半沢直樹ファン必見!池井戸潤×野村萬斎 映画『七つの会議』4/3TBSで放送、予告動画
「半沢直樹」シリーズや「下町ロケット」などで知られる直木賞作家・池井戸潤の小説を映画化した企業犯罪サスペンス映画した『七つの会議』(2019)が、明日4月3日(日)よる9時からTBSにて放送、映画公式サイトにて予告動画が視聴できる。
映画『七つの会議』は、2019年に劇場公開され、21.6億円を記録した大ヒット作。大手電機メーカーの下請けである中小企業を舞台に描かれる、隠蔽と内部告発を題材とした企業サスペンス。
中堅メーカーを舞台に、パワハラ騒動をめぐる不可解な人事を発端に企業が抱える体質、組織の一員として働くサラリーマンの矜持と悲哀、そして下請の現場の人間模様などを浮き彫りにしながら会社の謎に迫り、深い闇と向き合うようになる劇的な展開をスリリングに描く。
タイトルになっている「七つ…」は、特定の会議の数ではなく、すべての会議(ミーティング、打ち合わせ、ブリーフィングなどの総称。
池井戸潤はこれまでにも陸王」、「下町ロケット」「空飛ぶタイヤ」など、企業の矛盾、そして働く人々の葛藤や絆など身近な視点を題材に、痛快でありながら、エンターテインメントとミステリーが絶妙に融合した小説を生み続けている。TBS日曜劇場では池井戸原作作品を2013年「半沢直樹」、2020年「半沢直樹2」をはじめ、2014年には「ルーズヴェルト・ゲーム」、2015年「下町ロケット」、2017年「陸王」を放送しヒットさせている。監督は同枠で池井戸作品のドラマ化を手掛けた福澤克雄。
また、同作品は、2019年にNHKが東山紀之主演で全4回でドラマ化した。⇒【各話のあらすじ】
ドラマでは東山演じる原島万二を主人公に描いたが、映画版ではドラマで吉田鋼太郎が演じた八角民夫目線で描かれる。この八角を狂言界の至宝にして、俳優としても唯一無二の存在感を放つ野村萬斎が演じる。捉えどころのない自由奔放な顔と信念を貫く強い心を併せ持つ主人公をどう演じるのか?共演は、「半沢直樹」の香川照之、及川光博、片岡愛之助、北大路欣也をはじめ、池井戸作品を支えてきた豪華俳優陣が多数出演しているのもファンにとってはうれしい。
主題歌はロックの時代を作り、そして変革し、様々な人々の人生に影響を与え、自ら進化し続ける“ロック界最重要アーティスト”ボブ・ディランのバラード「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」。日本映画への楽曲提供はノーベル文学賞受賞後、この作品が初である。
働くことの正義を問う『七つの会議』は、4月3日(日)よる9時から、予告動画はYoutubeで視聴できる。
■あらすじ
都内にある中堅メーカー・東京建電。営業一課の万年係長・八角民夫(野村萬斎)はどこの会社にもいる、所謂“ぐうたら社員”。トップセールスマンである課長の坂戸宣彦(片岡愛之助)からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しか果たさず、定例の営業会議では傍観しているのみ。絶対的な存在の営業部長・北川誠(香川照之)が進める結果第一主義の方針の下で部員が寝る時間を惜しんで働く中、一人飄々と日々を送っていた。
ある日突然、社内で起こった坂戸のパワハラ騒動。そして、下された異動処分。訴えた当事者は年上の部下、八角だった。北川の信頼も厚いエース・坂戸に対するパワハラ委員会の不可解な裁定に揺れる社員たち。
そんな中、万年二番手に甘んじてきた原島万二(及川光博)が新課長として着任する。会社の“顔”である一課で成績を上げられず場違いにすら感じる原島。
誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた……。
■出演者
野村萬斎
香川照之、及川光博、片岡愛之助
音尾琢真、藤森慎吾、朝倉あき、岡田浩暉、木下ほうか、吉田羊
土屋太鳳、小泉孝太郎、溝端淳平、春風亭昇太、立川談春、勝村政信
世良公則、鹿賀丈史、橋爪功、北大路欣也
ほか
■スタッフ
原作:池井戸 潤「七つの会議」(集英社文庫刊)⇒Amazonでチェック
監督:福澤克雄
脚本:丑尾健太郎、李正美
音楽:服部隆之
主題歌:ボブ・ディラン「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
◇TBS『七つの会議』番組サイト
◇Youtube『七つの会議』予告動画