Netflixシリーズ「新聞記者」藤井監督はドラマ版で横浜流星を通して“市井の目”をどう見せるのか?

2022年01月12日13時50分ドラマ

ウィズコロナですっかり生活に溶け込んだ動画配信サービスのなかでも、ここでしか見られない」という希少性で人気を誇るNetflixが、2019年に公開され日本アカデミー賞作品賞受賞した映画のリブート版として、米倉涼子主演のドラマ「新聞記者」が、いよいよ明日1月13日独占配信する。



ドラマ版は映画と同じく監督は藤井直人が務め、近年の政治スキャンダルを題材にタブーに切り込む。主演・米倉涼子が既存のイメージを封印して孤高の新聞記者に挑むほか、話題のドラマ「アバランチ」でも藤井監督と組んだ綾野剛が理想と組織の論理で葛藤する若手官僚を熱演する。そして藤井監督がどうしても描きたかった市井の人の目線という重要な役どころを横浜流星が担っている。

大きな話題を呼び大ヒットした映画『新聞記者』は、近年の政治事件やスキャンダルに正面から切り込み、タブーに挑戦したといわれる衝撃的な内容とスリリングな展開、スタイリッシュな映像で第43回アカデミー賞の最優秀作品賞を含む主要3部門を獲得したほか、多くの映画賞を受賞した。松坂桃李の最優秀主演男優賞と共に最優秀主演女優賞を韓国人女優であるシム・ウンギョンが全編日本語で演じ、日本アカデミー賞史上初の外国人としての主演女優賞を受賞し、涙の受賞コメントをしたのも記憶に新しい。(2020年03月12日navicon記事

米倉涼子を主演に迎え、新たな物語であるNetflixシリーズ「新聞記者」は、映画版とは違ったアプローチで、さらに深く、刺激的に現代社会の問題を浮き彫りにしていく。テレビ朝日連続ドラマ「ドクターX」シリーズで、フリーランスの医師“失敗しない女”を演じてきた米倉が、本作で演じるのは、東都新聞 社会部記者で“新聞業界の異端児”と呼ばれる松田杏奈。若手官僚・村上真一役には、綾野剛。理想を抱いてこの仕事を選びつつも組織の論理に翻弄される苦悩を、鬼気迫る役作りで表現してみせた。さらには自分の意思に反し改ざん作業を強いられる公務員・鈴木和也とその妻・真弓を、吉岡秀隆、寺島しのぶが熱演。藤井監督肝入りの市井の人の目線を担当するのは、新聞配達をしながら大学に通う就活生・木下亮。横浜流星が映画版にはなかった若者の視点を具現する。

ドラマ版で主演を務める米倉は、「自身の信じるものを貫くことが難しいこの世の中で、 忖度なく、慣例や慣習を打ち破って突き進む新聞記者・松田杏奈。 全く新しい、強く、ひたむきで魅力的な女性を演じられるよう精一杯挑みます! 杏奈がどのように、正義を貫き、今の時代と対峙するのか。 ぜひご期待ください!」と意気込みを語っている。

また、原案・企画・制作の河村光庸は、「世界の人々の価値観を根底から変えようとしているWithコロナの時代。 社会の「自主規制」の強要に呼応するかのように多くの報道メディアは、「同調圧力」を加速させ、社会に「分断」と「委縮」を持たらしました。果たして我々は「多様性」「創造性」を踏みにじられ、「寛容な社会」のカケラさえ見出すことのできない時代に葬られてしまったのでしょうか?  「映画こそ自由な表現を」の旗を掲げ、報道の在り方を問い、多くの賛同を得た映画『新聞記者』は、全く衣を変え、Netflixオリジナルシリーズ「新聞記者」として世界へと羽ばたきます。」とドラマ版への期待を込めている。

果たして米倉はドラマ版「新聞記者」で“新聞業界の異端児”をどう演じるのか?

Netflixオリジナルシリーズ「新聞記者」 監督:藤井道人 脚本:山田能龍 小寺和久 撮影:今村圭佑 照明:平山達弥 美術:部谷京子 エグゼクティブ・プロデューサー:坂本和隆(Netflix コンテンツ・アクイジション部門ディレクター) 原案・企画・制作:河村光庸 スターサンズ 製作・配信:Netflix 配信:2021年、Netflixにて全世界同時配信する。

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