「ボス レインボーマウンテンブレンド」の最新TVCMで宇宙人ジョーンズと山﨑武司、魁皇、内藤大助が共演

2010年03月17日10時04分商品・CM
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サントリーは、ハリウッド俳優トミー・リー・ジョーンズ扮する宇宙人ジョーンズで好評を博している「ボス レインボーマウンテンブレンド」のTVCM「地球調査シリーズ」に、プロスポーツ界で長年活躍し続ける3選手、プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの山﨑武司、大相撲・大関の魁皇、ボクシング・元世界王者の内藤大助を迎え、新TVCM「桜」篇(15秒・30秒)を3月17日(水)からオンエア、サイトでも公開した。
「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」は、とある惑星からやってきた宇宙人ジョーンズが、大物ハリウッド俳優トミー・リー・ジョーンズそっくりの地球人になりすまし、さまざまな職業を転々としながら、未知なる惑星・地球を調査するもので、第24作目となる今回の調査場所は、満開の桜を愛でる人々で賑わう神社。
ジョーンズは、参拝客に御守りを授けながら、桜に託す人生観や“潔さ”の美学についてリポート。そこに、山﨑武司、魁皇、内藤大助が登場するが、この3人が象徴するのは“しぶとさ”。
それぞれの信念を胸に、挫折や苦境を乗り越え、地道にコツコツ努力し続ける姿は、桜の持つ潔さや華やかさとは対極にあるが、それもまた魅力的な生き方だとして、ジョーンズは“しぶとさ”の美学についてもリポート。
同CMでは、目立たずとも、たゆまぬ努力で一定のポジションをキープし、あきらめることなく前進し続ける男たちの代表として、プロスポーツという厳しい世界で長年ファンを魅了し続ける3人が出演し、すべての働く人たちに向けて春という門出の時期にふさわしい力強いエールを送る。
また、CM楽曲には、森山直太朗の名曲「さくら(独唱)」を採用。ノスタルジックなメロディー、情感あふれる清廉な歌声が、日本の春の代名詞である桜をテーマにした美しい舞台と、“しぶとさ”の美学を象徴する男たちの生き様を、印象的に演出する。
ジョーンズは、撮影開始時の恒例で、日本式に静かに深く"一礼"して現場入り。今回は神社で働く役ということで、白長着に浅葱色の袴姿で登場する。大好きな日本の伝統的な衣装を着ることに、俳優として無上の喜びを感じているとのことで、口笛を吹きながら神社のセット内を見渡したり、監督らと気さくに言葉を交わすなど、終始ご機嫌な様子だった。
実は、同CMシリーズを撮影する直前に、毎回、日本人ヘアメイクの手で宇宙人ジョーンズの髪型にカットしてもらってから撮影に臨んでおり、宇宙人ジョーンズへの徹底した役作りとこだわりに演技派ハリウッド俳優の一面が垣間見られた。
ジョーンズが苦労していたのが、参拝客に御札を手渡すシーン。神社で働く役はもちろん、日本独特の御札を見るのも初めてというだけに、御札を手渡す時の向きが逆になってしまったり、タイミングが合わなかったりなど、何度もテイクを重ねた。それでも、わずかな表情と目の動きだけでジョーンズの心情やストーリーを表さなければならない難しいシーンをものともせず、監督が絶賛する表情を見せた。
山﨑武司はチームのユニフォームにジャンパー、魁皇はオリジナルの浴衣に自前の金色の帯を重ねた衣装で登場。体の大きい2人が並ぶと、まさにド迫力といった感じで、現場入りの際には、驚きの声が上がっていた。
全くの初対面という2人だが、年長者の山﨑武司が、少し緊張気味の魁皇に、「昔、名古屋場所を見に行って」と話しかけるなど、リラックスした雰囲気を演出。
“しぶとさ”の美学がテーマということで、今回用意されたセリフは、それぞれの長い現役生活をネタにしたもの。2人は、「強気な感じで言っていいですか?」(魁皇)、「先輩っぽい感じでいった方がいいんですか?」(山﨑武司)と、さっそく自分のセリフや動きを、監督に細かく確認していた。
また、CM初出演の山﨑武司と魁皇は、大勢のスタッフや撮影機材に囲まれてかなり緊張。撮影終盤には、監督のリクエストで、カメラを回し続けて、アドリブでしゃべるという、役者でも難しい即興の演技にトライ。
「何年やってるんですか?」から始まり、「オレら、桜みたいには、まだまだ散れないよね」など、本音を交えたアドリブトークを順調に展開し始める。
しかし、静まり返ったスタジオ内という特殊な雰囲気に耐えかねたのか、途中で「すいません、これ以上続かないっス!」(山﨑武司)、「自分もいっぱいいっぱいです!」(魁皇)と、同時にギブアップ。「これだけシーンとした中だと、なかなか会話が続かないんですよね」と山崎武司が頭をかくと、魁皇も苦笑いを浮かべるが、最後は監督も納得のシーンを録ることができた。
内藤大助は、ウォッシュアウトしたジーンズに、グレーのパーカー、ブルーの光沢がかったジャケットに身を包んで登場。撮影では、気合十分の様子で、「ボクシングと一緒で、こうやれって具体的に細かく言われた方が反射的にできるんです。だから、どんどん指示してください!」と、自ら監督に厳しい指導をリクエスト。
途中、40近いテイクを重ねたカットもあったものの、持ち前のしぶとさを如何なく発揮して高い集中力を維持し、最後は監督からも太鼓判をもらっていた。
また、休憩中は、ボクシング好きのスタッフ相手に、即席ボクシング教室を開講し、ジェスチャーを交えた熱血指導を行ったり、山崎武司と魁皇の間に座ると、「両サイドでかすぎるじゃないの、オレちょっといじめられているみたいじゃないの? 学生時代を思い出すっていうか・・・、肩身狭いよ」とジョークを飛ばすなど、終始現場の空気を盛り上げていた。
ちなみに、内藤大助が引くおみくじや、野球ボールと相撲の絵が描かれた絵馬をはじめ、神社で扱う縁起物はオリジナルで用意。内藤大助の「凶」のおみくじは、中身をよく見ると、待人=来ず、恋愛=相手に裏切られる、といった不吉な言葉がズラリ。さすがの内藤大助も、手にした瞬間、思わず「悪いことしか書いてないじゃん!」と泣き笑いの表情を浮かべ、周囲の大爆笑を誘っていた。
それでも、「撮影のために作ったんですよ」という美術さんの言葉で、「なんだ、良かった」と胸をなで下ろすが、実生活では一度も「凶」を引いたことがないそうだ。

サントリー ボス レインボーマウンテンブレンド新TV-CM「桜」篇(15秒・30秒)