NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」ついに政が即位!第32話予告と31話ネタバレ:短命だった荘蘘王

2021年05月22日09時00分 ドラマ
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中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)死期が迫る中、子楚がとった行動とは?その時、皓ランは何を思うのか?ついに政が秦王として即位する5月23日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第32話あらすじと第31話ネタバレあらすじ、豆知識(短命だった荘蘘王)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

5月16日放送の第31話では、白仲将軍のクーデターを見抜いていた子楚が謀反を企む者たちを全て捕らえ根絶やしにした。子楚は、わざと皓ランに冷たく当たることで絲蘿(しら)や雅王女が自分に近づくチャンスを与え油断させていたのだった。まんまと子楚の思惑にはまった絲蘿は、華陽夫人の怒りをかい、毒を飲まされ死んでしまった。怒涛の伏線回収に「子楚すごいな。さすが王・・・!」「子楚名演技!」と視聴者も盛り上がりを見せた。

そしてこれまで幾度となく皓ランを苦しめ、子楚を追いかけ秦にまで来た雅王女が、ついに自ら命を絶った。子楚は謀反を企てた一人として雅王女に死刑を宣告するが、その晩、皓ランは雅王女と酒を酌み交わし、粋も甘いも経験した女同士の話に花を咲かせた。ライバル同士だった皓ランと雅王女の酔っ払いシーンは感慨深いものがあり、雅王女が子傒を愛していたことを認め、「これからあなたに会いに行くわ」というセリフが切なく、胸にくるものがあった。

そして5月23日放送の第32話では、子楚が自らの死期が来たことを悟り、呂不韋(りょふい)や大臣、政を呼び、一人ひとり話をする。なかなか順番が回ってこない皓ランは、業を煮やして部屋へ入っていくのだが・・・。そして物語は5年後へ移り、ついに政が秦の国王になる。しかしそこでは、まだ若い政を補佐する呂不韋が、政治の実権を握っていたのだった。



■前回:第31話ネタバレあらすじ
子楚は成蟜(せいきょう)を太子にすることを決め、絲蘿は願いが叶って喜んだ。絲蘿は裏の性格を出しはじめ、雅王女に対しても強い態度を取るようになっていった。一方、咸陽に戻ってきた白仲は絲蘿と共謀して、呂不韋を殺す計画を立てていた。白仲は、殷小春(いんしょうしゅん)に求婚し、「明日になれば全てうまくいく」と意味深な言葉を残した。小春は気になったが、白仲の凱旋を祝して酒を飲み、そのまま白仲にキスをしたのだった。

次の日、朝議で子楚は政の王位継承をはく奪して、成蟜に譲ると宣言した。すると白仲は、呂不韋が謀反を企てていると告発した。大臣の中には白仲に賛同する者もあらわれる中、子楚は白仲が呂不韋を非難し終わると、王将軍を招き入れた。そして将軍率いる軍が一気に白仲や味方する者を捕らえたのだった。子楚は白仲と絲蘿が結託していることに気づき、謀反の種を取り除くために、わざと皓ランに冷たく当たり隙を見せた。そして近づいた絲蘿を泳がせ謀反を起こすように仕向けたのだった。

白仲は逆上して呂不韋に斬りかかったが、そこに白霊児(はくれいじ)が現われ、呂不韋をかばい重症を負ってしまった。白霊児は、呂不韋に抱かれながら、兄である白仲を許して欲しいと言って息絶えた。この事件で子楚は絲蘿をはじめ、華陽太后一族の大半を排除することができたが、朝議に現れなかった華陽太后本人を罰することは出来なかった。その直後、子楚は血を吐いて倒れてしまい、皓ランは驚いて駆け寄った。呂不韋は子楚の意図に気づいていたが、皓ランは自分だけ気づかなかったことと、子楚から信用されていないことに落ち込むのだった。

そして、自分のやるべきことをしようとした皓ランは、絲蘿を呼び出し、黒幕に華陽太后がいることを白状させた。皓ランは、絲蘿に自害させる為に剣と毒を侍女に持ってこさせた。華陽太后から見放された絲蘿は逆上し、剣を持って皓ランに斬りかかったが嫪毐(ろうあい)に取り押さえられてしまった。そして絲蘿は保身を狙う華陽太后に毒を飲まされ死んでしまった。しかし皓ランは、華陽太后を監禁することを決めたのだった。

意識が戻った子楚は、雅王女を殺すよう指示を出した。その頃、皓ランは酒とつまみを持って雅王女を訪れていた。恋敵であった2人は昔話をしながら酒を飲み、大いに酔っぱらった。コウランに、愛した人が誰だったかわかったかと聞かれた雅王女は、本当は子傒を愛していたことに初めて認めた。そして、酔いが回ったコウランが帰った後、雅王女は自ら屋敷に火をつけて自ら命を絶ったのだった。

■短命だった荘蘘王
第31話で愛する皓ランをも欺き、一気に謀反者たちを片付けた子楚。ドラマでは穏やかで、皓ランを深く愛するという優しい王子様から、秦の王様として容赦ない采配を振るうリーダーとして描かれている。一方で人質としての暮らしが長いせいか、深く人を信用することができない一面もあり、演じている茅子俊(マオ・ズージュン)が繊細に演じてドラマを盛り上げている。

歴史上の子楚は、先帝・孝文王が在位1年で亡くなると、荘蘘王として即位。わずか3年でこの世を去る間にも魏・韓・趙を攻め、東周を滅ぼすなど功績をあげていた。そして魏の信陵君が5国まとめて襲来し、大軍が咸陽の近く、函谷関まで攻めてきた時も、信陵君に不利になる噂を流し政治の舞台から引きずり下ろすなど策略家としての一面も持ち合わせていた。

孝文王には20人ほどの子供がいたとされているが、呂不韋の策略があるとは言え、ライバルを差し置いて人質から一国の王になった荘蘘王。第31話で壮大なシナリオを一人でやり抜いた根性も、あながちフィクションではないかもしれない。もし長く生きていたら、相当頭の切れる王として君臨していたかもしれないと思いを巡らせてしまう。

■第32話あらすじ
死期が近いと悟った子楚は呂不韋を呼び出し、2人で話をする。そこで呂不韋は、子楚が自分を裏切り、皓ランを奪ったことをなじる。やがて子楚は大臣や政を次々に呼ぶが、皓ランは呼ばれずに外で待たされていた。待ちきれなくなった皓ランは、子楚の会う為に部屋の中に入ろうとしたその時・・・。それから5年後、秦国の国王になった政は、政治を呂不韋に牛耳られていることに不満を募らせていた。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴子楚(えい・しそ)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]
華陽(かよう)役:タン・ジュオ [声:小松由佳]
安国君(あんこくくん)役:ワン・マオレイ [声:咲野俊介]
嬴子傒(えい・しけい)役:ワン・ユー [声:山野井仁]

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

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