NHK「七日の王妃」第14話あらすじと見どころ:愛するがゆえの涙、王にならねばならない理由

2022年07月09日10時00分ドラマ
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韓国ドラマ「七日の王妃」(全20話)はパク・ミニョン×ヨン・ウジン×イ・ドンゴンの切ないラブ史劇!NHKBSプレミアムにて7日10日(日曜午後9時から)放送の第14話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、番組公式サイトに予告動画とヨン・ウジンのコメント動画が公開している。
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:韓国語)| 字幕放送有り]

※8月28日からは中国ドラマ「上陽賦 運命の王妃」を放送⇒放送情報(6/18)



「七日の王妃」は、2人の王に愛されながら、わずか七日でその座を追われた王妃の愛と涙の物語。【「七日の王妃」を2倍楽しむ】には、時代背景や実在の人物紹介、ドラマの見どころ、インタビューなどをまとめて紹介しているので視聴の参考にどうぞ。

■キャスト
チェギョン役:パク・ミニョン/声:ブリドカット セーラ 恵美
 子役:パク・シウン
イ・ヨク/普城大君(チンソンテグン)役:ヨン・ウジン/声:西健亮
 子役:ペク・スンファン
イ・ユン/燕山君(ヨンサングン)役:イ・ドンゴン/声:高橋英則
 子役:アン・ドンギュ
ソノ役:チャンソン[2PM]/声:岩中睦樹
 子役:チェ・ミニョン
 他

■第14話「愛するがゆえの涙」
チェギョンと獄舎で会ったことを口実に、チェギョンのもとで働かせてほしいと強引に押しかけたミョンヘ。彼女が晋城大君ヨクに口づけをしたことを思い出して不安に駆られるチェギョン。大妃からも大君との夜伽を命じられたチェギョンは、先王の残した密旨を探ろうとする周囲の動きを察して疑心暗鬼に陥る。帰ってきたヨクはミョンヘをみて顔色を変え、チェギョンを彼女の実家に連れて行く。

便殿。燕山君イ・ユンは自身の夜狩りを皮肉って詩に詠んだ吏曹判書ソン・ヒアンに副司勇への降格を命じる。命だけは助けてやると王に耳打ちされたソン・ヒアンはその場に崩れ落ちる。王ユンから、ウロンガクシを捕えるために兵を動かすことの許可をもらった兵曹判書ユ・ジャグァンは、兵曹の兵力は戦や有事に動員すべきと訴えるソン・ヒアンをあしらいながらも、途方に暮れる。そんなユ・ジャグァンにシン・スグンがその役を引き受けると申し出る。
※ソン・ヒアンの降格は正二品から従九品。18品階の中で最も下の品階の15品階ダウンのあり得ない人事。

シン・スグンはさっそく市中でウロンガクシの情報を集める。想像以上に多くの民が彼らに助けられていることを知ったシン・スグンは大量の情報を分析させて彼らの動線を洗い出す。一方、何者かがウロンガクシの情報を米で買っている店があると知ったグァンオは、仲間たちに警戒を促す。

チェギョンを実家に送り届けたヨクは大妃と向き合い、ミョンヘまで送り込んだことに憤りをぶつける。シン家が王ユン側の人間だという大妃の言葉を否定し、チェギョンは私の妻で私の家族だ、チェギョンに構うなと警告する。実家で穏やかな時間を過ごすチェギョンだが、ヨクが心配だと新居に戻る。

チェギョンが帰ってくると、ミョンヘは手下の者を密か招き入れる。そしてチェギョンの入浴を手伝おうとするが、乳母に追い出されてしまい、外からチェギョンに入れ墨があるか確認しようとする。帰宅したヨクはミョンヘを人気のない場所に連れ出す。物音に気づき後を追ったチェギョンは、2人の話を立ち聞きし、ヨクが自分の体に入れ墨があるのを知っていたことに驚く。実はヨクはソノの父マッケからチェギョンの入れ墨のことを聞いていたのだった。知っていたのに確かめなかったヨクを責めるミョンヘ。

ミョンヘはヨクとチェギョンの食事に眠り薬を入れ手下の者を部屋に忍ばせる。それを予期したヨクは別室にチェギョンを連れて行く。ヨクが何もかも知っていて自分には何も話さなかったことに怒るチェギョン。部屋を出ていこうとするヨクに密旨を確かめたいのだろうと、服を脱いで背中を見せる。だが入れ墨はチェギョン自身によって消されていた。痛々しい火傷をみた大君は妻の深い悲しみを感じ、望み通りに都から離れることを約束するが、すでにチェギョンはヨクの言葉を信じられなくなっていた。

密旨の秘密を握る女性がチェギョンである可能性が高いと側室チャン・ノクスから聞いたユンは、床入れにかこつけてヨクに確かめさせようとした大妃の非情さに憤怒する。

パク・サンホンは王に見捨てられたソン・ヒアンを仲間に引き入れようと屋敷を訪れ、晋城大君を担いだ反正改革計画を打ち明ける。その頃ウロンガクシの動線を掴んだシン・スグンは、覆面を着けて彼らに紛れて単身質店の秘密の部屋に入り込む。そこにヨクがいたのを確認し覆面を取ってヨクと対峙。驚くヨクにすぐに解散すべきと告げるが、王の暴政が続く限り我々は活動を辞めないとヨク。そんなヨクに純粋な義侠心だけではなく、本当の狙いは別にあるのではないかと語気を強めるシン・スグンは、近々都に通行禁止令とウロンガクシの掃討令が下ると教える。そして義父として、ウロンガクシを解散させてチェギョンと田舎に行くよう命じ、それができないならチェギョンと別れるよう告げる。シン・スグンに刀を突き付ける仲間たちを一喝するヨク。

シン・スグンが立ち去った後、改めて王になる理由を考えるヨク。民のためというソノの言葉に首を振り、一番大切な人も守れないわが身を憂う。その時、ソノの失言から、かつてミョンヘが獄舎に忍び込んでいたことを知ったヨクは、チェギョンの危険を察して新居に戻るが、すでにチェギョンの姿はなかった。王命で連行されたと聞いたヨクは王宮へ急ぐ。

シン・スグンは王ユンの前にいた。ヨクが王宮に姿を現す前から彼の生存と正体を知りながら、自分を騙し蔑んでいたのかと問い詰めるユンに、推測の域を出ないために言えなかったと弁明するシン・スグン。チェギョンの体に入れ墨があるかと聞かれて言葉に詰まるシン・スグンに、もしチェギョンに入れ墨があるなら、20年前から王とシン・スグンがヨクを王位擁立する計画を立てていたことになると、問い詰めるユン。絶対にそんなことはないと否定するシン・スグンの前に、都承旨イム・サホンがチェギョンを連行させる。

王前に進み、密旨さえなくなればいいのかと問うチェギョン。なくなればヨクの欲もくじけると王。無理に服を脱がせようとするチャン・ノクスの手を払い、チェギョンが自ら服をを脱ごうとした時、血相を変えたヨクが飛び込んでくる。そして、妻が願い出た夫婦で田舎で暮らさせてほしい。愛する人を悲しませてまで王になりたくはない、と先王の密旨をユンに突き出し、「晋城大君が成人したらイ・ユンは王位を晋城大君に譲位し、上王として弟を補佐せよ」と読み上げる。

密旨を自分ではなくヨクに渡したチェギョンを睨みつけるユンは、シン・スグンにもヨクを王にしたいのか迫る。シン・スグンは自分にとって王は一人、と訴える。するとヨクは、兄王の善政を願うチェギョンに入れ墨が彫られたのは天がくれた最後の機会。民が正体も知らないウロンガクシを待たないよう、国王に善政を施せという天の切実な願いだと、訴える。

実は、チェギョンは自らの手で密旨をヨクに渡していたのだ。そして王にもう一度だけ機会を与えて善政を行えるよう補佐できないかと頼み、ヨク自身が王にならねばならない理由が見つかるまで密旨を使わないと約束させていたのだった。

さらにヨクは、先王の遺言通り王になると宣言した後、王座を兄ユンに譲渡すると宣言し、都を離れてチェギョンと暮らす道を選ぶ。チェギョンとともに立ち去ろうとするヨクに刀を突き付けるユンだが…。

■見どころ
みんなが躍起になって探していた密旨のヒントがチェギョンの体にあることを知りながら、チェギョンを守るために隠していたヨクの優しさ。背中の入れ墨を乳母に頼んで焼き消したチェギョン。これはかつて自分の後先考えない正義感のためにヨクを窮地に追いやり、ヨクの体中に傷を作らせたしまったことへの償いの気持ちもあるのかもしれない。第9話でチェギョンがヨクの傷跡に涙したが、今度はチェギョンの火傷の跡にヨクが男泣きする。

それにしてもイム・サホンが躍起になっても見つけられなかったウロンガクシの正体をいとも簡単に見つけたシン・スグン。「なんでもない情報も百、千と集めれば有益な情報になる」とは情報の基本の弁。さすが2代の王に寵愛された最側近だけのことがある。

そんな最側近が裏切ったと思い込む王ユン、チェギョンの服を脱がすよう命じるユン、チェギョンが密旨を自分ではなくヨクに渡したことを知ったユン…心が壊れていく。そしてそれよりユンの心を壊したのは、チェギョンのためにいとも簡単に王位を捨てたヨクの決心だろう。

さあ、チェギョンの手を握るヨクの手を払いのけたユンは、次にどんな行動に出るのか?

NHK「七日の王妃」番組公式サイト
 2022年4月10日スタート 日21:00~22:00

kandoratop【作品詳細】【「七日の王妃」を2倍楽しむ】