カン・フンの裏切りにジュノは?「赤い袖先」第13-14話あらすじ:忠臣の裏切りとドクイムとの初キス

2022年05月29日08時00分ドラマ
©2021MBC

ジュノ(2PM)×イ・セヨン主演の韓国時代劇「赤い袖先(原題)」(全17話)がKNTVにて日本初放送!2022年5月28日(土)の第13−14話のあらすじと見どころを紹介、予告動画はKNTV番組公式サイトで視聴できる。

※8冠を受賞した「2021 MBC演技大賞」で最優秀演技賞を受賞したジュノは、5月7日に発表された「第58回百想芸術大賞」で男性最優秀演技賞、および一般投票によるTikTok人気賞を受賞した。

詳しいあらすじを知りたくない方は、見どころと※豆知識をご覧になって、あらすじは確認用にどうぞ。また、次の金曜日に再放送するので、見逃した方はチェックをお忘れなく!



「赤い袖先」は1700年代の朝鮮を舞台に、自分が選択した人生を守ろうとする女官ソン・ドクイムと、愛より国を優先する帝王世孫イ・サンの切ない宮中ロマンスを描く。
【「赤い袖先」を2倍楽しむ】では時代背景や見どころ、韓国での評判、キャストの魅力などまとめて紹介している。

■キャスト主要人物紹介
イ・サン役:ジュノ(子役:イ・ジュウォン)
ソン・ドクイム役:イ・セヨン(子役:イ・ソラ)
ホン・ドンロ役:カン・フン(子役:チェ・ジョンフ)
英祖役:イ・ドクファ
提調尚宮チョ氏役:パク・チヨン
ソ尚宮役:チャン・ヘジン

akaisode©2021MBC■第13話あらすじと豆知識
朝鮮第22代王・正祖となり3年が経ち、ドクイム(イ・セヨン)に側室になり家族になって欲しいと求婚したサン。しかし、これを聞いても返事をしないドクイム。サンは内禁衛将となり最近結婚したばかりのデホ(オ・デファン)に助言を求めるが、弱い姿を見せて同情心を誘うべきだと豪語するデホの言葉にピンとこない。そんな二人を逆賊が襲う。
※内禁衛将(ネグミジャン):王室の警護を担当していた内禁衛の最高職。

逆賊を探し出す為、二人一組で駆り出された宮女達。ウォルへと組んで調べていたドクイムは不審な物音を聞いて調べようとするがウォルへに止められる。直後に逆賊の一員として捕まったウォルへが自分の命を守ってくれたと知ったドクイムは、拷問を受け牢獄に囚われていたウォルへと最後の挨拶を交わし、ウォルへもまたドクイムに最後の助言をする。

ドクイムは幼馴染のウォルへに父が思悼世子の翊衛司で逆賊として処刑され、母も後を追って命を絶ったと明かした日の事を思い出していた。

ウォルへの刑死後、元気を失ったドクイムを励まそうと初めから彼女が勝つように賭けを提案するサン。得意の石投げで勝ったドクイムは英祖の崩御と共に王宮から出された仲良しのボギョンを宮中に戻して欲しいと頼み、戻ってきたボギョンを見て喜ぶ。サンもまたそんなドクイムの笑顔に幸せを感じていた。

サンを襲った逆賊を処罰するべきだというドクイムだったが、都承旨となったドンロ(カン・フン)から逆賊の中にサンの異母弟である恩全君(父・思悼世子の庶子)がいると聞いて驚く。弟を処刑するべきだというドンロの主張を聞いたサンはドクイムを気遣って彼女を外に出すが、ドクイムは自分のせいでサンに弟を殺させてしまうのではないかと発言を後悔する。
※都承旨(トスンジ):王命を伝達する承政院の最高職。※恩全君(ウンジョングン):(1759年8月14日生〜1778年8月26日没)。思悼世子と宮女の間に生まれた庶子で幼い頃に思悼世子に母を殺され、正祖即位直後に暗殺を謀るも失敗し処刑されたとされる。

ドンロは罪人となったホン・ジョンヨのもとを訪れ、最後の挨拶を交わす。その頃、ファワン翁主も養子のフギョムが自分の身代わりに処刑された事を知り、息子に生かされた体を大事にすると言って改まった態度でサンにお辞儀をすると宮廷から力なく去っていった。

ドクイムの不安が現実となり、恩全君を処刑する決断をしたサンはその夜、深酒をして悲しみを紛らわしていた。初めて見せる姿を心配するドクイムにこれまで誰にも打ち明けられなかった気持ちを語る。ドクイムの手を取ると顔を近づけ、ドクイムもまた、そっと目を閉じるがサンはそのまま眠ってしまい、彼女は朝を迎えるまでそばでサンを守った。

中殿から大妃になったキム氏(チャン・ヒジン)は世継ぎの為に側室を迎えるよう圧力をかける。一途にドクイムを思っているサンはこれに反対するが、キム氏の兄を相談無しに流刑にした話をされると何も言えなくなってしまう。恵慶宮(ヘギョングン)となった母の口からドンロの妹を側室として迎え入れると決めた事を知り、更にドクイムが側室にならないかというヘビン ホン氏の提案を断っていたと知り深く悲しむ。

書庫にドクイムを呼び出したサンは求婚の返事を直接ではなく母から聞かされた事を怒るが、ドクイムがサンを他の女性と共有したくないと正直な気持ちを伝え、自分自身の為に側室になる提案を断ったと明かすと何も言えなくなってしまう。

一方のドクイムも後日、ウォンビン ホン(元嬪 洪)氏として側室に迎えられたドンロの妹のもとでサンが夜を共にすると聞いて複雑な思いを胸に宮女として待ち続けるしかなかった…。
※ウォンビン ホン(元嬪 洪)氏:(1766年5月27日生〜1779年5月7日没)。12歳で正祖の側室となったが、1年後に病没したと言われている。サンの側室については「イ・サン」サンを愛した王妃と側室たちで参照。但し、ドクイム=ソン・ソンヨンとして紹介している。

■見どころ
王位を継いでドクイムに求婚する前回の終盤の展開に二人が遂に結ばれるのかと期待していた視聴者も多いと思うが、結局ドクイムは首を縦には振らず、サンも政治的な思惑で別の女性を側室として迎え入れざるを得ない状況となってしまった。求婚に応じさえしていれば想いが通じ合えるはずなのに、頑なにサンの求婚を拒むドクイムの姿をもどかしく感じている視聴者も多いのではないだろうか。これについては今回語られた「他の女性と共有したくない」(=自分だけの者になって欲しい)という独占欲だけではなく、前回までに語られた宮女の運命も意識しての発言だろう。活発で天真爛漫な彼女が側室になり自由を奪われ、政治争いの当事者になる事を嫌ったと捉える事も出来るが、ここで一度、過去のエピソードを振り返って彼女がなぜ求婚を断るのかを分析してみても面白いかも知れない。

また、サンが即位するまでの反対勢力であった左議政ホン・ジョンヨとファワン翁主、その養子フギョムの顛末も短く描かれた。特に、英祖の娘として高慢に振る舞っていたファワン翁主を生かす為に養子のフギョムが自ら命を差し出した事が明かされ、前回の親子の涙の別れのシーンの真相が明かされた。第13話を観てから第12話を観るとこの親子のシーンはより涙を誘うシーンになるに違いない。

提調尚宮チョ氏(パク・チヨン)の自害後、姪のウォルへに引き継がれた反対組織・廣寒宮も今回の前半でサンに襲いかかり、ウォルへの死で指導者を失ったものと見られるが、歴史を見てみるとサンは即位してからも政治的な対立に巻き込まれている。今後、どのような困難な襲いかかるのかにも注目だ。



akaisode©2021MBC■第14話あらすじと豆知識
サンがウォンビン ホン氏と夜を過ごすとソ尚宮(チャン・ヘジン)から聞いたドクイムはサンの帰りを待ち、そのまま眠ってしまうが目を覚ますとそこにはサンの姿があった。困惑しながらもサンがウォンビン ホン氏と夜を明かさなかった事にほっとするドクイム。

ドンロが観象監に賄賂を渡してサンとウォンビン ホン氏の初夜を早めた事が明るみになりサンが怒る中、ドンロはまた許してもらえると余裕の表情を浮かべていた。行き過ぎた行為を咎めたデホが、自分が知らないサンのもう一つの計画「華城」を聞かされている事を聞いて不安を感じる。
※観象監(クァンサンガム):風水や暦を元に日取りを決めたり気象観測を行っていた機関。 ※華城(ファソン):旧態がはびこる都では、夢の仕上げはできないと考えた正祖は、父(思悼世子)の眠る水源に理想の国造りをすることにした。労役に対する賃金を払ったというのも実話。詳しくは正祖のやった偉業で解説。

兄の一件を聞いてドクイムを呼び出したウォンビン ホン氏は、兄は無事かと心配して涙をこぼす。慣れない宮廷で精神的に疲弊していた彼女を心配したドクイムはサンに対して、妻を気遣ってあげて欲しいと頼むが、意中の相手からそんな事を言われたサンはかえって怒り、ドクイムの気持ちを尋ねる。ドクイムは王の女になる事を望まず、これまでに望んだ事は一度もないと言い放つ。

その夜、ソ尚宮に王として無理矢理ドクイムを自分のものにするべきかと相談していたサンのもとに、ウォンビン ホン氏の危篤の知らせが飛び込む。サンは急いで彼女のもとに向かうが、彼女は既に息を引き取っていた。妹の死に悲しむドンロは彼女が誰かに殺されたと主張して調べ始める。

宮中では大妃キム氏に仕える中殿の宮女が次々と姿を消す奇怪な事件が起こり、仲良しのギョンヒが含まれていると知ったドクイムは彼女の行方を探し始める。一方、サンはドンロが提調尚宮チョ氏の勢力をそのまま引き継いでいると同徳会から密告を受ける。他日消えた宮女のことでドンロの言葉に引っかかりを感じたサンは、彼に宮女の捜索を命じる。

香袋が池に浮いているのを見つけてギョンヒの物かと池に入るドクイムを見たサンは、ドクイムが入水自殺しようとしていると誤解して駆け寄る。涙ぐむドクイムから宮女の失踪について聞かされたサンは、すでに宮女たちの捜査をしているはずだと、傍らのドンロに確認する。ドクイムと2人になったドンロは、サンに疑念を抱かせる言葉で彼女の不安を煽る。

サンは、かつてドンロに燃やすよう命じた廣寒宮のアジトを確認する為、自らアジトに向かう。そこは煌々とろうそくの灯りが灯り、姿を消した宮女達が捕らわれていた。事件の背後にドンロがいることを確認したサンは一度その場を抜け出して作戦を考える。

ドクイムたちは、宮女を脅して中宮殿に毒を隠させ、サンの正妻である中殿に妹・ウォンビン ホン氏殺害の濡れ衣を着せようとするドンロの計画を知る。戻らなかったら大妃に渡すよう手紙を託したドクイムは、ギョンヒを助けるべく直接廣寒宮のアジトに乗り込むが、ドンロに捕らえられてしまう。そこにドクイムの手紙を手にしたサンが現れ宮女達を救出。ドンロに命で罪を償うよう命じるが、デホの頼みで命を救われたドンロは都承旨の地位を失い宮廷から追放される事になる。

必ず助けると約束したにも関わらず、勝手な行動をして大妃まで巻き込もうとしたドクイムを咎め、家族になってほしいと思ったのも本気で恋をしたのもお前が初めてだと気持ちを伝えるサンに対して、一度も男性として意識した事はないと意地を張って立ち去ろうとするドクイム。サンはドクイムを掴むと強引に口づけをした。

■見どころ
今回もまた、予想もしていなかった展開が続いた。前回終盤でサンとドクイムの恋のすれ違いが取り返しのつかないステージに進んだように見られ、その象徴として登場したのが宮中に迎え入れられた側室でドンロの妹のウォンビン ホン氏だ。史実でも12歳で側室となり、1年後に病気で亡くなったとされているが、本作では側室として過ごす様子が描かれたのはほんのわずかの間だった。そして、これまで妹を側室にして権力を握ろうとしてきたドンロの野望も、妹の命という大きな代償と共に打ち砕かれる形となった。彼の野望はこれまでも度々取り上げられ、細かな発言や態度からも感じ取る事が出来たが、妹を失ったドンロが大妃に罪を着せる為に大掛かりな宮女誘拐事件を起こすとは予測できない展開だった。

救出に向かったドクイムまでもがドンロに捕まり、緊迫感溢れる展開が繰り広げられ、サンが助けに来る場面は王道ではありながら視線が釘付けになった。側室を失ったサンは再び大妃が側室を迎えるよう干渉してくるのを防ぐ為に、彼女の兄を流刑から解く取引を持ちかけた。後はドクイムの気持ち次第なのだが、最後まで自分の気持ちを隠し続ける彼女。終盤でのサンの口づけが彼女の心をどのように動かすのか次回への期待が高まる。

また近頃の韓国ドラマでは“ウォーマンス(ウーマン+ロマンス=女性同士の友情)”に注目が集まっているが、本作は時代劇ではこれまで描かれることの少なかったウォーマンスも丁寧に描いており、これもまた本作の見どころの一つだ。

■KNTV「赤い袖先(原題)」
2022年4月16日スタート 土20:00-22:30 ※2話連続、日本初放送
 (再放送)金11:30-14:00 ※2話連続
話数/クレジット:全17話/©2021MBC

KNTV「赤い袖先(原題)」番組公式サイト
2022年4月16日スタート 土20:00-22:30 2話連続
 (再放送)金11:30-14:00 ※2話連続
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