちらも手に汗握る場面が多い中、2人の一瞬ながらのこれらのシーンはオアシスのような役割になっている。
そしてラストシーンでは何とか一命をとりとめたチョンジュンが再び朝鮮に戻ってきて、いよいよクライマックスへと向け新たな局面が描かれることだろう。
■キャスト
チェ・チョンジュン役:パク・シフ
ポンリョン役:コ・ソンヒ
興宣大院/イ・ハウン役:チョン・グァンリョル
チェ・インギュ役:ソンヒョク
ほか
◇WOWOW「風と雲と雨」番組公式サイト
2021.03.26スタート 金19:00-21:30 2話連続放送
◇Youtube「風と雲と雨」ハイライト映像(日本語字幕なし)
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【作品詳細】【「風と雲と雨」を2倍楽しむ】