大竹しのぶ登場に驚きの声! 「鎌倉殿の13人」第36話で中川大志散る!第35話ネタバレあらすじと予告

2022年09月12日09時38分ドラマ
©NHK

9月11日(日)に放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)第35話「苦い盃」に大竹しのぶがゲスト出演!9月18日(日)放送の第36話「武士の鑑」で窮地の中川大志がついに北条との戦いへ・・・予告動画は番組公式サイトで公開、NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。



9月11日放送の第35話では、北条時政(坂東彌十郎)とりく(宮沢りえ)の嫡男、政範(中川翼)の死が波紋を呼び、畠山重忠(中川大志)の嫡男・重保(杉田雷麟)に毒殺した疑惑がかけられた。息子の死を口実に、畠山討伐に燃える時政と、いわれなき罪に怒れる重忠は一発触発状態に。義時が間に入り、一度は挙兵を諦めた時政だったが、密かに実朝(柿澤勇人)から挙兵を許可する花押をもらうことに成功。そうとは知らない義時は、重忠から“本当に鎌倉のためを思うなら倒すべき相手は時政”と暗に諭され苦い盃を交わした。

視聴者を驚かせたのは“歩き巫女”としてゲスト出演した大竹しのぶだ。「よく見たら大竹しのぶだ!」「こんな演技もするんだ」など予期せぬ大竹の登場に視聴者が盛り上がりを見せた。大竹は和田義義盛(横田栄司)が贔屓にしている“歩き巫女”として登場。実朝の悩みを見抜く不思議な老婆役で登場した。結婚に悩む実朝へ、“歩き巫女”がかけた「悩みは一人のものじゃない」という言葉に救われた実朝の目には涙が・・・。すっきりした顔の実朝にほっと胸を撫でおろすも、時政の謀略に乗せられ、ついに挙兵を許可する文書に花押をしてしまう実朝。北条V.S畠山の対立構造がくっきり輪郭を見せ、次週へ繋がった。

そして9月18日放送の第36話では、「畠山重忠の乱」が描かれる。武勇の誉高く、清廉潔白な人柄は“武士の鑑”と言われ、中身も外身も抜群にイケメン・重忠がついに手勢を率いて北条と激突。ベテラン俳優に混じり物語の中核を担ってきた畠山重忠役の中川大志に早くも称賛の声が持ち上がるも、ネットでは「もう畠山殿が観られなくなるの?そんなのつらすぎる」「畠山重忠の悲劇をどう描くか楽しみ」など次週への期待が寄せられている。

■“歩き巫女”で大竹しのぶが登場
人生に悩む若き将軍、源実朝の相談役として登場した“歩き巫女”。不気味さと面白さを併せ持つ不思議な老婆役を演じたのは、言わずと知れた大女優大竹しのぶだ。番組公式Twitterでは放送終了後に大竹しのぶのメッセージが公開された。大竹はインタビューで三谷幸喜脚本に隠されたメッセージを大事にしながら、「おもしろさ7深み1後は勢い」で演じたことを明かしている。「実朝に必要以上にエールを送るわけでもなし、ただ勇気をあげたいというか、真実を伝えることでそれが生きる勇気になればいいなという思い」で臨んだという大竹の“歩き巫女”役は大きな反響を呼び、異彩を放つ大女優の登場はネットを大いに盛り上げた。

ところで、“歩き巫女”のセリフの中に、「お前の悩みは、お前一人の悩みではない。はるか昔から同じことで悩んできた者がいることを忘れるな。この先もお前と同じことで悩む者がいることを忘れるな。」とある。これは三谷幸喜作のミュージカル『日本の歴史』でも歌われた『INGA』の一節「あなたが悩んできたことは、いつか誰かが悩んだ悩み」に通じている。因果の繰り返しで歴史は動き、人は全く別の時代や異なる世界で同じような境遇に陥り、同じように悩んでいる。悩める人への応援ともとれるこの歌に込められた三谷幸喜のメッセージを「鎌倉殿」では大竹しのぶが“歩き巫女”として表現した秀逸な場面となった。

■前回(第35話)ネタバレあらすじ
源実朝との結婚のため、京都から後鳥羽上皇の従妹、千世(加藤小夏)が到着した。しかし、「京から御台所を」と意気込んでいたりくは、嫡男・政範(中川翼)の突然の死にショックを受けふさぎ込んでいた。そんな中、義時は畠山の嫡男・重保(杉田雷麟)から平賀朝雅(山中崇)が政範を殺害するため毒を盛ったのではないかと相談を受けていた。

一方、朝雅は京へ帰るため、りくを訪ねていた。そして、畠山重保が政範を殺すため毒を盛った噂が流れていると嘘を吹き込み、「何を言ってきても信じてはいけない」と忠告する。怒ったりくはすぐに時政に政範の仇を討って欲しいと懇願。時政はりくの願いを叶えるため、畠山を討つことを決意する。「畠山を討つ。力を貸してくれ。」と時政に言われた義時だが、鎌倉殿の花押がない限り、いくら執権でも兵を動かすことはできないと伝え、時政の暴走を止めようとした。

りくが政範の仇で畠山を討つと聞き、戦を避けたい義時は政子(小池栄子)に協力を願う。畠山が政範の死に関わっていると思えないと話す政子だったが、りくは「そんな噂があるのですか」と知らぬふりを突き通した。一方、重忠は義時を訪ね、平賀朝雅と息子を並べてどちらが正しいか判断を仰いだ。そして朝雅が京へ舞い戻ったことが嘘をついている何よりの証拠だと主張する重忠は、すぐに討ち取るよう詰め寄った。朝雅は上皇の近臣のため、京を敵に回すことを避けたい義時。しかし、いわれなき罪を被り、時政に武蔵を奪われることに納得できない重忠は北条との戦準備に取り掛かるのだった。

義時はすぐに時政に会いに行き、これは政範を亡き者にして執権の座を狙う朝雅の仕業だと話し、審議をしないで畠山討伐に出ては後悔すると説得した。時政が畠山討伐を留まることで話はついたが、りくから責められた時政は再び畠山討伐のため動き出す。鎌倉殿の花押をもらうために、さっそく御所を訪れた時政だったが、実衣(宮澤エマ)から実朝との面会を拒まれてしまう。しかし実際は、行方がわからなくなった実朝の捜索で、御所内はにわかに慌ただしさを見せていた。

その頃、実朝は泰時(坂口健太郎)を連れて密かに和田義盛の館を訪れた。息抜きと称し、義盛は歩き巫女(大竹しのぶ)のところへ連れて行った。そこで実朝は結婚の悩みを打ち明ける。すると巫女は、「お前の悩みは、お前一人の悩みではない。はるか昔から同じことで悩んできた者がいることを忘れるな。この先もお前と同じことで悩む者がいることを忘れるな」と励まされた。

一方、御所では実朝に会いたい時政が粘っていたが、政子や実衣、時房(瀬戸康史)らの強い希望で時政は館へ帰って行った。そして実朝は和田の館にいるところを八田知家(市原隼人)に見つかり御所へ戻って来ていた。館に帰ったと見せかけ実朝の帰りを待っていた時政は、すぐに実朝に会いに行き、畠山討伐という内容を伏せて花押をもらう。

そうとは知らず義時は、重忠に時政を説き伏せたと伝え、鎌倉殿に潔白を誓う起請文を提出するよう促した。2人は盃を交わしながらも、疑念をぬぐえない重忠は「侮ってもらっては困る。戦になったら一切容赦はしない。」と牽制。そして“鎌倉の為”と言いながら、北条の邪魔になる者が消えていくと厳しい指摘をしてきた。重忠は「本当に鎌倉のことを思うなら、あなたが戦う相手は・・・」と言いかけるが、義時はその先を聞こうとはしなかった。

■第36話「武士の鑑」あらすじ
北条時政と畠山重忠との対立は深まっていく中、りくを信じる時政は、実朝の下文(くだぶみ)を得て御家人を招集する。三浦義村、和田義盛、稲毛重成(村上誠史)らが集い、対応を協議する。一方、手勢を率いて鎌倉を目指す重忠。板挟みとなった義時は、政子、時房らと事態の収拾を図る。そんな中、父・義時を心配する泰時は共に戦準備を進めていき・・・。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第36話は9月18日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/坂口健太郎/菊地凛子/小池栄子/坂東彌十郎/宮沢りえほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kamakura13」。第36話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

【大河ドラマ】【「鎌倉殿の13人」関連記事】

【2022年夏ドラマ一覧】