【最終回ネタバレ】「相棒20」視聴率15.2%で好フィニッシュ!ソリ、本当にありがとう!水谷豊が反町隆史にかけた言葉に涙!

2022年03月24日10時26分ドラマ
@テレビ朝日

杉下右京(水谷豊)の最長にして最強の相棒・冠城亘(反町隆史)は公安調査庁へ、青木(浅利陽介)は内閣情報調査室へ!4代目相棒の卒業は5代目相棒への期待へと続く!最新話、関連動画は番組公式サイトで、全話はTELASAで公開されている。



杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)がどこにも属さないことを活かして活躍する「相棒season20」の最終回、第20話が3月23日に放送された。2015年から7年に渡り杉下右京の相棒であった冠城亘ラストの回となり、その結末がどんなものになるのかが視聴者の間で話題となっていたが、公安調査庁への転身という形で落ち着いた。

「相棒」シリーズの産みの親ともいえる脚本家の輿水泰弘は、冠城亘のラストを「いままでにないラスト、冠城亘がどうすればかっこよく」卒業できるのかを悩んだという。そして、「去る者は追わず、来る者は拒まず」がモットーの杉下右京に「もう少し、一緒にやりませんか?君が特命係を去ることをできれば拒みたい」と言わせ、それを受けて亘が「最高のはなむけの言葉です」と答えるラストを考えたという。殉職でもなく、公安調査庁という比較的警察に近い立場への異動にほっとする人も多く、今から、スペシャルや映画には再登場があるかもと期待の声も高い。

シーズン20は、初回から15.2%,、14.5%、12.6%、13.3%、13.3%、11.0%、15.0、11.2%、12.2%、13.4%、14.5%、12.4%、12.8%、12.1%、12.7%、13.6%、13.3%、13.5%、14.9%と2桁キープを維持し、最終回は15.2%と有終の美を飾った(ビデオリサーチ社調べ、関東地区、世帯)。

冠城亘、そして青木が活躍する最後の話となる16日放送の第19話、23日放送の第20話には、柄本明、木村佳乃、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二、神保悟志、さらにゲストとして勝野洋、酒井美紀、本宮泰、風野波麻帆が出演してラストを盛り上げた。大物政治家・鑓鞍(柄本明)が自分の後継者である若手の政治家である王隠堂鷹児に「お灸をすえる」ためにとった行動が、鷹児を自殺に追い込み、その死に対して恨んだ書生の京匡平(本宮泰風)、妹の美馬(酒井美紀)に復讐という手段をとらせてしまった。相棒ではすっかり「悪」の印象ばかり目立つ鑓鞍が涙するシーンも描かれた。

シーズン20を最後に相棒を卒業する反町隆史は、7年間のドラマへの思い、水谷豊への感謝が大きく、最後の撮影日はあまり水谷豊の目を見れなかったという。3月22日に放送された「徹子の部屋」に出演した際、水谷豊からの手紙を代読してもらうと涙を流す姿も放送された。5代目相棒が誰になるのかに世間の関心は高まっているが、反町隆史の評判がよかっただけに後を継ぐ相棒を見つけるのに苦労しているという。

■最終回・第20話ネタバレあらすじ
王隠堂家を監視していた伊丹(川原和久)たち捜査一課の行動を警察の暴力と訴える、京匡平(本宮泰風)が投稿した告発動画が公開された。当然、警察に対して問題視する動きがでてきた。さらにその動画は、片山雛子(木村佳乃)と議席争っている鑓鞍兵衛(柄本明)も打撃必至の状況となる。雛子を落選させるために落下傘候補としてお国替えして選挙に臨んでいる鑓鞍に対する評判はガタ落ちとなってゆく。雛子はこの事態が自分を後押していると鑓鞍に感謝さえしている。

いっぽう、怪文書により“パパ活”の疑惑を掛けられた亘(反町隆史)は、何か事情があると踏んだ右京(水谷豊)の追及で観念し、騒動の収拾に動き出す。亘が会っていたのは、内閣情報調査室トップの美彌子(仲間由紀恵)が隠している娘・マリアなのだ。マリアの出生の秘密はトップシークレットにも近い。マリアの周りには胡散臭い週刊誌の記者も付きまとっている。反町はそのことを知ると、青木(浅利陽介)に内閣情報調査室が記者を調べていないか調査するように頼む。

そんな中、京と王隠堂鷹春(勝野洋)が鑓鞍の襲撃を目論んでいる件について心配していた右京は意外な方法で美馬(酒井美紀)たちが暮らす王隠堂家に接近する。特命係で王隠堂家を警護すると買って出る。当然、鷹春や京は反対するが、美馬は快く受け入れる。鷹春からの苦情で捜査一課の伊丹、芹沢慶二(山中崇史)、出雲麗音(篠原ゆき子)も特命と一緒に警護に加わることになった。美馬はかいがいしくおにぎりなどを右京たちに差し入れていたが、美彌子に呼び出された亘がもどってくると、車の中で右京、伊丹、芹沢、麗音が意識を失っていた。王隠堂家の中でも女中や美馬も意識を失っていた。その隙に鷹春と京がいなくなっていた。警視庁警備部の津崎真茅(野波麻帆)は、鑓鞍の警護を厳重にせざるをえなくなる。

亘が美彌子に呼び出されたのは怪文書を作ったのが青木だったことや青木が頻繁に内調のシステムに入り込んでいることを美彌子から問い詰められたためだ。青木にいろいろ頼んでいた亘は穏便な対処を願い出ていた。

そして、翌日、鷹春、京が鑓鞍が公開討論を行う場所にいることがわかった。そのことを真茅に連絡した。王隠堂家を訪ねると誰もいない。右京は美馬が黒幕であることを確信した。鷹春はインターネットなどは疎い。京も8年もの間刑務所にいたので、最新情報に弱いと見ていて、動画配信などを行ったのは美馬だと思っていた。美馬が黒幕であることも真茅に連絡する。真茅は鑓鞍の警備を固める。

討論が行われる会場の警備は厳しい。しかし、美馬はその会場についていた。そして、真茅と対面する。実は美馬は鑓鞍を殺したいと思い、真茅は8年前の事件で自分が負傷しただけでなく子供を産めない身体になったことを恨んで京を殺したいと思っていた。真茅と美馬はお互いの情報を交換し、真茅は美馬に拳銃を渡した。美馬は鑓鞍の控室に入る。そこにいたのは事前に事を察知した亘だった。

一方、真茅は京に刀で襲いかかろうとするが、右京たちに止められた。8年前の事件の恨みを口にする。美馬は鑓鞍がいないものの亘に銃をむけたままだ。震える手で打つことはできないと亘がその手を押さえようとすると、美馬は自分の頭部に銃口を向ける。亘はなんとかその手をそらし、銃を壁に打たせた。

実は、鷹児は自殺だったのだ。それを鷹春は隠していた。すべてのことを鑓鞍に話すと鑓鞍は8年前、ベテラン議員をないがしろにしようとする行動を起こしているとみられた鷹児に公認をはずして落選させ、落ち着かせてから返り咲きをさせようと思っていたのだ。しかし、結果として鷹児は自殺した。鑓鞍は涙を流した。

青木は内調に異動することになり、その文句をいいに特命係にやってきた。その青木の言葉に触発されて亘も自身の異動を話す「公安調査庁へいきます」と。唖然とする右京たち。亘は元上司の日下部(榎木孝明)から打診を受けたのだ。

右京は「去る者は追わず、来る者は拒まず」がモットーだったが、今回はその禁をやぶって亘に「もう少し、一緒にやりませんか?君が特命係を去ることをできれば拒みたい」と話す。亘はその言葉を聞いてひとつ呼吸してから「最高のはなむけの言葉です。長い間、お世話になりました」と深くお辞儀をした。右京は一人でこでまりに向かった。

テレビ朝日10月13日スタート「相棒 season20」。出演:水谷豊/反町隆史/森口瑤子/川原和久/山中崇史/篠原ゆき子/山西惇/浅利陽介/田中隆三/神保悟志/小野了/片桐竜次/杉本哲太/仲間由紀恵/石坂浩二ほか。番組公式Twitterアカウントは「@AibouNow」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

テレビ朝日「相棒 season20」番組公式サイト
テレビ朝日「相棒 season20」番組公式Twitter @AibouNow
テレビ朝日「相棒 season20」番組公式Instagram
TELASA「相棒」配信サイト

【2022年冬ドラマ一覧】【関連記事・各話のあらすじ】