Netflix「D.P. -脱走兵追跡官-」第4話あらすじと見どころ:優しい脱走兵と懐かしい歌

2021年08月28日22時00分ドラマ
Netflixオリジナルシリーズ
 『D.P. -脱走兵追跡官-』独占配信中

父親が倒れたという知らせに病院へ行ったジュノだったが…Netflixシリーズの2021年下半期最高の期待作、チョン・ヘイン主演「D.P. -脱走兵追跡官-」(全6話)がNetflixで一挙独占配信中だ。脱走する方も追いかける方も優しさで泣かせる第4話のあらすじと見どころを紹介。

「D.P.-脱走追跡官-」(原題:D.P 개의 날=D.P犬の日)は、ごく普通の二等兵アン・ジュノが、ある日突然D.Pに配属されて、脱走兵たちを追跡する中で彼らと向き合うようになる”青春の混乱”と”人権”を描く作品。
【「D.P.-脱走追跡官-」を2倍楽しむ】では、ドラマ詳細や原作WEB漫画の紹介、各話のあらすじと見どころなどまとめて紹介。



※主人公の名前“안준호”は、一文字ずつ読むと“アン・ジュン・ホ”。続けて読むと“アン・ジュノ”と発音。タイトルの“D.P.”とはDeserter Pursuit=脱走兵追及の略で、陸軍憲兵隊傘下の軍務離脱逮捕組のこと。

今話中盤で高所訓練の様子をが映るが、これを見て過去のバラエティ番組「チンチャサナイ」を思い出す方もいるのでは?スターが軍隊に5泊6日間模擬入隊して兵営訓練を体験するガチ軍隊バラエティで、キレのあるアクションでもファンを魅了するチャン・ヒョクも過去に出演した。そして11メートルあるというこの高所訓練で現役軍人をしのぐ実技を次々と披露し、兵士たちを驚かせていた。これについては韓国バラエティ紹介で詳しく紹介している。

またラスト感動シーンで流れる、どこか懐かしい楽曲は「故郷の春」。1926年、詩人イ・ワンス(李元壽)が発表した詩に、ホン・ナンパ(洪蘭坡)が曲をつけた。日本統治時代の楽曲ということもあって7・5調になっており、日本人にも親しみを感じさせる。歌詞に若干の差はあるが北朝鮮でも好んで歌われてきた有名な童謡。Youtubeにて「故郷の春」または、「고향의 봄」で検索すれば全曲聞くことができる。

DP■第4話「モンティ・ホール問題」
<除隊565>病院に駆けつけたジュノは、父が何一つ代わっていないことを思い知り、悪態をつく。そんななか、ホ・チド兵長が真夜中に鉄格子を乗り越えて脱走。連絡を受けたホヨルはジュノを迎えに彼の実家へ。2人はチドの出身地で聞き込み開始。祖母に育てられ優しい性格のチドが、祖母の痴ほうが発症したタイミングで、しかも強制撤去指定地域に祖母一人を残して入隊したことに疑問を持つ2人。大学に首席入学し真面目で“モンティ・ホール問題”が好きだというチドは、これを使って軍で賭け事で儲け、危険手当の付く高所訓練にも参加していた。
一方、軍では温厚なチョ・ソクポンが容赦ないイジメに遭い、性格が変わっていく。そんなソクポンを案じるジュノが問題を起こし、それがきっかけでモンティ・ホール理論を理解し、チドが撤去作業員として祖母を見守っていると見抜き、逮捕。祖母の痴ほうを知り、このままでは最悪なことをしでかしそうだと考えたチドは軍に入り、今度は脱走までして撤去作業員として祖母を見守りながらお金をためた。あと2か月で祖母の入院費用に届くと聞いたホヨルは…。

前話はアクションで魅せてくれたが、今話は走る走る走る…。追いつかれそうになった時、頭脳派のチドはどこに逃げ込むのか?ちなみに、今話のサブタイトルとなっている「モンティ・ホール問題」は確率論の有名な問題の一つ。ジュノが段ボールを使って説明してくれるが、そのきっかけとなったのはホユルの優しさ。これまでにも随所でホヨルの人の好さが見え隠れしたが、今序盤、ジュノの実家でも彼特有の思いやりでほのぼのさせてくれる。そんなホヨルが、最後にチドの話を聞いて、どんな判断を下すのか?ホヨルの優しさは、痴ほうになったチドの祖母にも伝わるのか、目の前に本物のチドがいるのに、ホヨルを孫だと勘違いして抱き締める一幕も。可笑しくあり、切なくもあるシーンだ。そしてホヨルの優しさとチドの祖母を思う心が、父からのDVに耐えるだけの母に対して閉ざしてきたジュノの心の扉を、ほんの少しこじ開ける。

■キャスト
アン・ジュンホ/アン・ジュノ役:チョン・ヘイン
ハン・ホヨル役:ク・ギョファン
パク・ボムグ役:キム・ソンギュン
イム・ジソプ役:ソン・ソック
チョン・ヒョンミン役:イ・ジュニョン(U-KISS JUN)
リュ・イガン役:ホン・ギョン
チョ・ソクボン役:チョ・ヒョンチョル
キム・イルソク役:キム・ボムス
ファン・ジャンス役:シン・スンホ
チョン・ヨンドク役:ヒョン・ボンシク
 ほか

Netflix
『D.P. -脱走兵追跡官-』予告編

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