BS朝日「パンドラの世界~産後ケアセンター~」第4-6話あらすじと見どころ:怪物~母親たちの 波乱万丈な時期
母乳かと粉ミルクかの選択を迫られるなか、怪しい人影を見たヒョンジン(オム・ジウォン)は…BS朝日に放送の韓国ドラマ「パンドラの世界~産後ケアセンター~」(全8話)7月1日(金)からの第4話~第6話までのネタバレあらすじと見どころを紹介、番組サイトにて日本版予告動画が視聴できる。
●韓国在住スタッフが体験談と一緒に韓国の産後事情、日韓の差を徹底紹介したコラム⇒韓ドラで話題の“産後療養院”って?
「パンドラの世界~産後ケアセンター~」は、韓国独自の産後ケアセンター“産後療養院”を舞台に、出産と育児の悲喜こもごもをリアルに描く史上初の母子コメディ。
■キャスト
オ・ヒョンジン(タクプル・オンマ)役:オム・ジウォン
(夫)キム・ドユン役:ユン・バク(ユン・パク)
チョ・ウンジョン(サラン・オンマ)役:パク・ハソン
イ・ルダ(ヨミ・オンマ)役:チェ・リ
センター院長チェ・へスク役:チャン・ヘジン
ほか
■第4話「怪物」
母乳の盗難事件が起きた授乳室でヒョンジンが見た怪しい人物は、国民的大女優ハン・ヒョリン(パク・シヨン)で、母乳盗難犯人だった。だがその姿に以前の面影はなく、彼女は35キロも太っていた。もとに戻れるか不安を抱える彼女は、マスコミの目を逃れるためにセンター内のVIPルームで息をひそめて過ごしていたのだった。ヒョンジンはそんな彼女に共感し、親しくなる。
搾乳する情けない姿を夫ドユンに見られたヒョンジンは、授賞式に向かうためにカッコよく着飾るドユンにやきもちを焼いて意地悪してしまう。
ウンジョンの夫がケアセンターに双子を連れてくる。双子はベビーシッターも手を焼くいたずらっ子。完璧ママを気取るヒョンジンもお手上げ状態だった。元幼稚園の先生ユンジ(イム・ファヨン)に双子の世話を頼み、授乳室に向かうが、双子がいなくなってしまう。ところがやんちゃな双子はルダの部屋でお利口に絵本を読んでいた。
一方、出社したヒョンジンは、自分がいなくても会社は問題ないという厳しい現実を突きつけられるのだった。そんな中、人目に触れぬよう過ごしていたヒョリンだが、ヒョンジンのせいでその存在がばれ、体型のことが世間にも知られてしまい、センター内でもヒョリンの存在が明らかになってしまう。それが自分のせいだと気づいたヒョンジンは自己嫌悪に陥り、夫ともギクシャクしてしまう。
退所するヒョリンがマスコミ対策に悩む中、ヒョジンは高齢出産の悩みや不安を口にし、ルダは自分が未婚の母だと告白。そしてユンジは出産した我が子が病気だと明かす。みんなも同じように悩みを抱えていると知ったヒョリンはありのままの姿でマスコミも前に出る。
ママたちによる産後ママの恐怖話は出産経験のある女性なら一つや二つ思い当たる節があるのでは?
国民的大女優ハン・ヒョリン役を演じたのは「花様年華~君といた季節~」でユ・ジテの妻ソギョンを演じたパク・シヨン。彼女は2000年にミスコリアに選ばれた女性。スラリとしたスリムな体型と西洋的な雰囲気を持つ彫りの深い顔立ちから、まるでお人形のようだと称賛されるビジュアルを誇っている。そんな彼女が特殊メイクで変身しマッサージ機に挟まる姿からは元の姿が分からないほど。また、ヒョリンの実態を暴くために妊婦に変装してセンターに入り込む記者根性にも驚かされる。
「輝かしい過去は母親になった女性を見すぼらしくする…」ヒョリンに共感したヒョンジンの台詞は、子供を持つ母親にとって決して優しくない“働く環境の厳しさ”を実感させるに十分な言葉だ。
ところでやんちゃな双子をルダがどのようにしつけたのか?また今話ではウンジョンとアイドル宅配運転手ギョンフンとの出会いも描かれるのでお見逃しなく。
© CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved■第5話「第3の性」
乳房うっ積になってしまったヒョンジン。院長のおかげで何とか痛みは収まったが、その動物的な姿を夫に見られ、女としての魅力がなくなったと落胆する。一方で3人の子供の母親でありながらも雑誌でラブラブ夫婦ぶりを披露し、夫からの車のプレゼントをもらうウンジョン。焦るヒョンジンは少しずつ変わっていく夫婦関係に不安を覚えていた。
そんな中、怪しい男が現れ、それが院長の息子で医学生のチャ・ウソク(ヨ・ウィジュ)だと分かる。そしてその人物こそが、ルダの彼氏だった。ルダはウソクから甘いプロポーズを受けるが、断固として拒否する。ルダから結婚した方がいいかと聞かれて答えに詰まるヒョンジン。ルダはヒョンジンを誘って街へ繰り出すが、産後間もない女が楽しめるものは街には何もない。そんな中、ひとりセグウェイで気晴らしするウンジョンと気まずい出会いを果たす。
ケアセンターでは一目置かれているウンジョンだが、実際は幼稚園で問題行動ばかり起こす双子に手を焼き、夫とは仮面夫婦だった。SNSでの幸せ写真のアップも実はプロゴルファーの夫のためのスポンサー向けのPR活動の一環だった。ウンジョンはそのことをヒョンジンに明かし、ヒョンジンも夫婦関係の悩みを打ち明ける。思い切って夫に電話を掛けたことで夫の秘密を知ることに。実はドユンもまた妻には知られたくないある病気で手術を受けていたのだった。
ヒョンジン夫婦の感動的な仲直りを見てケアセンターに戻ったルダをウソクが出迎え、ウンジョンには夫の形ばかりの誕生日プレゼントと、また別の人物からのプレゼントが届く。
乳房うっ積解消のためのマッサージの痛みは、出産の痛み同様に経験者にしかわからない痛み。また妻へのプレゼントのベビー用品。夫は親切のつもりだが妻の寂しい気持ちもわかる。そしてドユンが受けた手術とは?執刀したのはケアセンターで知り合ったパパ友兄貴分のヤン・ジュンソク(イ・ジュニョク)。
そろって大切な部分に痛みを抱える夫婦の仲直りは笑って泣ける。仲直りの後の夫婦おそろいの産後服着用での座浴の譲り合いが何ともリアル。
ルダの恋人ヨ・ウィジュを演じるのは時代劇初出演の「帝王の娘スベクヒャン」でチョ・ヒョンジェの部下カンボクとしてアクションも披露し注目を集めた若手俳優だ。
© CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved■第6話「母親たちの 波乱万丈な時期」
オリブリーの新しい取締役アレックス・チェがヒョンジンに会いにケアセンターを訪れる。男性だと思い込んでいたヒョンジンは拍子抜けし、子どものことで話が盛り上がるが、このまま1年休んだらどうかと言うアレックスにその場の空気が凍りつく。
ヒョンジンは実家の母に子供を預けて3か月後に復職するつもりだったが、母が肩の手術を受けると聞き頼めなくなってしまう。院長から伝説のシッターの話を聞いたヒョンジンとウンジョンは、契約獲得のためし烈な争奪戦を繰り広げる。シッター獲得に成功したウンジョンは、帰りに何度も助けられた配達員ハ・ギョンフンに贈り物を買うが…。
ヒョンジンは泣き止まないタクプルに困っていると、ユンジがやってきてあやしてくれる。一方、仕事に精を出すルダは、彼氏の母でもある院長からの小言をいつものように受け流すが、院長はルダの産後の回復が遅れていることを見抜いており、若くても産後の母親は体がボロボロになるから、産後のケアが必要なのだと忠告を受け、おとなしく安静にする。そしてルダが研究する授乳用ブラのアドバイスももらい、院長が自分を嫌っていないことに気づく。
そんな中ギョンフンの配達が今日で最後だと聞いたウンジョンは用意したプレゼントではなく、彼が誕生日に贈ってくれたプレゼントを返そうとするが、友情の印に受け取ってほしいと言われる。実はギョンフンもまた、ウンジョンの言葉で救われたのだった。ギョンフンは彼もピアノを披露する演奏会のチケットをウンジョンに渡し、見に来てほしいと誘う。
新任の理事アレックスを演じたのは「浪漫ドクターキム・サブ2」で応急医学専門医ユン・アルム役を演じたヨ・ジュヨンだ。そして伝説のシッターのクォン・ヨンミ役には「女神降臨」や「偶然見つけたハル」「キミに猛ダッシュ~恋の行方は?~」などで教師役を演じたキム・ジェファ。中国時代劇仕立ての伝説のヒョンジンとウンジョンとのシッター争奪戦はなかなか見ごたえがある。
新米ママとしてのヒョンジンの奮闘を描いてきた本作だが、今回は娘としてのヒョンジンが母親に甘える様子も描かれる。
◇BS朝日「パンドラの世界〜」番組サイト
2022年6月28日スタート 月~金8:30-10:00
◇Youtube予告動画
【作品詳細】【「パンドラの世界~産後ケアセンター~」を2倍楽しむ】