テレビ東京「100日の郎君様」(全20話)第17-18話あらすじと見どころ:よみがえった記憶、パルプニとイソ

2021年10月20日09時10分ドラマ
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テレビ東京で地上波放送の「100日の郎君様」(全20話)は、EXO-D.O.こと俳優ド・ギョンスが初の時代劇に挑戦した大ヒット!10月21日(木)からの第17話~第18話のあらすじと見どころを紹介、Youtubeにて2分半の予告動画が公開中だ。
※オリジナル版(全16話版)を参考に紹介しているので、あらすじや見どころが前後することもあることをご理解ください。放送後調整します。



「100日の郎君様」は、記憶を失った世子の100日間の愛を描く前代未聞の世子失踪事件を背景にしたミステリーロマンス・フィクション時代劇。タイトルの“郎君様”は“旦那様”という意味。

【「100日の郎君様」を2倍楽しむ】では、韓国での評判やドラマの時代背景とモデル、豆知識や各話(ネタバレあり/なし)あらすじ、見どころ、メイキング、ファンに向けた除隊の挨拶などまとめて紹介している。

■キャスト
イ・ユル役/ウォンドゥク役:ド・ギョンス(EXO-D.O)
ユン・イソ役/ホンシム役:ナム・ジヒョン
チョン・ジェユン役:キム・ソンホ(キム・ソノ)
世子嬪キム・ソへ役:ハン・ソヒ
 ほか

■第17話
世子イ・ユルは、ホンシムがユン・イソだと気づいて彼女のもとに駆けつける。「イソ」という呼びかけに振り向いた彼女に、自分は子どものころの「まぬけ」だと明かし、彼女のテンギ(リボン)を手に、ずっと彼女を慕い続けていたことを告白する。
ヨン氏はチョン・ジェヨンに世子がホンシムを捜しに来たと報告し、帰って来たホンシムにここを離れようという。ホンシムはヨン氏に事情を説明し、世子が心配だと涙ぐむ。宮殿に戻った世子は、世子付きの者全員がチャオンの指示で自分を見張っていたと知る。そして少しずつ記憶が戻り始める。
13話で老婆が言った「幼いころから一人の女性を想い続ける」は当たっていた。何度もやって来た毛塵(モジョン)橋で感動の再会!少年ユルの愛らしい告白、悲痛な叫びなどを思い出す世子ユル。だが、世子が思い出したのは「イソ」のことだけ。愛しいホンシムを抱きしめることなく別れる言葉をお聴き逃しなく。思い出の品を焼こうとしたソン内官。命を救われた後の彼の行動に注目。「まぬけ」と訳した言葉は「팔푼이(パルプニ)」。これについては第14話/全16話版の豆知識で詳しく解説している。モジョン橋については2話詳細/16話版で紹介。

ムヨンは世子嬪ソヘに会い、自分の勘が当たっていたと確信し、一緒に逃げなかったのは家門を守ろうとするソヘのためだと告げ、ソヘの決断通りにすると告げる。だが、ムヨンを連れ戻したキム・チャオンは、娘である世子嬪のお腹の子の父親を見つけ出し、殺すようムヨンに命じる。
どうやらチャオンはソヘのお腹の父親に気づいている様子。そのうえでムヨンに命じているのか?

一方、ソンジュヒョンの村に戻ろうとするチョン・ジェユンは世子に呼ばれ宮殿へ。幼い頃の記憶が戻った世子は、ジェユンの「ホンシムを好きになったのは自分が先だ」という言葉が気に入らず、「私が先で、お前はその次だ」と念押しする。あきれるジェユンに「お前の主人は誰か」と問う。世子に仕えたいというジェユンの言葉を信じた世子は、彼を世子侍講院の司書に任命する。ジェユンは言葉を弄してチャオンを信用させ、チャオンは世子を監視させるために司書になることを認める。
ヨン氏がジェユンへの最大の感謝の気持ちを頭の上で大きなハートで表現する。一方、ジェユンは指ハート。二人のやり取りにホッとさせられる。侍講院とは、世子の教育機関。詳しくは12話/16話版「■豆知識:世子の心得 」で解説。

世子嬪との駆け落ちを目論むムヨンを仲間のヒョクが危険だと止め、ホンシムと逃げるよう説得する。諦めきれないムヨンは、世子嬪のお腹のニセの父親を見つけて時間稼ぎしようと考える。その頃ホンシムは、ムヨンだけに分かる貼り紙をし、ムヨンはそれを目にする。

世子とジェユンは“踵”について考え、王妃パク氏が怪しいと推理をするが、世子は考え込んだまだ分らないという。
“踵”を“足”“重い"と分解して謎解きしたジェユンの推理は当たっているのか?それにしても世子をぼんくら呼ばわりするジェユン。その言葉に目を丸くする世子。この二人のやり取りが可笑しい。

ジェユンは世子を連れて引退した医官カン・ドチョルを訪ね、そこでヤン内官に会わせる。ジェユンからヤン内官が自殺をはかって正気を失くしたと聞いた世子は、自分のためだと、膝をついて謝る。そんな世子を見て正気に戻ったヤン内官は、筆談で世子との再会を喜び、自殺ではなくチャオンに殺されそうになったといい、日記を探すようにと認める。日記に何を書いたのか、その先に何が待っているのか、不安を抱えながらも世子はジェユンと日記捜しを始めることに。

一方、ムヨンはホンシムに会ってすぐに都から去るように言う。うなずくホンシムだが、立ち去る兄を尾行する。ところが刺客に襲われるホンシムを世子が助ける。邪魔なジェユンを先に帰して、ホンシムと手を繋いで歩く世子。つかの間、夫婦に戻った2人だが、冷静になったホンシムは宮殿に帰るように促す。
短いながらもここでもD.O.の見事な殺陣が見られる。その後の「宮殿にはお前がいないから」という甘えた言葉、ホンシムを愛おしそうに見つめる眼差し…。世子がホンシムの手を引いて強引にくぐらせた門にはどんな言い伝えがあるのか?ウォンドゥクとしての最高の愛の言葉と口づけに、ホンシムも改めて世子との運命を感じる。

世子は父王に自分の手で真実を明かしたいと宣言し、ジェユンは世子が日記捜しを始めたことをチャオンに報告する。世子の言葉から、ジェユンは四角が5つある場所に日記があるのではないかと考え、世子は四角ではなく門で、宮中の5か所の門を通って行ける場所に隠してあるはずだと思いつくが…。
ジェユンの代わりの村の県監に、世子は誰を推薦するのか?

その頃、世子嬪はムヨンからの手紙に喜ぶが、チャオンに気づかれ、逃げればムヨンと子供の命はないと、脅迫される。世子嬪は「父の娘に生まれたことが嫌でたまらない」と、涙を流す。

■第18話
ヨン氏は、ホンシムと世子を別れさせるのが忍びないと、ムヨンが見つかってもこのまま漢陽で暮らそうと提案するが、ホンシムは心がつながっているから別れていないと答える。そこに懐かしいクンニョ・クドル夫婦と下っ端役人のパク・ボンウンが訪ねてくる。

5つの門にもなかった日記。ジェユンはもう一度ヤン内官に会って日記の題目を聞き出し、ついにジェユンは日記を見つけるが…。日記を見つけたことはチャオンにも伝わる。だが、チャオンが駆けつけたとき、そこには火の手が!仕方なく火をつけたといい、日記の中は見ていないと報告するジェユン。日記がこの世から消滅したことに安堵するチャオン。
日記の題目は"杜口"。この言葉の意味は「口を塞ぐ」。ここから世子とジェユンはどのように日記の隠し場所を推理するのか?果たして日記はどこにあり、そこにはどんな秘密が書いてあったのか?

ホンシムは、兄ムヨンを捜しにある屋敷に忍び込むが、そこは父を殺害したキム・チャオンの屋敷だった。帰宅したチャオンと遭遇し見覚えがあると言われるが、うまくその場を逃れる。チャオンの息子スジからムヨンが屋敷に出入りしているという情報を得る。その頃、世子嬪ソヘの部屋で過ごす世子は、ソヘのお腹の子に会う自信がない。宮殿の外で暮らしていた間に、とても愛した女性がいた。今宵も恋しくて眠れそうにないと告げる。出ていこうとする世子に、その女のことは父チャオンが許可しない、と厳しい口調のソヘ。すると、チャオンが許さないことをやればどうなるのか、私も気になると言い捨てて部屋を後にする。
真実を知る世子のソヘを見る目が冷たい。冷静を装いながら最高の嫌味を言うのでお聴き逃しなく。

苛立つ気持ちそのままに宮殿を出ようとする世子を止める臣下にも声を荒げる世子。騒ぎを聞きつけ父王が世子を嗜める。「なぜ私をチャオンの婿にしたのか」と、怒りをぶつけた世子は、雨乞いの日に世子を殺そうとしたのがチャオンだと明かす。すぐに捕えるという王に、「復讐の剣は誰にも渡さない」と言い捨て、政権を与えてくださいと頼む。悪徳で狡猾なチャオンにひとりで立ち向かうのは無理だという王に、朝廷を牛耳るチャオンに正攻法は通じない。計画を立てなければと世子。父として何ができるかと問う王は、長年の疑問「亡き母の死の真相」について答えを求める世子に、母の殺害を命じたのもチャオンだと打ち明け、涙で我が子に詫びる。

その頃、ジェユンは村のパク役人とグドル、クンニョ夫婦がいることに驚く。権力者パク・ソンドの横暴ぶりが酷いと訴えるクンニョたちに、今の世子はそれどころではないと話す。
それにしても、パク・ソンドはなぜ大量の薪を用意させるのか?

早朝、ジェユンの家にやって来た世子は、ぽつんと一人でいるホンシムに軽口をたたいて笑顔にし、「兄上と会ってもここを離れるな。やるべきことをやって必ずお前を迎えに来るから」といい、16年前に桜の花びらの舞う夜の「お前と結婚する」という約束も必ず守ると。そして、ジェユンやヨン氏たちを連れて、雨乞いの日に襲われたチョヌ山で、実地検証をする。亡き友ドンジュの衣を胸に静かに涙を流す世子は、チャオンを簡単に処刑にせず、全てを失わせ、辱めを受けさせて、日々死に等しい苦痛を味わわせると決意する。
“パルプニ”だったウォンドゥクとはまるで違う、頼もしいユルが素敵だ。実地検証での回想シーン、男の友情に泣かされる。幼馴染で護衛武士ドンジュ「世子をお守りするのが私の使命です」、世子「今からは自分だけを守れ。友としての頼みだ」…だがドンジュは世子の頼みを聞かずに、世子を気絶させ、世子の服に着替えて身代わりとなって殺害されたのだった。2人が手合わせしたのは「龍仁大長今パーク」の演武場。(【韓流コラム】ロケ地②で「エリア⑨演武場と典獄署」詳しく紹介) 今、世子が信じられるのはジェユンと従事官クォン・ヒョクだけ。果たしてチャオンを破滅させるべくどんな計画を立てるのか?

ジェユンはソンジュヒョン村に戻って、マチルにパク・ソンドが何を企んでいるのかを調べさせる。
高利貸しのマチルはすっかりウォンドゥクのファンになったようだ。ジェユンに同行して村にやって来たヨン氏の目的は?

チャオンの屋敷を訪ねた世子は、チャオンの罪の証拠となるものを探そうとする。帰宅したチャオンは自室で世子が待っていると知り、慌てて部屋へ。世子は戻ったチャオンに真剣での手合わせを頼み庭で剣を交える。手合わせの後、チャオンは唐突にドンジュの名前を口にし、彼と腕を磨いていたが、死んでしまったので代わりの者を捜していたと話しだす。そこに黒ずくめの一団が襲い掛かる。チャオンは世子を屋敷の中へ避難させ、部下たちと刺客たちと戦う。その頃、世子は屋敷中をくまなく捜し、チャオンに監禁されたムヨンを発見するが、逃げられてしまう。
火花散るD.O.とチョ・ソンハの殺陣は迫力満点。世子がチャオンのことを「雲剣(ウンゴム)」以上の腕前と言うが、これについては15話/全16話版「豆知識」で解説。

兄ムヨンを救出しようとチャオンの屋敷に向かったホンシムは、ムヨンと遭遇し、追いついた世子とも鉢合わせしてしまう。世子は人違いだと立ち去るが、自分を暗殺しようとした者がホンシムの兄だと知る。ホンシムも兄が、自分を助けるためにチャオンの元で刺客となって世子の命を狙ったと知ってしまう。そして、世子嬪の子が世子の子でないことも。
ホンシムの計画に協力するためのパク役人、クドル、クンニョの変装が笑える。特にクンニョの「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の両さんこと、両津勘吉の眉毛のようなメイクに注目!

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 2021年9月29日スタート 月-金8:15-9:11
Youtube「100日の郎君様」予告動画

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