韓国ドラマ「社内お見合い」第9−10話あらすじと見どころ:突然の両親の帰宅にアン・ヒョソプがタンスに隠れる!

2022年03月31日00時30分ドラマ
Netflixシリーズ『社内お見合い』独占配信中

Netflixで独占配信中のアン・ヒョソプ×キム・セジョンの嘘のお見合いから始まるオフィスロマンスを描いた「社内お見合い」第8話ではキム・セジョンがアン.ヒョソプの告白に答えキスをする幸せなシーンで幕を閉じた。気になる第9話~第10話のあらすじと見どころを紹介しよう。
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「社内お見合い」(全12話)は食品を扱う会社で働くごく平凡な女性社員ハリ(キム・セジョン)が友人の代わりに出席したお見合いの席で自分の会社の若社長テム(アン・ヒョソプ)とお見合いする事になってしまった事から始まるロマンスを描いたラブコメディだ。

■第9話あらすじ
晴れて交際を始めたハリとテム。翌日テムはハリの家の前にやってきて「会いたくて眠れなかった、出社前にデートしよう」と開店前の人気カフェにハリを連れていき、自ら朝食を振る舞う。愛情に溢れるテムの振る舞いに終始照れっぱなしのハリだが慌てて支度して左右違う靴を履いて出てきてしまう。それすらも可愛いというテムだが、お礼に頬にキスをされ、同じぐらい照れを隠せない。

テムの代わりにお見合いをしたソンフン(キム・ミンギュ)はきっぱりとお見合いを断ったのだがお見合いにやって来た恋人ヨンソ(ソル・イナ)のいとこのユジョン(ソ・ヘウォン)は連絡だけでなく家や会社にまで押しかけ、ソンフンはヨンソに言い出せずに頭を抱え、ヨンソもまた気は合わないながらにユジョンにアドバイスをしてしまう。

会社では二人の関係を秘密にしたいハリ。テムは出張先のLAから連絡をしても出てくれない彼女にふてくされ、帰国後すぐにデートに誘うが、ハリの行きつけの店で彼氏と紹介されて思わずにやけてしまう。

本当はみんなに「私の彼氏だ」と堂々と言いたいハリだがある日、会社でヨ部長(キム・ヒョンスク)とケ次長(イム・ギホン)の交際が発覚し、二人の痴話喧嘩に巻き込まれたハリはまたもや会長(イ・ドックァ)の前で失態を犯してしまう…。

■第9話見どころ
前回ラストで遂に結ばれた二人。今回も相変わらずピュアでストレートなアン・ヒョソプの愛情表現とそれに照れながらもしっかりと愛情を伝えるキム・セジョンの付き合いたての初々しい胸キュンシーンが連発した。これまで若手社長らしく整髪して髪を分けていたアン・ヒョソプも第9話からは前髪をおろして照れた時のあどけなさが強調されているところにも注目だ。中でも「ゆっくり支度して来て、でも早く会いたい」と電話する表情や、不意に頬にキスをさせて照れた表情にハートを射抜かれた視聴者も多いはずだ。

第9話では漫画から飛び出したような個性豊かな周辺人物が大きく活躍した。職場でもヒョウ柄やカラフルなファッションを着こなす個性的なヨ部長を演じるのは2007年から続く大ヒットドラマシリーズ「ブッとび!ヨンエさん」の主役を務めたキム・ヒョンスクだ。人気バラエティ「ギャグコンサート」で注目を集め、コメディアンとしてキャリアをスタートさせた彼女は本作でもかなりの存在感を発揮してる。そんなヨ部長と非常に分かりやすい「秘密の社内恋愛」をしているケ次長を演じるのはミュージカル出身でチンピラからコミカルな役まで幅広く演じるイム・ギホンだ。本作ではシュールなセリフや表情だけでなくキム・セジョンが投げた豪速球を受けて気絶するなど体当たりな演技を披露している。

そして、チームの最年少社員ヘジとして登場するのが今注目のユン・サンジョンだ。彼女は「その年、私たちは」でもキム・ダミ演じるヨンスの職場のお調子者社員として存在感を見せつけたが本作では更に空気を読まない、酒癖が悪いという漫画的要素が加わり、終盤で「私以外が恋愛しているこの汚い世界め!」と奇声をあげて吠えるシーンはなかなか見応えがあった。

この他にも第9話の特別出演では記者役として「キム秘書はいったい、なぜ?」で最強の存在感を漂わせる職員セラを演じたファン・ボラがそのままの名前で出演している。同じく特別出演したキム・ヨンアは最近の出演作「ある日〜真実のベール」での科捜研職員や「未成年裁判」での打算的な弁護士役などシリアスな役から180度変わって、会話のところどころに英語を混じえるこちらも漫画的な美術館長を演じており、そのギャップに驚いた視聴者も多いのではないだろうか。その娘で同じく英語を多用するヨンソのいとこユジョンを演じるソ・ヘウォンも「わかっていても」のチャン・セヨン役などで今注目の役者のひとりだ。

ウェブ漫画を原作としたドラマは多数あるが、ここまで演出からキャラクター設定まで「漫画である」事を強調したドラマも珍しいのではないだろうか。人気のラブコメ作品でもリアリティが強調される中、この作品では上述の通り、漫画から飛び出したような個性的な人物が多数登場しドタバタを繰り広げ、観ていて単純に楽しめる作品であるという事と、展開を何話にも引き伸ばしてじれったいラブコメ作品とは対照的に、先の展開が読みやすいながらもテンポよく進む脚本が本作の高視聴率の理由なのかも知れない。

二人にとって一番の難関となる会長が二人の前に現れるという大ピンチで幕を閉じ、次の展開が待ち遠しい。

■第10話あらすじ
テムを交えた同僚との飲み会の直後、突然の会長の出現に関係を疑われるが、なんとか会社の飲み会だと思われて難を逃れた二人。ハリを敵対視する会長に頭を抱えるテムだが会長はお前の好きな相手なら反対しないと言いテムの気持ちに変化が訪れる。

週末の早朝からヨンソに呼ばれたハリは二人が早くも破局の危機にあると知って驚くが、気晴らしに出かけた先でテムとソンフンを見かけて尾行してたどり着いたのは児童養護施設だった。そこでソンフンが母と慕う女性からソンフンの生い立ちやどうしていつもテムから離れないのか理由を知ったヨンソは無事に仲直りを果たす。

弟がお店の金を持って遊びに出かけたと知って店に戻るハリ達4人は思わぬ来客に力を合わせて店を営業させ、落ち着く暇もなく、葬式に参列して泊まってくるはずだった両親が帰ってきたせいでテムはハリの部屋に隠れる羽目に。そしてとうとう弟には交際がバレてしまう。

ある日、ミヌ(ソン・ウォンソク)の恋人ユラ(ペ・ウヒ)に呼ばれたハリはミヌに近づくなと言われ、二人が付き合い始めたきっかけを聞いてショックを受けるが、それをミヌも聞いていた。

傷ついたハリは翌日の仕事の後にテムをデートに誘うが、突然降り出した雨に傘をさして、雨の日にしたいデートがあるとわざと明るく振る舞うハリ。雨の日に両親を事故で亡くしたトラウマを抱えるテムに雨を見せないように気遣うハリに気付いていたテムは優しくキスをしてハリを見送るが、一人になった瞬間に暗い表情になったハリが向かった先にいたのは会長だった…。

■第10話見どころ
第10話では、ヒロイン達が見せる思いやりが印象的に描かれた。別れの危機に直面しながらもソンフンの生い立ちを聞いて、自分がどれほどソンフンに愛されているかを知ったヨンソが、自分にも借金した事や親の離婚、血液型が珍しいなど話していなかった秘密があると打ち明けてソンフンが気後れしないよう包み込むシーンが印象的だった。そして、雨の日に両親を亡くしてトラウマを抱えていると知ったハリはデート中に降り出した雨にすかさず傘をさして、テムが雨を気にしないようなデートコースをあえて選択したハリの心遣いにも温かい気持ちになる。ハリの心遣いに気付いていたテムが何も言わずにキスするシーンは感動すら覚える。

一方、ハリの家にテムが初めて訪れるシーンでは家族写真を見て喜ぶ表情、コーラを浴びてしまいハリの弟のトレーナーに着替えたラフな姿、突然の両親の帰宅にハリの部屋のタンスの中で縮こまっている姿、二人の関係を知った弟にお義兄さんと呼ばれて照れる表情など今回も相変わらずアン・ヒョソプのあどけない少年性たっぷりの姿に胸をくすぐられた。

ヨンソとソンフンの仲違いの原因になったお見合いについて謝罪し、テムがヨンソに渡したのは、酔っ払って足をバタバタさせてヨンソに会いたがるソンフンの映像だった。クールなキム・ミンギュが駄々をこねるという短いシーンではあるがこちらも少年性に溢れた胸キュンシーンのひとつだ。道端でアン・ヒョソプとキム・ミンギュがどちらが運転するかを決めるじゃんけんをしているシーンも微笑ましい。

冒頭の会長登場で大ピンチに陥った二人は忘れ物をして戻ってきた同僚達のおかげで難を逃れるのだが、前回に引き続き、泥酔して奇声を上げるユン・サンジョンのチャレンジ精神旺盛な演技やイ・ドックァが演じる会長の目の前で「会長が“かつら”って噂は本当かしら」と言って周りを凍りつかせるなど、なかなかきわどいユーモアを含む台本も相まって、ユン・サンジョンが今後ラブコメの新たな名バイプレイヤー、もしくは主役に抜擢される日も近いのではと予感させる。ちなみに会長役のイ・ドックァはかつら着用を公表しており、20年以上かつらのCMに出演している。

ラストではヨンソに会いに行くと言って別れたハリが真実を知った会長と対面し、それを知って急いでハリのもとへ向かうテムが事故を起こしてしまうシーンで終わり、ドラマ始まって以来の不安なラストとなったが、次回予告を見る限りではテムは重傷ではないようだ。ただし、会長に退職を迫られるハリ、ハリの両親にいい顔をされないテムなど、ようやく?暗雲が立ち込めてきた二人の恋の行方が気にはなるが、これまでも幸せな展開でいずれもスッキリと解決してきたので安心してハッピーエンドに向かうと信じてよさそうだ。

これまで数多くの漫画的演出や思わずキュンキュンしてしまうシーンで視聴率も右肩上がりに伸び続けてきた「社内お見合い」は今週視聴率が遂に12%台に達し、早くも来週でクライマックスを迎える。残り2話でもどんなドタバタや胸キュン場面が登場するのか今から期待が膨らむ。

「社内お見合い」は2月28日からSBSで放送開始し同日からNetflixでも独占配信開始、毎週月曜日と火曜日に新エピソードが配信される予定だ。

■スタッフ
演出:パク・ソンホ
脚本:ハン・ソリ、ホン・ボヒ
原題:사내맞선

■キャスト
カン・テム役:アン・ヒョソプ
シン・ハリ役:キム・セジョン
チャ・ソンフン役:キム・ミンギュ
チン・ヨンソ役:ソル・イナ
カン・ダグ役:イ・ドックァ
ヨ・ウィジュ役:キム・ヒョンスク
ケ・ビン役:イム・ギホン
キム・ヘジ役:ユン・サンジョン
シン・ジュンへ役:キム・グァンギュ
ハン・ミモ役:チョン・ヨンジュ
シン・ハミン役:チェ・ビョンチャン
イ・ミヌ役:ソン・ウォンソク
コ・ユラ役:ペ・ウヒ
チョ・ユジョン役:ソ・ヘウォン
ほか

■放送予定
放送開始:2022年2月28日〜
エピソード数:全12話

予告動画(Youtube)
SBS公式ページ

Netflix公式ページ

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