韓国ドラマ「緑豆の花」第8話あらすじと見どころ:黄龍村の奇襲作戦!ユン・シユン徹底的な復讐開始
19世紀後半、世界の歴史をも揺るがした朝鮮で起きた農民たちによる反乱の渦中で、運命が変わってしまった異母兄弟(チョ・ジョンソク×ユン・シユン)の過酷な運命を描く本格時代劇「緑豆の花」(全24話)の第8話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識など紹介する。日本版予告動画はYoutubeにて視聴できる。
「緑豆の花」は1894年、東学農民革命(甲午農民戦争)の歴史の中で農民軍と討伐隊に分かれて戦わなければならなかった異母兄弟の波乱万丈なヒューマンストーリー。【「緑豆の花」を2倍楽しむ】では時代背景や各話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識などまとめて紹介していく。
■キャスト⇒抑えておくべき13人
ペク・イガン役:チョ・ジョンソク
ペク・イヒョン役:ユン・シユン
ソン・ジャイン役:ハン・イェリ
チョン・ボンジュン役:チェ・ムソン
ペク・カ(マンドゥク)役:パク・ヒョックォン
ファン進士(ソクジュ):チェ・ウォニョン)
ファン・ミョンシム役:パク・ギュヨン
ボドゥリ役:ノ・ヘンハ
■第8話:もっと徹底的な復讐 ※豆知識
ペク家を再び興すというイヒョンは、イガンを家に連れ戻すために、イガンが連れてきた東学軍の仲間を生け捕りにしようと民保軍に密告した。冷酷な人間に変わってしまったイヒョンに驚くイガン。東学軍の仲間を新しい家族と呼び民保軍と戦うイガンをみたイヒョンは連れ戻すのを諦めて、イガンに斬りかかった両班をボドゥリの銃で射殺。そして兄弟の縁を切ると告げてイガンを家から逃がす。
※民保軍:両班による軍隊。
©SBS / 京軍:イ・ギュテ(ソン・ウヒョン)ボンゲを負ぶってボドゥリを支えるイガンの後に武器を持つ民たちが付いてくる。危険を察したイガンだったが、彼らは義兵志願者だった。一方、全州に帰ろうとしていたジャインとチェ行首は漢陽から送られた京軍に捕らえられるが、チェ行首が軍人だった時の部下イ・ギュテ(ソン・ウヒョン)に助けられる。東匪を甘く見ない方がいいと助言するチェ行首に、イ・ギュテは官軍の最新式の回旋砲(機関銃)を見せる。
イガンは大勢の義兵を連れて仲間たちが駐屯する咸平の役所に到着。勝手な行動をしたイガンに激怒するチェ・ギョンソン接主は、イガンの刀を取り上げ別動隊から槍兵隊に移す。謝るイガンにボンゲたちは手作りの槍を与えて死ぬなよと乱暴な言葉で励ます。ファン進士とペク家との縁談が破談になったのかと、イガンに確認するチョン・ボンジュン。東学党が勝利した暁には弟の人生を台無しにしたファン進士を自分に始末させてほしいと頼むイガン。ボンジュンはもっと上の者を殺せという。上の者が誰なのかは本当の義兵になればわかるとも。
古阜。東匪逮捕にペク家に出向いた民保軍は、前夜イヒョンを殴った両班たち。彼らが殺害されたことでファン進士はイヒョンの復讐を疑う。イヒョンはこれにしらを切りこれから「徹底的な復讐」をすると匂わせる。使用した銃から東匪による犯行と片付けられる。イヒョンから破談にされたと聞いたペク・カは憤怒する。
入手した大量の綿で京軍の回旋砲に対抗する秘蔵の武器も準備した東学軍。一方、最新兵器を装備した京軍。それぞれ決戦の地、長城 黄龍村へ向かう。 1894年陰暦4月23日。
いざ決戦!京軍が大砲をむけても反撃しない東学軍にどんどん大砲が打ち込まれる。次々倒れていく東学の兵たち。イガンが大声で東学の教えを唱え、ひるむ兵たちを元気づける。京軍が戸惑う一瞬を狙って川の水や大きな綿の防護壁を使った奇襲作戦で京軍が敗退。東学軍は多くの仲間の犠牲を払ったものの見事勝利を収める。
全州旅閣ではジャインの無事の帰還を喜ぶ。都接長も娘の無事な姿にほっとするが京軍が惨敗したと教え官衙(役場)に向かう。ジャインは、イガンが達者でいると信じているユウォルの姿に安堵しながらも、イガンの姿や「軍商は死と隣接する兵士の金を奪取する」といったチョン・ボンジュンの言葉を思いだし、こらえきれずに涙する。
京軍の惨敗で再びイヒョンが郷兵になることを恐れるペク家。だがイヒョンは吏房になって郡守の副官になると告げる。未来あるイヒョンがしがない吏房になるのが我慢ならない父ペク・カ。イヒョンは、ファン進士に弱みを握られたホンガが自分を郷兵にしたと明かし、ホンガの元へ父を案内する。そして父の夢「科挙に合格したイヒョン丞相、イガン吏房」は完璧に敗れたと告げ、ペク・カはそのきっかけを作ったホンガに暴行を加える。
翌日、観念したペク・カは吏房の地位の低さをイヒョンに改めて覚悟させたうえで、自慢の息子を後任の吏房にすることに。これまでペク・カのやり方を非難していたイヒョンだが、初めて父なりの挑戦だったと認め、これからは自分のやり方で挑むと宣言する。
※吏房:10年は他の仕事ができず禄も出ない。そのためには自分で収入を得なければならない。
ファン進士はミョンシムに、吏房になったイヒョンとは今後一切かかわるなと言い渡す。そんな兄を非情だと非難し睨みつけるミョンシム。両班として己を高潔だと自負してきたファン自身、イヒョンを郷兵に送った時点で己の非情さを痛感していた。
長城 黄龍村でのイガンの活躍を認めたチェ接主は、イガンの別動隊復帰を認める。大勝に浮かれ気分の東学軍の元に、国王が民を宥めるための「綸音(ユヌン)」が届く。その内容は「直ちに解散しなければ逆賊を見なす」という一方的なものだった。跪いてそれを聞いていたチョン・ボンジュンは「我らは王の綸音を聞くためでなく、我々の意志を伝えたくて蜂起した。我々の要求が通るまで解散はしない」と言い、伝令に来た役人を一太刀で斬り殺す。そして仲間たちに「逆賊の汚名を恐れる者はすぐに故郷に帰れ!」と喚呼 し、イガンの万歳に続いてみんなが立ち上がり、緩んでいた士気が一気に高まる。その勢いのまま東学軍は全州へ向かう。
ジャインは父の都接長に逃げるように促し、抵抗する父をチェ行首に力づくで避難させる。民たちは「緑豆万歳」で東学軍たちを出迎え、東学軍は全州へ無血入城を果たす。一行の中にイガンを見つけたユウォルは息子を抱きしめ歓喜の再会を果たす。
パク郡守はファン進士を呼んで郷兵を率いて全州に向かうので、その間の古阜を頼む。そこに吏房イヒョンがやってきて、自分が郷兵と全州へ行くのでパク郡守は他の吏房たちと古阜を守ってくださいと提案する。邪魔なイヒョンを再び戦場に追いやれると喜ぶファン進士はこれに賛成。だがパク郡守の吏房に指揮を任せられないの一言で、イヒョンはファン進士を推薦。ここでイヒョンの仕掛けた罠だと気づくファン進士だが、常日頃イヒョンに国と朝廷のために命をささげるよう指導してきただけに引き受けるしかない。「精いっぱい補佐する」というイヒョンの言葉が「徹底的な復讐」を意味していると察する。、
■見どころ
兄イガンの性格を誰より知るイヒョンは、兄をペク家に連れ戻す可能性がないと察すると、ポドゥリの銃を使って顔色一つ変えずに両班を撃ち殺す。A案=イガンをペク家に連れ戻る。B案=両班に復讐して罪を東匪に擦り付ける。冷静沈着頭脳明晰だけに、ペク・カのやり口よりも残忍だ。
抑えておくべき13人でチェ行首がかつて武芸に秀でた軍人だったと紹介したが、辞職した理由が、12年前に起きた壬午軍乱で鎮圧命令に「同じ国民同士が戦うために軍人になったのではない」という理由とは素敵な人物だ。ジャインにとって父であり兄でもあるチェ行首。2人の素敵な関係はこの後もあるのでお楽しみに。
長城 黄龍村での決戦。東学軍の前、槍を持って身じろぎしない東学軍に打ち込まれる大砲の弾丸が何ともリアル。回旋砲に対抗するのは綿で作った大きなカイコのような防弾壁。イガンたちが調達したのはこれだった。
どんどん頭角を現すイガン。そんなイガンの別動隊復帰をチェ・ギョンソンがささやきを捕えるイガンの耳に注目!
◇SBS「녹두꽃」番組サイト
2019年4月26日~7月13日(全24話(48部作×30分))
◇公式サイト
DVD-BOX1~3 発売中
◇予告編
【作品詳細】【「緑豆の花」を2倍楽しむ】