NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第2話頼朝の本音に注目!第1話ネタバレあらすじ、長澤まさみの“ささやきナレ”

2022年01月10日10時10分ドラマ
©NHK

大泉“頼朝”は挙兵する気があるのか?義時(小栗旬)が真意に迫る!NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)1月16日(日)放送の第2話「佐殿の腹」あらすじ、前回第1話「大いなる小競り合い」のネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。



三谷幸喜脚本、小栗旬主演のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第1話が1月9日に15分拡大で放送され、放送中にも関わらずTwitterではトレンド1位を獲得、視聴率発表も期待したい。冒頭から追手から逃げる主人公・北条義時(小栗旬)が“姫”と共に馬で疾走するスタートダッシュで幕を開けたが、後にその“姫”が女装した源頼朝(大泉洋)と判明。紅を指し裏声で姫を演じる大泉“頼朝”だが、三谷が脚本を担当した大河ドラマ「真田丸」でも農民に変装して逃亡する大泉洋を彷彿とさせる仕上がりが視聴者の度肝を抜いた。

さらに注目されたのはキャラクター濃度が高い北条家のメンバーたち。第1話から「平家をぶっ潰す!」と熱い思いはあるけれど面倒なことは全て人に任せる兄・宗時(片岡愛之助)や、頼朝に猛アタックを仕掛ける姉・政子(小池栄子)に振り回される主人公・義時の奔走ぶりが笑いを誘った。物語は彼らの父・時政(坂東彌十郎)の帰還を祝う宴の裏で繰り広げるドタバタコメディを主軸にしつつも、平家を後ろ盾にとる伊東祐親とそれに対抗しようとする者、生き延びるために身内を裏切る者など既に坂東武者たちの腹の探り合いが垣間見られ、今後のパワーゲームに期待が高まった。

そして、1月16日放送の第2話では、頼朝を巡り伊東祐親(浅野和之)と北条家が対立!しかしそこに相模をまとめる大庭景観(國村準)が登場するが、彼は一体何のためにやってきたのか?そして残された頼朝の妻・八重姫(新垣結衣)の運命は?一方、政子は頼朝との距離を縮めて手を取り合う仲に・・・。第1話では「立つか立たないかわからない」と明言を避けていた頼朝だが、果たして挙兵する気があるのか?振り回される義時が詰め寄り、佐殿(頼朝)の腹の内が明かされる第2話もお楽しみに!

■隣で聞いているような長澤まさみの“ささやきナレ”
鎌倉幕府の誕生を描く「鎌倉殿の13人」だが、長澤まさみがささやくようなナレーションを披露し話題を呼んでいる。第1話のラスト、信濃の木曽義仲(青木崇高)や奥州・藤原秀衡(田中泯)、源義経(菅田将暉)、平清盛(松平健)、後白河法皇(西田敏行)らこの時代のオールスターたちがCGの日本地図と共に紹介され、今後待ち受けるストーリー展開に期待が高まった。しかし登場人物も多い分、権力抗争の説明も難しいところを、ナレーションを務める長澤まさみが落ち着いたトーンで物語を誘うことに成功していると言える。

長澤まさみは「真田丸」をはじめ舞台『紫式部ダイアリー』など三谷作品に出演し、三谷からの信頼あつい女優のひとり。今回ナレーションを担当するのは初ということもあり、インタビューでは「1年を通して見届ける立場にいるので嬉しい反面、責任重大」と意気込みを語っている。三谷からは「登場人物たちに寄り添い、隣の部屋からささやいているような距離感」というリクエストを受けていると明かしているが、今後の長澤まさみによる心地よい“ささやきナレ”にも注目したい。

■前回(第1話)ネタバレあらすじ
安元元年(1775年)、伊豆。北条時政が京の務めを終え伊豆に戻って来た。北条家では宴が催され賑やかな雰囲気の中、北条義時は三浦義村(山本耕史)から“爺様”こと伊東祐親の家で起こった騒動を聞かされていた。それは流罪となり祐親が監視役を務めていた源氏の嫡男、源頼朝と、祐親の娘で義時の初恋相手、八重の間に男児が生まれたため、京から戻った祐親が激怒。命を狙われた頼朝は伊東の家から逃げ出し、伊東は頼朝を必死になって探しているという。

八重のことでショックを受ける義時だったが、逃走中の頼朝を兄・宗時が北条家でかくまっていると知って驚いた。宗時は頼朝を担ぎ上げ、挙兵して平家滅亡を企みひとり熱くなっていた。兄から頼朝の面倒を頼まれた義時は、姉・政子に頼んで頼朝がいる離れに食事を持って行ってもらった。その頃、祐親に伊東を追い出された工藤祐経(坪倉由幸/我が家)が北条を尋ねてきた。一方、義時から頼朝が北条家にいることを聞かされた三浦義村は、誰にも言わないという約束をしておきながら祐親に伝えるため伊東へ向かった。

一方、政子は客人が頼朝だとわかると猛アタックを開始、それを妹の実衣(宮澤エマ)から聞いた義時と宗時は驚くが、そんな時に祐親が時政を訪ねてきたので状況はさらに悪化するばかりだった。祐親は頼朝捜索の協力を求め、何も知らない時政はそれに応じてしまう。その後、時政は家族を集め3人目の妻にりく(宮沢りえ)を迎えると発表し家族を困惑させた。上機嫌の父を見て、頼朝のことを話すには絶好のチャンスが巡って来た宗時は、頼朝を北条でかくまっていることを告げた。すると今度は時宗が頭を抱え、3日はかくまっても良いと許しを出した。

翌日、義時は頼朝から八重宛の手紙を託され伊東へ届けに行く羽目になってしまった。頼朝からの手紙を読んだ八重は、「早く佐殿に会いたい」と駄々をこねだし、義時を困らせ、さらに祐親は、訪れた嘘の口実を話す義時に「早く頼朝を引き渡せ」と迫るのだった。その頃、頼朝と八重の息子、千鶴丸(太田恵晴)は祐親の命を受けた善丸(梶原善)に殺されていた。伊東の帰りにその殺害現場を目撃した義時は、平家となれば身内にも容赦をしない祐親を恐れ、宗時に頼朝を引き渡そうと説得するが宗時は応じようとしなかった。

困った義時は頼朝とすごろくに興じる政子を追い出し、本当に挙兵し平家と戦う覚悟があるのか詰め寄った。すると頼朝はこれまで窮地に立たされても生き延びてきたと語り、天が自分を生かすのはまだこの世で成すべきことがあるのだろうが、挙兵するかしないか自分でもわからないと答えるのだった。北条では宗時が祐親との戦支度にかかる中、裏では頼朝が祐親に恨みを持つ工藤に祐親を殺すよう命じていた。

そんな中、祐親が兵を率いて北条へ攻め込んできた。頼朝を差し出せと迫る祐親に、腹をくくった時政が「頼朝はいない」とシラを切りとおした。その頃、頼朝を裏口から逃がそうとしていた義時だったが、そこにも祐親の兵が見張りをしていて逃げ出せずにいた。しかし政子の提案で頼朝を女装させ、義時と頼朝は北条家から馬に乗って逃げ出した。祐親の追手がかかる中、義時は必死に馬を走らせるのだった。

■第2話「佐殿の腹」あらすじ
罪人・源頼朝を処断しようと兵を率いて北条家に迫る伊東祐親。しかし、義時の父・時政が頼朝をかばったことで対立してしまう。両勢力が一発触発の状態となるところ、平清盛を後ろ盾に相模の武士団を束ねる大庭景親(國村準)が現われ両者の間に割って入るのだが・・・。その頃、義時と頼朝は姉・政子らの助けを得て富士山のふもとまで逃げて来た。だがそれも束の間、弓矢が放たれ一同に緊張が走るのだが・・・。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第2話は1月16日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/大泉洋/小池栄子/新垣結衣/片岡愛之助/浅野和之/坂東彌十郎/松平健ほか。番組公式Twitterアカウントは「@ nhk_kamakura13」。第2話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

【大河ドラマ】【「鎌倉殿の13人」関連記事】