Netflix韓国ドラマ「明日」第11−12話あらすじ:キム・ヒソンが見せる初めての笑顔

2022年05月08日22時20分ドラマ
Netflixシリーズ『明日』独占配信中

SF9のロウンとキム・ヒソンが死神に扮するファンタジー「明日」(全16話)が4月1日からMBC金土ドラマとして放送されNetflixでも同日から配信中だ。気になる第11−12話のあらすじと見どころを見てみよう。
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「明日」(全16話)はあの世のエリート企業「走馬灯」危機管理チームのミスで死者でも生者でもない半人半魂になってしまった主人公ジュヌン(ロウン)が昏睡状態に陥っている間、6ヶ月限定で死神としてチーム長のク・リョン(キム・ヒソン)らと共に「人を救う死神」として自殺者を救っていくファンタジードラマだ。
【「明日」を2倍楽しむ】では、各話の詳しいあらすじや見どころ、キャストの魅力などまとめて紹介している。

■第11話「西の空1」
性的暴行の加害者に危害を加えた事で懲戒処分を受けたリュング(ユン・ジオン)。「走馬灯」車内ではリュングが生前にも殺人を犯していたという噂が広がる。これに腹を立てたジュヌン(ロウン)はリョン(キム・ヒソン)にリュングの過去について尋ねる。

まだ幼いリュング(子役/ソ・ユンヒョク)は漢文に興味を持つ聡明な少年だったが庶民という生い立ちが邪魔して学ぶ事も許されず、周りからもいじめられていた。そんな息子を不憫に思った母ユファ(ミン・ジア)は自らリュングに漢文を教え始める。

漢文を庶民が読み書き出来るのが非常に珍しい時代にしっかりと知識を持っている母を尊敬していたリュング。しかし、ユファには息子にも言えない秘密があった。彼女は幼い頃に父親に売られて、妓房で男性客の接待をする妓生だった。

ある権力者から関係を要求され、妊娠を機に妓房を追い出されたユファは女で一つでリュングを育て上げるが、ある日、県監となって戻ってきた権力者に見つかり、リュングを養子にして学ばせる代わりに毎晩夜伽をしろと命じられる。これを断ったユファだが、県監はならず者を使ってユファを襲わせる。母が娼妓(売春婦)だったと言われて傷ついて帰宅したリュングは家から笑いながら出ていくならず者達を見て、母を疑い罵ってしまうがそれを聞いた母は首を吊って命を絶ってしまう。

大人になり母の死の真相を聞いたリュングは自責の念にとらわれ、県監やならず者に敵討ちをした後、薬物を吸って自ら命を絶つが彼を引導しに現れたのがリョンだった。

自殺したせいで前世の因縁が切れてしまった母を探す為に死神となる道を選んだリュング。名簿管理チームとして働き始めるが、前世で心の傷を負った人は転生しても自殺する可能性がある為、2021年に新設された危機管理チームへ異動を決めたのだった…。

転生し、お腹に新しい命を宿した母を見つけて見守ってきたリュング。彼は自分の言葉が母を殺したという自責感を抱いて長い年月を生きてきた。一見幸せそうに見える母だが1ヶ月後、自殺予定のアラートに現れたのは彼女だった…。

■第11話見どころ
リュングの過去については前回のエピソードでも触れられたが、今回は遂にリュングの過去や死神になった経緯、彼が見守る妊婦の正体が明らかになった。

放送時間の半分以上がリュングの少年時代から大人になり真実を知るまで、つまり朝鮮時代の回想シーンとなり、時代劇らしい風景、会話や刀を使った死闘まで登場し、本作品の扱うトピックの幅広さに驚かされる。

「自殺は大罪で前世の縁が全て切れてしまう」「生前に受けた深い心の傷は来世にも影響を及ぼす」など本作では独特の設定が登場するが、これまでの全話を観ている視聴者にとっては、リュングがどうして死神になる道を選び危機管理チームに志願したのかが分かりやすく描かれ、鼻をほじる彼の癖の理由も明らかになった。

現代では近未来的な機能を備えた巨大ビルとして描かれる「走馬灯」も、当時は王宮のような建物として描かれ、時代と共に「走馬灯」の変化が感じられるのも面白く、時代が変わってもスタイリッシュなキム・ヒソンの死神ファッションにも注目だ。

■第12話「西の空2」
危機管理チームを離れたリュングは営業チームに異動し、死亡予定者の夢で死亡日の通知と転生の契約を結ぶ日々を送っていた。二人残された危機管理チームにはイム・ユファの自殺予定リストが送られてくるが、彼女は転生したリュングの母親だった。

リュングにこの事を告げずにユファが務める百貨店のスポーツウェア店にアルバイトとして潜入した二人は、ユファが1ヶ月前にお腹の子供を死産していた事を知る。自殺の危険度を示すネガティブ度が上がったり下がったりを繰り返す特殊な事態の原因はユファが精神を病んで、赤子が存在する夢の中に逃げているせいだと突き止めたリョンは営業チームに乗り込みユファの夢の中で説得を続ける。

ユファが睡眠薬を服用して危険な状態だと知ったジュヌンは独断でリュングに連絡し、リュングは急いでユファの夢に入り込み、現実を受け入れるよう説得に成功する。リュングに言われた通りに亡き子供に向けて砂浜にメッセージを書くユファ。そこに現れたリュングは特殊能力でユファの前世の記憶を引き出し、これまで何百年も抱えてきた後悔や自責の念を打ち明け、親子は涙の再会を果たす…。

■第12話見どころ
前回語られたリュングの生前の物語をベースに幸せな日々から一転して死産で我が子を失ったユファを中心に社会問題を風刺してきたこれまでのエピソードとは異なり、お互いを思う親と子供の物語だ。終盤に一時的に前世の記憶を取り戻したユファと自分のせいで母を死に追いやったと自責の念を抱えてきたリュングの数百年振りの再会シーンでは二人の涙にもらい泣き必至なのでハンカチの用意を忘れずに。

事件が解決して屋台で危機管理チーム3人が酒を交わすシーンでは、営業チームに異動してしまったリュングを危機管理チームに引き戻そうと手を組むジュヌンとリョンの姿が微笑ましく描かれ、中でもリョンがジュヌンとハイタッチする場面では本作始まって以来初めてリョンが笑顔を見せる特別な場面になっている。

これまでのストーリーでリョンと引導管理チームのジュンギル(イ・スヒョク)が生前にも関係があった事が明らかになっているが、「走馬灯」に保管されている二人の前世の記録は会長(キム・ヘスク)によってロックがかけられている事が新たに明かされた。一体二人は生前どのような関係だったのか、会長はどうして二人の記録に鍵をかけたのか興味が尽きない。

「明日」は2022年4月1日から金土ドラマとしてMBCで21時50分から放送され、毎週土曜日と日曜日に新しいエピソードがNetflixで配信される予定だ。

■スタッフ
演出:キム・テユン、ソン・チウク
脚本:パク・ラン、パク・ジャギョン、キム・ユジン
原題:내일

■キャスト
ク・リョン役:キム・ヒソン
チェ・ジュヌン役:ロウン(SF9)
パク・ジュンギル役:イ・スヒョク
イム・リュング役:ユン・ジオン
オクファン役:キム・ヘスク
チャン・ジェヒ役:キム・ヌリ
チョン・スイン役:ムン・ソユン
ほか

■配信予定
配信開始:2022年4月1日
エピソード数;全16話

予告動画(Youtube)
MBC番組公式ページ
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