衝撃ラストに戦慄!「鎌倉殿の13人」第25話不幸の連続に大泉洋は?第24話ネタバレあらすじと予告動画

2022年06月20日09時10分ドラマ
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度重なる不幸に大泉洋が不安を募らせる・・・!NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)6月26日(日)放送の第25話「天が望んだ男」あらすじ、前回第24話「変わらぬ人」のネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。



6月19日放送の第24話では、兄・頼朝を慕い、周囲からの人望も厚かった源範頼(迫田孝也)が、謀反を疑われ失脚。一時は死罪を免れ謹慎生活を送っていた範頼だったが、頼朝の指示で梶原景時(中村獅童)から放たれた刺客、善児(梶原善)によって葬られた。さらに、初恋を大事にする大姫(南沙良)に訪れた悲しい結末。愛する人を亡くした巴御前(秋元才加)のアドバイスで、一度は義高の死を乗り越え前に進もうとした大姫だったが、丹後局(鈴木京香)からの口撃で一気に精神を病んでしまい、そのまま帰らぬ人となってしまった。

オープニングに暗殺者でお馴染みの「善児」の名前が出てから40分、死罪を免れた範頼の処遇にほっと胸を撫でおろしたのも束の間、範頼のバックに登場した善児の姿に戦慄が走った。ピンボケで映り込みながら淡々と仕事をこなし、範頼のことも瞬殺した善児。突然来た惨殺シーンに「もう善児恐怖症」「蒲殿の前に2人サクサクっとヤッたのが衝撃」と視聴者の恐怖を煽った。ちなみに、善児が命をとらなかった農家の娘は、善児に育てられた孤児・トゥとして今後も登場する予定。トゥを演じる山本千尋は次世代アクション女優として注目の若手俳優なので、善児仕込みの暗殺者になっていくのか、今後の成長に期待したい。

そして6月26日放送の第25話では、天命を聞くことがなくなった頼朝が死を意識する一方で、万寿改め頼家(金子大地)の結婚と嫡男誕生を巡り、比企と北条のマウント合戦が勃発。予告では「死ぬかと思ったぁ」と安堵する大泉洋の姿もあり、頼朝退場の前触れとなるか。いよいよ物語は執権北条氏への舞台が整っていくことになる。

■鈴木京香が魅せた丹後局の凄み
後白河法皇の横に侍り、ある時は入れ知恵をし、ある時は知らん顔をしたいりと、世渡り上手な丹後局。もともとは、後白河法皇の側近であった平業房の妻であったが、夫が流罪になり亡くなると、後白河法皇の世話係となった。美貌の持ち主だった丹後局はたちまち後白河法皇の寵愛を受け、皇女を出産。そこから政治にも意見するようになったと言われている。丹後局は後白河法皇という後ろ盾を失いながらも発言権は保持していた様で、ドラマでは頼朝から「敵に回したくない」と思わせる存在として描かれている。

そして第24話で注目を集めたのがそんな丹後局と政子の対面シーン。小池栄子演じる政子の着物選びを非難し、「東夷(あずまえびす)」と政子の出自を蔑み、そして「たやすく入内できるとお思いか」と凄んで見せた鈴木京香の丹後局。さらに政子の京の政治に関する情報収集不足を指摘し、大姫に向かって「あまたいる女子のひとり」と辛らつな言葉を投げかける様子は見ているこちらが恐怖でドキドキしてしまうほどの威圧感を見せた。

また、放送後に公開された公式Twitterで、鈴木京香がこの対面シーンを振り返り「(丹後局も)女性として苦労してきたから“生半可な覚悟は無理ですよ”という気持ちでとにかく思いっきりやろう」という意気込みで臨んだことを明かしている。年上の女性としてのアドバイスが届くように演じたというが、この対面の場面は、美しさと厳しさを兼ね備えた丹後局の印象的な名シーンとなった。

■前回(第24話)ネタバレあらすじ
巻狩りから頼朝と万寿が鎌倉に帰って来た。2人の帰還に涙する政子だったが、頼朝不在の間に範頼が京へ送った書状を知った頼朝は、範頼が鎌倉殿の座を狙っていると疑心暗鬼になる。謀反を疑われると焦った範頼だったが、自分をたきつけた比企能員(佐藤二朗)に仲裁を頼もうと比企の館を訪ねるが、能員は会ってはくれなかった。

頼朝に呼び出された範頼は、全ての責任は自分にあると言って、起請文を頼朝に提出した。あくまで頼朝が帰って来るまで鎌倉を守るつもりだったと言い訳する範頼だったが、大江広元(栗原英雄)から起請文の誤りを指摘され、その誓いは無効と断罪された。「わしを説き伏せてみよ範頼。」と詰め寄る頼朝だったが、もはや範頼のことを信じてはいなかった。範頼もそれを感じ、それ以上の弁明をすることはなかった。

範頼の死罪に政子は意義を唱え、頼朝の乳母である比企尼(草笛光子)も抗議したが、頼朝は意思を曲げなかった。しかし結果として、範頼は死罪を免れ、伊豆の修善寺へ幽閉。そして曽我事件の関与が疑われた岡崎義実(たかお鷹)は鎌倉を去り、事件は決着した。処分も終わり一段落つくと、義時(小栗旬)は比奈(堀田真由)と一緒に暮らし始めた。

後白河法皇が崩御したことで、大姫と後鳥羽上皇との縁談話がなくなったので、頼朝は都で力を持ち始めた一条家に嫁がせようとする。しかし、木曽義高(市川染五郎)を忘れられない大姫は勝手に縁談を断ってしまった。困った頼朝は政子に大姫をなんとかするよう命じ、政子と全成(新納慎也)、実衣(宮澤エマ)が協力して大姫に義高を忘れさせようとするが失敗に終わった。悩んだ大姫は、巴御前(秋元才加)に相談に行く。「生きている限り、前に進まなければならない」という巴御前の言葉に背中を押され、大姫は帝へ嫁ぐ決心をするのだった。

そして建久6年(1195年)3月、頼朝は二度目の上洛をする。万寿は元服して頼家になり、政子と大姫もこの上洛について行った。宮家へ嫁ぐにあたり頼朝から丹後局(鈴木京香)に指南を仰ぐよう言われた政子と大姫。しかし会ってみると、丹後局から田舎者だと嫌味を言われ、「たやすく入内できるとお思いか」などと辛らつな言葉を投げかけられた。さらに丹後局の攻撃は続き、「帝の后になり、男子を生めるかどうかの一点にかける覚悟があるか」とすごまれたので、政子はなんとか我慢したが、大姫はその圧力に気後れしてしまった。

「そもそも入内に無理があったのよ」と話す政子は、最近の頼朝に焦りを感じ、義時も同じことを考えていた。同じ頃、頼朝も嫌な思いをしていた。東大寺再建に貢献した功績を称えられるはずが、公家の権力闘争の影響で反故にされてしまったのだ。そんな時に大姫が部屋から姿を消した。皆が探し回る中、三浦義村が偶然大姫を発見。それから大姫は高熱を出して寝込み、鎌倉に戻っても容態は戻らなかった。それから政子の看病も虚しく、大姫は20歳の若さでこの世を去った。

悲しみに暮れる政子の横で、頼朝はまだ野心を覗かせ、三幡(大姫の妹で頼朝と政子の次女)に入内の話を進めようとする。さらに頼朝は広元に、「誰かが源氏を呪っておる。はやり生かしておくべきではなかった」と言って、梶原景時を呼びつけた。その頃、範頼は修善寺で村人と農作業をしながら穏やかに暮らしていた。しかし範頼は、景時から放たれた暗殺者、善児によって葬られてしまった。この頃から頼朝は熟睡できなくなり、夜中に何度も目を覚ましていた。自分の命の終わりが迫ってきていることを察し、不安と焦りが頼朝を襲っていた。

■第25話「天が望んだ男」あらすじ
身に降りかかる不幸が続き、不安に苛まれる頼朝。政子が心配する中、過剰に助言を求められる全成は困惑し、実衣とどうしたらいいか話し合う。一方、頼家に長男・一幡が誕生し、比企能員(佐藤二朗)は鎌倉殿の敬称に心を躍らせる。方や比企の台頭を危惧するりく(宮沢りえ)は北条時政(坂東彌十郎)をたきつけるのだった。そんな時、義時は頼家に呼び出され・・・。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第25話は6月26日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/坂口健太郎/小池栄子/中村獅童/鈴木京香/佐藤二朗/坂東彌十郎/大泉洋ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kamakura13」。第25話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

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