テレ朝「いきなり!黄金伝説」プロデューサーインタビュー-ドガッチ

2010年04月08日10時27分芸能
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この4月で10周年を迎えたテレビ朝日系人気番組「いきなり!黄金伝説」のゼネラルプロデューサー・寺田伸也のインタビュー動画連載が公開されている。深夜番組からゴールデン枠に移動して、更にパワーアップして子どもからお年寄りまで楽しめる人気番組に育てた立役者である寺田によって、10年に渡る番組の裏側や苦労話が聞ける貴重な動画連載だ。深夜番組時代の笑える体当たり企画のみだった頃から、ゴールデンに移行して情報や感動といった付加価値をつける企画の考案、番組のコンセプトが時代と共に変化してきたいきさつなど、制作者の目線で番組制作の裏側が丹念に語られている。

同番組の人気企画「メニューを全部食べつくすシリーズ」や「○○だけで1週間生活」などが始まるきっかけやロケ中の裏話などが語られ、それを聞くことで更に番組が面白く感じられる。これまで芸人たちが達成した数々の伝説は、実はスタッフが実際に試してみて出来た事を提案しているという。寺田もディレクター時代に伝説を体験した上で芸人たちにオファーをしたことを明かしている。寺田が提案した伝説に「煙突の上にフタをした上に立ってネタをやる」というものがあったが、フタをした煙突の上にスタンドマイクを置いて立つという段階までは寺田が体験し、その後でココリコ田中に「大丈夫、立てますよ」とオファーした経緯を語っている。「自分でやってないと『やって下さい』と言えないので」と断言するその姿は、制作者としてのポリシーも感じられる。視聴者の知らないところでこうした準備があってこそ、過酷な伝説に挑戦する芸人たちとスタッフとの信頼関係が生まれ、それがバカバカしい伝説ながらも感動を生む秘訣となっているのだろう。体を張るのは芸人たちだけではなかったという新鮮な驚きを与える逸話である。
「1週間生活」では本当に1週間テープを回しっぱなしであり、回していない事があったとしてもそれを出演者には明かさないというスタンスが続けられているという。カメラの向こうでオンとオフが切り替わるのが一般の芸能人であり、それを排して最大限の本音の状態を見せるためにも番組開始当初から一貫して続けられてきた事だ。このように、10年にも渡る人気番組となった背景には、職人のごときこだわりを持って丁寧に作られた背景がある事がよく分かる動画連載となっている。

4月8日(木)の放送回では11年目に突入、「東京ディズニーリゾートのメニューを食べつくす」など人気企画盛りだくさんの3時間スペシャルとなっている。15日放送回からはオードリーも黄金伝説レギュラーメンバーに加入という事で、ますますパワーアップして今年も視聴者を楽しませてくれそうだ。

「いきなり!黄金伝説」ゼネラルプロデューサー・寺田伸也のインタビュー動画連載は、テレビドガッチのコンテンツ「つくるひと」で視聴出来る。


つくるひと~制作者に聞く舞台裏~テレビドガッチ