「青天を衝け」第21話、篤太夫パリ万博へ!新キャスト志尊淳が登場!第20話ネタバレあらすじと予告動画

2021年06月28日10時04分ドラマ
©NHK

渋沢篤太夫(吉沢亮)がパリへ!洋装の徳川慶喜(草彅剛)と交わした家康の教えを胸に、篤太夫が新たな船出の旅に出る!吉沢亮主演、NHK大河ドラマ「青天を衝け」(総合午後8時15分~、BSP、BS4K午後6時~)7月4日(日)放送の第21話「篤太夫、遠き道へ」、6月27日(日)放送の第20話「篤太夫、青天の霹靂」のネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。



6月27日放送の第20話では将軍・家茂(磯村勇斗)が亡くなり、21年という短い生涯に幕を閉じた。家茂を演じた磯村は、“どんな人にも寄り添える優しい将軍”を見事に表現し、初の大河出演を終えた。そして、江戸で家茂の帰りを待っていた和宮(深川麻衣)のもとに、家茂の亡骸と贈り物の美しい西陣織が届いた。若い2人の悲しい別れと、ナビゲーターを務める徳川家康(北大路欣也)の家茂を労う言葉が多くの視聴者の涙を誘い「家茂が少し報われた気がする」「和宮様と仲睦まじい様子、もっと見ていたかった」という声が寄せられた。

一方、勘定方として居場所を見つけた篤太夫だったが、慶喜が徳川宗家を継いだことで思いがけず幕臣になってしまい、失意のどん底に陥る。そんな時に出会ったのが、京都の治安を任されていた新選組副長、土方歳三(町田啓太)だった。謀反人捕縛を任された篤太夫と、その護衛を命じられた土方は、初めは反発し合うも最終的に意気投合。土方の命を懸けた熱い思いに触れた篤太夫は、前向きに生きることを決意。そして2人は生きて再会することを誓った。

そして7月4日放送の第21話では、慶喜の弟、徳川昭武(板垣李光人)のパリ随行者として篤太夫に白羽の矢が立つ。幕臣となり、うだつが上がらなかった篤太夫にとって勘定方としてのパリ行きは希望の光となるのか?そして将軍となった慶喜にとって、徳川存続をかけた戦いも始まろうとしていた。薩摩藩と組んで岩倉具視(山内圭哉)が倒幕を画策する中、慶喜が打ち出す次の一手とは?外国奉行支配の杉浦愛蔵(譲)役で志尊淳が登場!洋装姿の慶喜にも注目の第21話をお楽しみに。


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■実はあの羽織が不人気だった新選組
京都守護職を務めた松平容保のもと、京都の治安維持にあたった新選組。第20話では町田啓太演じる土方歳三と篤太夫がともに謀反人を捕らえるために協力し、お互い武州の出身であることで意気投合した様子が描かれた。残されている資料によると渋沢栄一と土方歳三が顔を合わせたのもこの一度きりとされているが、後に栄一は家族に「土方は私の親友だった」と語っている。短い間でも、国を思う強い気持ちを同じくする者同士、友情が芽生えていたのかもしれない。

新選組と言えば浅葱色に「誠」と書かれたダンダラ模様の羽織がトレードマーク。ダンダラ模様は赤穂浪士が討ち入りの際着ていた羽織を真似たもので、浅葱色は武士が切腹する時に着る着物の色と言われている。しかも木綿ではなく麻で作られた羽織は、当時「田舎者」「野暮」な色として疎まれた浅葱色も相まって、貧相で隊士たちの間では人気がなかったらしい。

この羽織はこの世に現存しておらず、当時「呉服店大丸(現大丸松坂屋百貨店)に発注された」という史実に基づき、大丸京都店が主体となり複製が作成され、現在は新選組ゆかりの地である壬生寺に保管されている。東京多摩から出てきた近藤勇や土方歳三らがこの羽織を着て駆け抜けた幕末。彼らの刹那な生き様は今でも多くの人を魅了して止まない。そして隊士には不人気だったかもしれないが「最強剣客集団」のイメージをつけた浅葱色のダンダラ模様は今でも新選組の象徴として、ファンの間で親しまれている。

■前回(第20話)ネタバレあらすじ
大坂で徳川家茂が急逝した。慶喜の次期将軍就任が目される中、篤太夫は「今将軍になっても、国中の非難を一身に背負うだけ」と慶喜に進言した。一方、江戸では天璋院(上白石萌音)が、家茂からの遺言通り、跡目には田安亀之助を次期将軍にしようとしていた。だが、亀之助は将軍職を継ぐにはまだ幼く、慶喜が有力視された。家茂を失った和宮は、悲しみに暮れ、家茂の命を奪った将軍職という重責を慶喜にも味わわせたいと思っていた。

その数日後、永井尚志(中村靖日)ら家臣の強い後押しもあり、慶喜は徳川宗家を相続した。そして孝明天皇(尾上右近)から勅命を受け、一橋家は長州征伐に乗り出した。篤太夫は川村恵十郎(波岡一喜)と共に御用人手付として本営に入ることになった。

しかし、幕府軍が小倉城を失ったことで敗北が濃厚となった。引き際と感じた慶喜は、天皇を説得、そしてすぐに長州の密使として海軍補佐の勝麟太郎を送り込んだ。その頃、京にいる岩倉具視は大久保一蔵(石丸幹二)の訪問を受け、薩摩と共に王政復古を画策し始めるのだった。

一方、慶喜が宗家を継いだことで幕臣となった篤太夫と成一郎(高良健吾)は、大坂にある幕府陸軍奉行所の書記官として働き始めた。図らずも幕臣となったことで失意の日々を送る篤太夫だったが、ある日、謀反人の疑いがある大沢源次郎(成田瑛基)の捕縛を命じられる。その護衛として新選組副長・土方歳三と数名の隊士がやって来た。

大沢が戻ったところを踏み込み、すぐに捕らえるという土方の提案に対し、篤太夫は、「まだ罪があるかわかない者を有無も言わさず縛り上げるのは卑怯だ」と反論した。その夜、土方らと共に大沢が泊っている宿坊にやって来た篤太夫は、まずは一人で乗り込んで行った。しかし潜伏していた複数の浪人たちに囲まれてしまい窮地に立たされる。その時、土方はじめとする新選組が乗り込んできて、あっという間にそこにいる者たちを捕縛した。

役目を終えた篤太夫だったが、攘夷を目指しておきながら今や幕臣となった自分の置かれた状況を憂いていた。その時、土方も武州多摩の生まれであることがわかると2人はやっと打ち解けた。そして土方は、国の為に働けるなら潔く命を捨てる覚悟があると話した。すると篤太夫は、自分は道に迷ってばかりだが、日の本を守りたいという気持ちは同じだと語った。こうして土方の話を聞いて前向きになった篤太夫は、再会を約束して土方と別れた。

一方江戸では、小栗忠順(武田真治)らが慶喜を盾に徳川再建を模索する中、パリ博覧会の特使を誰にするか思案していた。小栗から相談を受けた慶喜は、原市之進(尾上寛之)に篤太夫はどうしているか尋ねた。その頃の篤太夫は、自分に訪れる大きな転機をまだ知る由もなった。

■第21話「篤太夫、遠き道へ」あらすじ
篤太夫は、パリ万博に参加する慶喜の弟・昭武の随行でフランス行きを打診され、その場で快諾する。一方、慶喜は、第15代征夷大将軍に就任する。慶喜は篤太夫を呼び出し、昭武の未来を託す。その後、横浜で初めて勘定奉行・小栗忠順と対面を果たした篤太夫は、このフランス行きに込められた大事な目的を知らされる。旅立ちの前、成一郎と再会した篤太夫は、囚われている長七郎(満島真之介)と久々の再会を果たすのだが・・・。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」第21話は7月4日(日)総合よる8時よりBSプレミアム、BS4Kよる6時より放送。脚本:大森美香、出演:吉沢亮/高良健吾/草彅剛/武田真治/町田啓太/池内万作/石丸幹二/北大路欣也ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_seiten」。第21話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」番組公式サイト
★U-NEXTで放送当日、午後9時から配信★


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