イ・ジェウク「お坊ちゃまの所に嫁に来てくれ、ムドク」 最終回前話「還魂」第19話:ミンヒョンと呼吸3回のお別れ

2022年08月28日08時00分ドラマ
©tvN Netflixシリーズ『還魂』独占配信中!

ついに最終回前話!予想を覆す歴代級のどんでん返し…韓国tvN新土日ドラマ「還魂」(全20話)8月27日放送しNetflixでも独占配信開始した第19話のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。

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「還魂」は、水を操る術で栄え、歴史にも地図にも存在しない大湖(テホ)国を舞台に、魂を変える“還魂術”によって運命がねじれた主人公たちがこれを乗り越え、成長していくファンタジーロマンスドラマだ。



■キャスト
チャン・ウク役:イ・ジェウク
ムドク(ナクス)役:チョン・ソミン(コ・ユンジョン)
ソ・ユル役:ファン・ミンヒョン(NU’EST)
パク・ダング役:ユ・インス
パク・ジン役:ユ・ジュンサン
キム・ドジュ役:オ・ナラ
チン・ム役:チョ・ジェユン
チン・ホギョン役:パク・ウネ
世子コ・ウォン役:シン・スンホ
 ほか

■第19話
ブヨンの神力は母親譲りでなかった。没落したチェ家の子孫である父親ウタクからも受け継いだ。ウタクは最初に氷の石で還魂術を始めたチェ氏の子孫で、ブヨンは両家の血を引く最高の神力を持つ神女だった。だが劣等感と嫉妬に溺れたウタクは、チャン・ガンが邪術を使ってまで誕生させたブヨンを彼の子だと信じてしまった。
10年前、氷の石を見つけた後、チン・ムに石を奪われ湖に突き落とされたブヨンは記憶を失くし、助けてくれた老女の亡くなった孫娘に代わってムドクとして育ったのだった。

『心書』の秘密
訓練場で還魂術の実験の最中に、天が荒れムドクとソイが消えた。10年前にブヨンが消えたときと同じ現象が起きたことに驚くチン・ム。

ウクから『心書』の秘密を聞いていたパク・ジンは、万長会で『心書』がソ・ギョン先生が鎮妖院初代院長チン・ソルランへ宛てた恋文で、死にゆく恋人をどうしても失いたくなくて氷の石を残したことを告白していると明かす。だが争乱で傷を負ったソルランは半年もたたずに他界している。それは、危険な力を再び世に出すまいとの初代院長の決断。チン・ムのような人間ならそうしないだろうが、人間だからこそ守るべきものを守るためにすべてを捨てる選択をしたのだろうと推測するパク・ジン。

チン・ホギョンと二人になったパク・ジンは、鎮妖院に入ったのがチャン・ガンかと確かめる。20年前、死んだ胎児を助けるために、鎮妖院にある氷の石をチャン・ガンに渡し、彼が邪術を使って胎児を生き返らせたことを思い出すホギョン。動揺を抑えて、松林の術士が氷の石を持ち出し還魂術で世を乱したのが公になれば松林の責任は重いと責める。パク・ジンは世を正すためには松林の恥部をさらし、抉り出すつもりだと決意を話す。

ユルの体に血虫が入る
氷の石の結界に閉じ込められた精進閣の中ではユルが出血多量で瀕死状態。結界の中で術力を使えば気力を奪われやがて死に至るため、ユルを助けることはできない。ユルの命を助けたい一心のソイは、血虫によりチン家の血が自分に流れているのを思い出し、そっと自分の腕を短刀で切ってユルの傷口に血を垂らす。その時、チョヨンの血を吸った血虫も一緒にユルの体に入る。

ダングとチョヨンが本当の王妃発見
ダングとチョヨンは世子が捜していたケマ谷の薬房にたどり着く。そこは王妃に仕えたキム内官が通っていた場所。そこでチョヨンの父親ウタクを見かけ、後をつける。ウタクは地下牢に入り、チョヨンたちは信じられない光景を目撃する。ウタクは苦しむ女にすべてがチャン・ガンのせいだと告げ、王妃の体に入っているチェ氏の魂が、無事に偽のブヨンの体に還魂すれば望み通りに殺してやると計画を話し、それまでは死なせないと、自殺しようとした女に薬を飲ませる。振り返ったウタクの前に娘のチョヨンとダングがいた。牢にいるのが本物の王妃と知られたウタクは、ダングに斬りかかるが、チョヨンに止められ観念する。

20年ほど前、呪いの術を使う巫女チェ氏を捕えに来たチャン・ガンは邪術に関連した書をすべて燃やそうとし、それを消そうとしてチェ氏は大やけどを負い、弟ウタクと逃げた。一方、チャン・ガンは燃え残った『天綱』の中に「還魂術」の章を見つけ、その場にはチン・ムもいたのんだった。

ウクの決心
戻ってこないムドクとウクを心配した世子は、密室の中で還魂人の死体を発見する。その頃ウクとムドクは庭にいた。精進閣で氷の石に関する記録を読んだウクは、氷の石にはきまった形がなく、水でもあり火でも、風でもあると知った。だから精進閣を囲んでいる霧も氷の石の実態ではなく、雨にすることもできるのではないかと考える。今のウクは1滴の水なら作り出せる。それで弾水法を使えば霧を雨に変えることができるかもしれない。だが結界の中で気を使えばウクはこれまで得た気を奪われ全ての術力を失くす。これまでのウクの命がけの努力を知るムドクはこれに反対する。だが時間をかけると王妃に氷の石を奪われ全員死ぬかもしれない。しかも今ユルは瀕死の状態。ウクは、「ムドクが皆を守るために気を放棄したように、自分も守りたい。そしてユルもムドクの秘密を知りながらずっとムドクを守ってきた」と打ち明ける。

ウクはその計画を世子に打ち明け、もし氷の石が消えたら世子の手柄にしてほしいと頼む。それなら氷の石を隠したと疑う者もいないだろうと。だが下手をすると術力だけでなく死ぬこともある。世子は危険だからやめておけと止めるが、ウクは「私が仕えている師匠は、いつも私を追い込み、“何もしないのなら死ね”といった」と師の教え通りすると決心は変わらない。師匠が誰だか言わないウクだが、剣を持ってやってきたムドクが、師匠と同じ言葉を言ったことに世子は驚く。

ついに王妃の正体が明らかに
本物の王妃を見つけたとダングから報告を受けたパク・ジンは、また全てがチャン・ガンの邪心から始まったと聞き、万長会の術士たちを退出させ、王と王妃、チン・ム、ホギョンだけに真実を話すことに。そして捜していた人物が見つかったと、20年間ケマ谷で獣のように閉じ込められていた巫女チェ氏を呼び入れる。顔に火傷がある巫女は「私が王妃ソ・ハソンです」と声を上げる。それが嘘だを叫ぶ王妃に、パク・ジンはただの灰を鬼狗の遺灰だとばらまく。体に付いた灰を必死で払う王妃を確認したパク・ジンは、彼女が200年前に争乱を起こしたチェ氏の子孫で、還魂術に使った追魂香も彼女が作り、王室も天附官も鎮妖院も長年チェ氏兄妹の手の上で転がされてきたと正体をバラす。その言葉でホギョンは初めて夫のウタクがチェ氏の者だと知る。さらにパク・ジンはブヨンも偽物で、巫女チェ氏は王妃の体からブヨンの体に移るつもりだったと奸計も明かす。

正体がバレたチェ氏は、ここにいるみんなの罪を明かしていく。王妃は自ら若く美しい体に還魂したいと言いだした欲、光の石を守るべきホギョンは還魂術を使うために鎮妖院から氷の石を持ち出した罪、松林の術士の罪を隠したパク・ジンの罪。そして傍観しているチン・ムを責めるが、チン・ムは他人事のように、追魂香を出して王妃を元の体に戻せば、石化を阻止してやる。そうすれば弟を助けてやると、うそぶく。その時、ウタクは姉を守るために切腹しその場に倒れる。チェ氏は「望み通りに氷の石を失くしてやる。だがその中にいる者は全員死ぬ」と追魂香を出す。

還魂術VSウクの弾水法
追魂香が作り出した黒い気が天を突く。その時、ウクは剣を抜いて渾身の力で弾水法を繰り出した。天を突いた黒い気は地上に向かって突き進み、松林に姿を見せたチャン・ガンが全身で追魂香の気を受け止める。よろめくチャン・ガンはそのまま訓練官へ。すでに暴走し石化が始まっているチャン・ガンは、麻衣導師イ先生から万長会で全ての罪を告白するよう言われてここに来たと経緯を話す。全ては自分の罪だと白状し、ここで石化して死んで謝罪すると。だがウクは我が子ではないから、不運なウクを罪人の子としてないでほしいと願い、最後の気を使って自ら灰になって消える。

帝王星現れる
術力を失くしたウクは氷の石を手にする。今のウクにはただの石でしかないはずの氷の石が光りだし、それは帝王星となり結界が破れ、雨となった。サンオがこのことをパク・ジンたちに報告し、万長会の術士たちは精進閣の中に入る。そこに立つ世子をみてみんなは跪き、世子が帝王星の元に生まれたと、感激してひれ伏す。

その傍らの放心状態のウクを見たパク・ジンは、ウクが結界を破った帝王星の主だと確信する。全ての気と術力を失くしたウクとムドク。でも2人は共にいられるだけで満足と、手をつないで見つめ合う。

ユルとナクスの呼吸3回分の別れ
ユルを心配するムドクは付きまとい、ナクスの秘密のために辛い思いをさせたことを謝り、守ってくれたことに感謝する。ユルはここにいてはいけない人を西湖城に連れて行くつもりだったと打ち明け、ムドクはもう自分の中にナクスがいないと説明し、タニャン谷の良い思い出として笛を連れて行ってと渡す。そして傷が治ったことを確認するために呼吸3回分を許してほしいと、ユルの胸に笛と共にそっと手を置く。追憶の中のナクスとできなかった最後の挨拶をしようと誘い、ユルはムドクの手の上に自分の手を重ねる。ムドクは「ユルといたタニャン谷の記憶には、良い思い出しかない。ありがとう」とナクスからの別れの挨拶をする。そしてユルは傷を気遣うムドクに、「どんなに薬が苦くてもきちんと飲む。今回は完治するはず」とムドクの中のナクスに別れを告げる。

父の肖像画
ダングはチャン・ガンの肖像画をウクに手渡し、チャン・ガンが全ての責任を取って命を差し出したから松林と鎮妖院が責任を逃れることができたと説明する。そしてウクが自分の子でないと言ったのも、罪をウクに引き継がせないためだろうと、チャン・ガンの思いを伝える。ウクは肖像画をじっと見つめ、会ったことがある。おそらく向こうも俺に気づいたはずとケマ谷で会った謎の男を思い出す。チャン家のトファの肖像画の前には、チャン・ガンがウクに飲ませてやった酒瓶が供えてあった。

チャン・ガンの贖罪と真の帝王星の主
王命で、チャン・ガンが王室から下賜された宝剣と法衣は松林で保管することに。チン・ムは姿を消し、王妃は火傷を負った巫女の姿のまま、生涯この悲惨な体からは出られぬと嘆く。憎きチャン・ガンの息子をなぜ生かしているのかという王妃に、チャン・ガンは死を持って償い、ウクは官主の座の継承権をはく奪されて全てを失ったことで罪を償ったと訴えるパク・ジン。王も、チャン・ガンが自分の子では無いと言ったのでこれ以上罪に問えぬと告げる。だが世子は、チャン・ガンがウクの父親を明かさず逝ったことが気がかりだった。

ドジュはチャン・ガンから預かった箱をパク・ジンに渡す。中には、ウクが先王の息子だと証明する王直筆の巻物と品が入っていた。信じられないというドジュに、チャン・ガンが還魂術を使い、ウクはチャン・ガンに還魂して生ませた王の子だと説明する。そしてこのことをウクにも誰にも知らせないとドジュに同意を求める。

オ内官は世子が帝王星を持つ王になると喜ぶが、世子は副官主のチン・ムの行方がきがかりだった。その時、天附官の秘密の地下室に続く道が開き、世子はそこでチン・ムと会う。チン・ムは帝王星の主から世子を守れるのは自分だけだと言い、帝王星の主がウクだと明かす。世子は切望していた帝王星がウクのモノだったのかと呟く。

ウクの破門宣言と求婚
チソル楼のチュウォルに頼まれてムドクはチョヨンの代わりに花嫁衣裳を試着する。その姿を嬉しそうに見つめるウクはムドクを座らせ、13回目の破門を申しでる。「ここまで導いてくれたことに感謝し、師匠もまた力を取り戻す機会を捨て、弟子もまた力を失くしたが、一生共にできる人を得ることができました。その人に捨てられぬよう守って大切します」と宣言し、師匠ムドクも弟子の破門を許可する。師弟の縁を切ったウクは「お坊ちゃまの所に嫁に来てくれ、ムドク」と求婚する。

■見どころ
第19話は、まさに全ての予想を覆す歴代級のどんでん返しとたたみかけるような展開だった。チュ・サンウク演じるチャン・ガンの告白と命を懸けた贖罪で一件落着と思いきや、最終回を残してまた新たに疑問を残した。

まず、3話でユルの呼吸法を盗むために、ムドクがユルでねだった“呼吸3回”で、ユルとムドクの中のナクスと素敵にお別れしたが、そのユルの中にはチョヨンの血を吸い取った血虫が入っている。チン・ムがソイに血虫を入れた後の台詞と覚えているだろうか?記憶にない方は15話で確認しよう。

次に、悲惨な姿のまま王妃に戻ったソ・ハソン。どうやらチャン・ガン亡きあと、ウクに恨みの矛先を向けている様子。このまま引き下がるとは思えないが…。

命を取り留めたチン・ウタク。ブヨンがチャン・ガンの子だと信じているようだが、誤解は解けるのか?
そして、せっかくウクと良いケミ(相性)を見せ始めた世子。チン・ムから帝王星の主がウクだと聞いてショックのようだが?チン・ムと結託するのか?そしてムドクが鎮妖院の長女だと知ったときどうするのか?

これらを最終回1話では終わらせるのか、それとも12月に放送予定(8/26、韓国スターニュースより)のパート2につなげるのか?すべては最終回で明らかになる。チョヨンとダングの婚礼も気になるが、ウクとムドクの結末は?

全20話予定で描かれるこの夏期待のスペクタクル作品「還魂」はtvNで6月18日(土)からスタートし、毎週土日の夜9時15分から放送、Netflixでも独占配信中だ。

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