NHK「七日の王妃」第11話あらすじと見どころ:愛するひとを守るための隠し事、疑念を呼ぶ婚礼

2022年06月19日10時40分ドラマ
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韓国ドラマ「七日の王妃」(全20話)はパク・ミニョン×ヨン・ウジン×イ・ドンゴンの切ないラブ史劇!NHKBSプレミアムにて次週6日19日曜午後9時から)放送の第11話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、番組公式サイトに予告動画とヨン・ウジンのコメント動画が公開している。

[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:韓国語)| 字幕放送有り]



「七日の王妃」は、2人の王に愛されながら、わずか七日でその座を追われた王妃の愛と涙の物語。【「七日の王妃」を2倍楽しむ】には、時代背景や実在の人物紹介、ドラマの見どころ、インタビューなどをまとめて紹介しているので視聴の参考にどうぞ。

■キャスト
チェギョン役:パク・ミニョン
 子役:パク・シウン
イ・ヨク/普城大君(チンソンテグン)役:ヨン・ウジン
 子役:ペク・スンファン
イ・ユン/燕山君(ヨンサングン)役:イ・ドンゴン
 子役:アン・ドンギュ
ソノ役:チャンソン[2PM]
 子役:チェ・ミニョン
 他

■第11話「守るための隠し事」
チェギョンへの感情を抑えきれなくなった燕山君、王ユンはチェギョンを我が物にすると告げ、強引に引き寄せ唇を重ねようとするが、遠くで2人の様子を見守る晋城大君ヨクの姿が視界に入り思いとどまる。そしてチェギョンに間者としてヨクの行動を監視しろと命じる。それが2人を婚姻させる理由だと告げ、謀反の気配があればヨクを殺せと短剣を渡す。だが、チェギョンはそれを受け取らず、王ユンに対するヨクの忠誠心を証明すると宣言する。そしてもしヨクへの信頼が違っていた場合は、この短剣で誤った信頼への罪を償うとも。

2人の会話を聞いたヨクはチェギョンを危険から守るべく王ユンへの復讐心を隠し、計画を早めることを決意する。そのためにも先王の密書探しを急ぐことに。

翌日の朝会で大臣たちの倉から盗まれた品が戻っていたと報告を受けた王ユン。品の傍にタニシの殻が置いてあったことからウロンガクシが話題に上る。1,2年ほど前から干ばつや飢饉があると、貧しい家に米を届けられ、人々はウロンガクシと呼ぶようになった。正体は不明で1人説と集団説とがあると巷の噂があるのを王も知る。
※ウロンガクシ:晋城大君イ・ヨクが率いる民を助けるための秘密結社。直訳するとタニシの花嫁。詳しくは“ウロンカクシ”は童話『タニシの花嫁』から命名?で解説。

ウロンガクシの正体がヨクだと察した王ユンにイム・サホンは、これで民心を味方つけ本格的に王位を狙っていると、王のヨクへの警戒心を強めようとする。王ユンはヨクが出入りしている質屋を怪しんで偵察に訪れる。そこに王の来訪を知らずに質店に飛び込んできたパク・ウォンジョンとミョンヘが、ヨクの名前を口にしてしまう。家門を立て直すのためにヨクに協力しているのかとミョンヘに問う王。焦ったミョンヘが「偶然大君の命を救っただけ」と口を滑らしてしまったことで、ヨクの命を救い、偽の遺体を用意したのがミョンヘだと王に悟られてしまう。

主導権を握ろうと焦ったパク・ウォンジョンの失策でイム・サホンにも王にも計画を悟られ、監視の目が厳しくなるはず。今後、一切の越権行為をせず、ウロンガクシについてはすべて報告せよと、怒気をはらんだ声でウォンジョンに言い渡すヨク。今後の会合は山塞のアジトで行うことにし、質店に地下密室に秘密の通路を作ることに。

パク・ウォンジョンがヨクの四柱単子を持ってシン・スグン邸を訪ねる。大役を任されるほど大妃と近かったのかと聞くシン・スグンに、先王から大妃とヨクのことを頼むと遺言されたとウォンジョン。その忠臣を現王にも続くと信じてもいいかと念押しするシン・スギョン。ヨクの生存を早くから知りながら王に黙っていたことについて言及するウォンジョンに、娘が関与していたので傍観していただけで他意はないと答える。
※四柱単子(サジュタンジャ):婚姻のための身上書のような応募書類。詳しくは「カンテク」王の婚礼儀式で。

婚礼の準備が進む中、ヨクを最大限警戒する王ユンは婚姻祝いだと、ヨクとチェギョンの新居を贈る。そこにはヨクとチェギョンを「大君、府夫人」と呼ぶ内官と大勢の宮女まで手配されていた。チェギョンを間者にするだけでなくここまで監視の目を強めたことに驚愕するヨク。一方、王ユンはソン内官に毎日ヨクの行動を報告させるとチェギョンに教え、チェギョンにも死ぬまでヨクの行動を報告せよと言い渡す。さらにヨクを助けたのが女人だと教え、チェギョンはヨクのことを知らない、だまされていると。一方、質店に秘密の抜け道があることも知ったユンは、ヨクに質店を辞めるよう勧め、すべてが誤解だとヨクが言い返し、お互い腹の探り合いをする。
※府夫人(プブイン):大君の妻に与えられた官位で正一品。詳しくは【朝鮮王朝豆知識】「◆外命婦」で説明。

ヨクと2人になったチェギョンは、何か隠していることがあれば打ち明けてほしいと、最後の機会をヨクに与える。いつになく真剣な表情のヨクは、怖くて後悔するならここで逃げてもいいと答える。こんな時こそ「愛して、愛して、また愛する」と言って抱きしめて優しくするべきと責め、私を愛していないのかと涙目のチェギョン。言葉になんの意味があると答えるヨクに、「言葉で先に表現してそれをすぐ行動に移し、それを繰り返すのが夫婦」と訴える。チェギョンを守る唯一の武器が嘘だと、チェギョンをだますことを心で謝るヨクだった。

婚礼の前日。ヨクは重臣たちを骨抜きにする作戦を開始する。イム・サホンの次に不正が多いだろう王権派の兵曹参判ユ・ジャグァンの賄賂授受に関する証拠をグァンオたちに探させる。一方、イム・サホンは密書の情報を握るソノの父マッケ捜しを命じる。ヨクとチェギョンの婚姻を知ったマッケは質屋を訪れ、ヨクと再会。その時、ソノはミョンヘに呼び出されて酒を酌み交わしていた。婚礼を翌日に控え、愚痴をこぼすミョンヘを「お嬢様はカッコいいです。誰かのために命を懸けることは誰でもできることではない」と元気づけるソノ。だがマッケの居所を訪ねられ席を立つソノの手を掴んで、「行かないで」と引き留めるミョンヘ。2人はそのままうたたねしてしまい、先に目覚めたミョンヘがマッケからソノへのメモを見つけ、ソノを残してソッキたち仲間とともマッケを迎えに行く。

一方パク・ウォンジョンもマッケから連絡があったことを大妃に報告する。そこに王ユンが現れそそくさと退室するウォンジョン。ユンは今からでも婚礼を辞める気がないかと、大妃に最後の確認をする。またミョンヘでなくチェギョンをヨクの相手に選んだのは、チェギョンを利用して捨てるつもりではないかと真正面から確かめる。これを否定する大妃は、ミョンヘと結婚させたかったと認めたうえで、ヨクが受け入れなかったと明かす。ユンは、ヨクがチェギョンを本気で愛しているのならどんな試練も耐えられるろうと、不敵な笑みを浮かべて立ち去る。

ヨクがソノをお供に婚礼会場のシン家に向かう。門まで到着したとき、グァンオからの知らせでミョンヘたちが罠にハメられたと知る。ヨクはミョンヘたちを助けに向かう。そこにはヨクが現れるのを待ち構つ王ユンとイム・サホンが兵を従えて潜んでいた。覆面姿のヨクたちが到着しユンと対峙し、互いに弓を構える。「殺さないでおく。殺すのはお前の役目だ」と心でチェギョンに語り掛けるユン。ヨクの矢はユンの頬をかすめ、ユンの矢はヨクの腕をかすめた。その後、王ユンの肩に矢が突き刺さり、ヨクたちは退散する。

その頃、シン・スグンの屋敷では婚礼の時間になってもヨクが現れず困惑する。不安に駆られた大妃はパク・ウォンジョンにヨクを捜すように命じる。一方、別室のチェギョンの元に、王ユンからだと短刀が送られる。添えられた手紙には「余は断言する。そなたはヨクを疑うようになる。ヨクがそなたをだましているから」とあった。

質店に戻ったヨクは、止めるミョンヘを押し切って再び婚礼衣装に着替え屋敷に向かう。そこには頬に矢傷のある王ユンも待ち構えていた。婚礼式が始まる。腕の痛みに耐える新郎ヨク。だが新婦チェギョンはヨクの腕から流れる血を見逃さなかった。

■見どころ
やっとジェギョンに対する恋心に気づいた王ユン。自分が勧めた婚姻…今さら後悔しても手遅れ。演じたイ・ドンゴンの表情からユンの後悔の気持ちが手に取るように見てとれる。

今回は、ヨクとユン、パク・ウォンジョンとシン・スグンと敵対する者同士の腹のヒリヒリする探り合いが何度も描かれる。そんな中、チェギョンがヨクに最後のチャンスを与える場面。ほかに隠し事はないかと問うチェギョンに本音を明かすことができないヨク。さらに「愛してる」の一言をねだられても決して言わないヨク。ヨクにとってこの言葉は真実の言葉だから、すべてが終わるまで告げることができないのだ。果たしてヨクは妻となるチェギョンに「愛してる」の一言を伝えることができるのか?

さあそのためにも先王の密旨が必要。いよいよ密旨をめぐる戦いの火ぶたが切って落とされた。果たして密旨の在処は?

NHK「七日の王妃」番組公式サイト
 2022年4月10日スタート 日21:00~22:00

kandoratop【作品詳細】【「七日の王妃」を2倍楽しむ】