明治時代へ「青天を衝け」第25話篤太夫が帰国!沈黙を守る慶喜、その真意とは?第24話ネタバレあらすじと予告動画

2021年08月21日09時40分ドラマ
©NHK

ついに篤太夫(吉沢亮)が帰国!幕府崩壊のいきさつを聞いた篤太夫。慶喜(草彅剛)ら残された者たちの運命はどうなるのか?吉沢亮主演、NHK大河ドラマ「青天を衝け」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)8月22日(日)放送の第25話「篤太夫、帰国する」、前回第24話「パリの御一新」のネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。



東京オリンピック開催に伴い3週間の放送休止を経て、8月15日に放送された第24話では、日本から届く大政奉還の知らせや、幕府の凶報に動揺と不安を隠せないパリ一行の面々が描かれた。いつか届く吉報を信じて待とうとする栗本鋤雲(池内万作)に対し、大政奉還の知らせを聞いても動じず冷静に対応する篤太夫。一方で、篤太夫は挙兵したにも関わらず江戸へ舞い戻った慶喜へ憤り、成一郎(高良健吾)らが新政府軍との戦いに苦戦していることを知ると涙を流し、遠いパリで身動きが取れない辛さが伝わる回となった。

しかし、これを機会に篤太夫にとって人生の指針となる出来事が起こった。それが、エラールに連れて行かれた証券取引所で国債を購入し、利益を得た経験だった。幕府が消滅し、資金繰りに困る篤太夫に国債の購入を勧めたエラール。そこで篤太夫は一人一人から集めたお金が資本となり、大きな事業を実現させるシステムに感銘を受ける。久々に篤太夫から飛び出した「おかしれぇ」という言葉。さらに胸を掴み、興奮して“ぐるぐる”している様子は未来への明るい展望を予感させるものとなった。

そして8月22日放送の第25話では、ついに篤太夫が帰国し、今まで日本で起こった出来事を目の当りにする。再会を楽しみにしていた成一郎は、彰義隊を結成し箱舘へ向かったと知らされ愕然とする篤太夫・・・。新政府は、残された旧幕府軍を一掃するべく最新の兵器を携え戦の構えを見せる中、平九郎(岡田健史)にも命の危険が迫る!また、その裏では、三井家など商人たちが御一新を乗り切るために動き出し、時代は明治へと移っていく。果たして篤太夫の運命は?そして沈黙を続ける慶喜の真意とは?激動の第25話も見逃せない!

■後半メインビジュアル公開!
物語は大政奉還を経て、いよいよ明治時代へ突入するにあたり、現在公式ホームページでは後半のメインビジュアル7種が公開されている。渋沢栄一ゆかりの地で撮影された今回のビジュアルでは、主演の吉沢亮が以前の着物姿で快活な若者から一変、洋装に身を包み、動乱の世の中を見据える凛々しい青年の姿を披露している。

撮影を担当したのは「篤姫」や「龍馬伝」、「真田丸」などのビジュアル撮影を手掛けた写真家・瀧本幹也。そして撮影場所となったのは、栄一ゆかりの場所である東京都台東区の東京国立博物館の表慶館と、東京都北区にある旧醸造試験所第一工場(通称:赤煉瓦酒造工場)で、2つとも建設に渋沢栄一が関わっている。

日本で初めての本格的な美術館である表慶館は、美しいドーム型の屋根や豪華なレリーフが美しい明治を代表する建物。栄一はこの建設にあたり中心人物となっていた。そして、赤煉瓦酒造工場の煉瓦は、栄一が起こした一大事業、日本煉瓦製造のもの。これまで時代劇らしい甲冑や着物姿が多かったが大河ドラマのビジュアルだが、洋装で、しかも今も残る建物での撮影は珍しいのではないだろうか。いよいよ物語も後半戦に突入し、新たなビジュアルと共に今後の栄一の活躍にもさらに注目していきたい。


★U-NEXTで放送当日、午後9時から配信★

■前回(第24話)ネタバレあらすじ
血洗島村で市郎右衛門(小林薫)らが正月の準備をしている最中、杉浦愛蔵(志尊淳)が篤太夫の手紙と写真を持参して渋沢家を訪ねてきた。その頃、パリの篤太夫たちのもとに幕府から御用状が届き、そこには昨年、慶喜が政を朝廷に返上したことが記されてあった。今後の展望がわからず先行き不安になる一行だが、篤太夫は金の工面に困っていた。これからは、幕府からの月5000ドルの送金のみが頼りになる。そんな時、訪ねてきたエラールに誘われ、篤太夫は証券取引所を訪れることになった。そしてエラールは篤太夫に国債や社債についてわかりやすく教えるのだった。

慶応4年(1868年)2月、再び御用状が届き、慶喜は薩摩との戦を避けるために大坂城を引き上げたことが書かれていた。そして篤太夫にも家族からの手紙が届き、平九郎は江戸で文武に励み、惇忠(田辺誠一)からの手紙には長七郎(満島真之介)が赦免されたことが記されていた。また、一緒に千代(橋本愛)からの手紙も同封されていた。篤太夫の断髪後の洋装で映っている写真を見た千代は戸惑った様子で、そこには以前と変わってしまった篤太夫を見るのはあまりに辛いと綴られていた。それでも篤太夫は千代に会いたい気持ちを涙ながらにこらえるのだった。

3月、またも御用状が届き、そこには戦が頻繁に起きていることが書かれていた。慶喜率いる旧幕府軍は薩摩軍と激突し、鳥羽伏見の戦い、淀・橋本の戦いで敗戦。慶喜は船で江戸に戻ったと書いてあった。さらに朝廷は、慶喜を朝敵とみなし、関東討伐の勅命をだし、新政府軍が江戸へ向かっていると噂があるという。

また、昭武(板垣李光人)には慶喜からの直書が届いており、そこには日本国内で内輪揉めをしている場合ではないので大政奉還を行った。そして、帰国することを考えず、留学の目的を果たすよう記してあったが、昭武は決断に悩んでいた。そこで篤太夫は、挙兵したのであればなぜ撤退したのかと慶喜を諫めてみてはどうかと提案するのだった。

4月、栗本たちが一足先に日本へ帰ることになった。そして、篤太夫のもとに幕府軍として戦っていた成一郎から手紙が届いた。成一郎は、淀・橋本の戦いで負傷したものの、江戸に戻ったという。そして、成一郎は慶喜の汚名を雪ぐため、旗本御家人たちと同盟を結び旗揚げしたと記されてあり、篤太夫は成一郎を心配して涙を流した。

一方、パリにいる昭武のもとに新政府軍から知らせが届き、急ぎ帰国するよう記されていた。その後、昭武の兄・水戸藩主の徳川慶篤(中島歩)が亡くなったと知らせが入り、水戸藩相続の為に昭武は帰国を迫られる。日本から帰国した前駐日フランス公使・レオン・ロッシュからは、今帰国しても危ないから留学を続行するよう勧められたが、昭武は日本への帰国を決意するのだった。

帰国の準備をする篤太夫の元に、エラールが訪ねてきた。篤太夫は、以前エラールの勧めで国債と鉄道債を購入しており、その利息から600両分の利益を得ていた。鉄道も上下水道も、多くの人から少しずつお金を集めることで、大きな資本を生み、一人ではできないことも可能にする。篤太夫はエラールの教えに感銘を受け、「自分が探し求めてきたものはこれだ」と確信するのだった。そして、エラールに感謝を伝え、日本の為に尽力することを誓った。そして8月30日、昭武らと共に帰国の途にくのだった。

■第25話「篤太夫、帰国する」あらすじ
篤太夫たちは日本に帰国、横浜で杉浦や福地(犬飼貴丈)らと再会し、幕府が薩長に敗れた経緯や、慶喜や幕臣の動向を聞かされる。さらに、恵十郎(波岡一喜)と虎之助(萩原護)から、成一郎、惇忠、平九郎のその後を知らされる。

成一郎らは彰義隊を結成するもすぐに分裂し、振武軍(しんぶぐん)として新政府軍と戦うが敗戦。激闘の中、平九郎は行方がわからなくなり、成一郎は箱舘へ向かったという。パリ滞在中に起こっていた国内の動乱に、頭の整理がつかないまま篤太夫は故郷、血洗島村へと帰郷する。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」第25話は8月22日(日)総合よる8時よりBSプレミアム、BS4Kよる6時より放送。脚本:大森美香、出演:吉沢亮/草彅剛/志尊淳/池内万作/小林薫ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_seiten」。第25話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」番組公式サイト
★U-NEXTで放送当日、午後9時から配信★


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