Netflix韓国ドラマ「明日」第7−8話あらすじ:犯罪を追ったロウンが絶体絶命のピンチ

2022年04月24日23時02分ドラマ
Netflixシリーズ『明日』独占配信中

SF9のロウンとキム・ヒソンが死神に扮するファンタジー「明日」(全16話)が4月1日からMBC金土ドラマとして放送されNetflixでも同日から配信中だ。気になる第7−8話のあらすじと見どころを見てみよう。
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「明日」(全16話)はあの世のエリート企業「走馬灯」危機管理チームのミスで死者でも生者でもない半人半魂になってしまった主人公ジュヌン(ロウン)が昏睡状態に陥っている間、6ヶ月限定で死神としてチーム長のク・リョン(キム・ヒソン)らと共に「人を救う死神」として自殺者を救っていくファンタジードラマだ。
【「明日」を2倍楽しむ】では、各話の詳しいあらすじや見どころ、キャストの魅力などまとめて紹介している。

■第7話「鉄格子のない牢獄」
「走馬灯」の管理システムがコンピューターウイルスに感染し、次の自殺予定者が探せなくなってしまう中、化粧品会社「SPビューティー」の4月生まれの職員という手がかりだけを頼りに社内に潜入したジュヌン(ロウン)、リョン(キム・ヒソン)、リュング(ユン・ジオン)。

社内ではチーム長マンシク(キム・フンネ)によるセクハラ・パワハラが横行していて、該当する4人の4月生まれの職員のうち3人はいずれも自殺の原因になりそうな悩みを抱えていた。「走馬灯」のサポートを受けられない状態でそれぞれ職員の素性を調査していく危機管理チームの一同だが、3人には将来の希望や自己肯定感があり自殺の気配は見つけられなかった。

残る候補者の一人イェナ(ハン・ヘイン)は仕事もできて痩せた体型で周りの女性から羨まれる人物だ。何一つ不自由のなさそうな彼女は過去に太っていていじめられていた経験から食べても吐いてしまう拒食症を患っており、痩せても周りから評価の対象にされる事を密かに思い悩んでいた。

ある日、職場の飲み会で自分の体型を批判する幻聴を聞いたイェナはパニックを起こして自宅で窒素ガスのボンベを開けて自殺を図るが、追いかけてきたジュヌンの活躍で一命を取り留め病院に運ばれる。遅れてリュングと共に病院に駆けつけたリョンは彼女のネガティブ指数を下げる任務をジュヌンに託すと言い出す…。

■第7話見どころ
今回の自殺の原因は「自己肯定感の不足」が取り上げられた。体型や容姿にコンプレックスを抱き、悲観してしまうというのは世界共通で起こり得るトピックなのではないだろうか。更に、舞台に上司が絶対的権力を持っている会社が選ばれ、パワハラやセクハラ、仕事と子育ての両立など自殺の原因になってもおかしくなさそうなトピックが同時に登場し、それぞれに対して前向きな考え方を提示するような物語の切り口が面白い。

また、パワハラにセクハラにやりたい放題のチーム長が登場し、視聴者をモヤモヤさせるが、第1〜2話同様に任務終了後にリョンが制裁を下すので勧善懲悪が徹底されスッキリして観終える事ができる。日本語版では訳されていないが「敬語を使いなさい、私はあんたの高祖父(祖父母の祖父、日本語のひいひいおじいちゃん)よりも年上よ!」と言い放つ場面もユーモア溢れるセリフだ。

冒頭での会長(キム・ヘスク)とリョンの会話で「自殺を考える人を救うのは超能力ではなく言葉の重みだと証明して欲しい」とあり、これは作品全体に通じるメッセージ性のようにも感じられる。この言葉を思い出してジュヌンに自殺予定者の心のケアを託したリョンからは徐々に彼のまっすぐさを認めるようになった様子が窺える。

今回も物語がシリアスになり過ぎないよう適所に笑える要素が散りばめられ、自殺予定者の情報を調べるために危険を冒してチーム長マンシクの部屋に潜り込みテーブル下でマンシクの足の臭いに悶え苦しむリュングやそれを見捨てようとした事をバラされそうになって慌てふためくリョンなどチーム3人のやり取りが微笑ましい。更にはシステムの不調で書類に直接ハンコを押さなければならなくなったキム・ヘスクの貫禄あるシャウトが見られるエピローグも注目だ。

■第8話「ブローカー」
イェナの自殺を防いだ件の報告書を書いていたジュヌンは彼女の部屋に置かれていた窒素のガスボンベに不審を抱きイェナを尋ねる。背後に自殺を手助けして金儲けをするブローカーの存在があると確信したジュヌンはリョンとリュングに解決しようと訴えるが「社会秩序を保つのは人間の役目で死神が介入するべきではない」と一蹴され、警察にも取り合ってもらえず自力で解決する事を決意する。

自殺を仄めかす投稿をしたジュヌンに対して「死神」と名乗る人物から集団自殺を提案するダイレクトメッセージが送られ、複数の人物が参加を表明する。悩んだ挙げ句、危機管理チームのオフィスから武器を持ち出したジュヌンは集合場所に乗り込み、参加者達を説得して考え直させるが、最後まで逃げようとしなかったアカウント名「小心者」ことジノ(ミン・ジヌン)こそが本当の「死神」だった。

拉致されてガスで殺されそうになるジュヌンを間一髪で救出したリョンとリュング。逃走したジノを追い攻撃を繰り広げるリョン。ちょうどその時、ダウンしていた「走馬灯」のシステムが復旧して危機管理チームに届いた次の自殺予定者はジノだった。人の自殺を手伝って金儲けをするジノを助けるべきなのか?隙をついて毒を飲んだジノを前にジュヌンは究極の決断を迫られる…。

■第8話見どころ
第7話のコミカルな社内エピソードから一転、「集団自殺」「自殺サイト」と呼ばれる社会問題を切り口にまるで刑事ドラマのようなスリリングな展開が繰り広げられる。「アルハンブラ宮殿の思い出」「御史とジョイ」などで誠実・コミカルな役柄を演じてきたミン・ジヌンが演じる自殺ブローカー「死神」の狂気に満ちた演技にも注目だ。

事件が解決した後、これまで対立してきたジュヌンとリュングがオフィスでこっそりと缶ビールを片手に語り合うシーンでは二人が打ち解け始めている様子が窺えるほか、謎多き引導チーム長ジュンギル(イ・スヒョク)が悩まされている朝鮮時代の悪夢にリョンが登場するなど驚きの展開に期待を持たせたところで第8話は幕を閉じた。謎が深まる一方の本作は第9話以降も目が離せない。

「明日」は2022年4月1日から金土ドラマとしてMBCで21時50分から放送され、毎週土曜日と日曜日に新しいエピソードがNetflixで配信される予定だ。

■スタッフ
演出:キム・テユン、ソン・チウク
脚本:パク・ラン、パク・ジャギョン、キム・ユジン
原題:내일

■キャスト
ク・リョン役:キム・ヒソン
チェ・ジュヌン役:ロウン(SF9)
パク・ジュンギル役:イ・スヒョク
イム・リュング役:ユン・ジオン
オクファン役:キム・ヘスク
チャン・ジェヒ役:キム・ヌリ
チョン・スイン役:ムン・ソユン
ほか

■配信予定
配信開始:2022年4月1日
エピソード数;全16話

予告動画(Youtube)
MBC番組公式ページ
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