【最終回】「競争の番人」小勝負(坂口健太郎)の執念が藤堂(小日向文世)に勝った!第10話ネタバレと第11話予告

2022年09月13日09時41分ドラマ
@フジテレビ

フジテレビ・月9「競争の番人」の第10話が9月12日に放送され、藤堂(小日向文世)をついにダイロクが追い詰めた!最終回を思わせる展開に視聴者も驚き!9月17日(月)よる9時から放送される最終回、第11話は、四国に異動した小勝負(坂口健太郎)が銃を持った犯人に人質にされ、白熊(杏)に予想外のお願いをする!予告動画が番組公式サイトで公開されている。



新川帆立原作の「競争の番人」の第10話は9月12日に放送された。小勝負(坂口健太郎)の前に立ちはだかり続け、白熊(杏)を警察から公取に追いやるように圧力をかけてきた藤堂清正(小日向文世)をついにダイロクが総力を投じて逮捕まで追い込んだ。この展開に、視聴者は「最終回じゃないの?」「来週もあるの?」といった戸惑う声も多く上がった。9月17日に放送される第11話で、「競争の番人」は本当に最終回を迎える。第10話のラストで、藤堂を追い詰めるために強引な調査を行った小勝負が四国に異動になる。故郷に戻った小勝負は巨悪との闘いではなく、日々の生活の中にある案件を担当してゆく。

小勝負の因縁の相手であった藤堂清正がなぜ「談合」にこだわるのかが第10話で分かった。それは悲しい過去にあった。阪神淡路大震災前までは、真面目で談合など毛嫌いしていたという。しかし、震災前に買ったマンションの強度不足で震災でマンションは崩れ、妻を亡くしてしまった。入札で小さなメーカーが破格の値段を出して作ったマンションだった。値段を下げるために建材を少なくし、強度が足りなくなっていたのだ。もちろん、それは許されることではないが、その私怨を仕事にぶつけ、大企業でなければ入札できない法律まで作ろうとしてしまっていた。

ダイロク全員、そして検察官の緑川瑛子(大西礼芳)や六角(加藤清史郎)の父・敦夫(羽場裕一)たちが援護射撃してくれて藤堂を逮捕するまで追い詰めることに成功した。藤堂は白熊(杏)が追っていた事件にも圧力をかけていたのだが、逮捕されたことでそちらの殺人事件の捜査も進むと思われる。

そして本当に本当の最終回・第11話では、四国に戻った小勝負が大型スーパーとその進出により窮地に追い込まれた小売店との間にある不当廉売の問題に直面する。スーパーで買い物していた小勝負が銃を持った犯人に人質にされてしまうが、どうその危機を乗り越えるのか?小勝負から連絡をもらった白熊、桃園千代子(小池栄子)、風見慎一(大倉孝二)、六角洸介(加藤清史郎)、そして本庄聡子(寺島しのぶ)たちダイロクは小勝負を救うべく最後のチームワークをみせる。

■前回:第10話ネタバレあらすじ
小勝負勉(坂口健太郎)や白熊楓(杏)たちダイロクは、『ラクター建設』の樋山雄也(平原テツ)が仕切る談合現場に踏み込む。だが、そこには『小津建設』の小津耕介(竹財輝之助)がいた。そこで行われていた談合はダイロクが追うビッグプロジェクトである『東京湾岸地区再開発プロジェクト』ではなかったのだ。

さらに、警察が踏み込み、樋山を本庄聡子(寺島しのぶ)殺人未遂と『ラクター建設』の古賀康弘を殺害容疑で逮捕する。小さな談合の情報をわざと流したのは、藤堂清正(小日向文世)が仕掛けた罠だった。小勝負が自分を追いかけ、娘の環(前田亜季)を使って接近してくることを予想して、わざと誤った情報を小勝負に渡したのだ。

しかし、ダイロクのメンバーはあきらめない。樋山と小津建設が関わっていた談合の裏付け調査という名目で『ラクター建設』を立入検査できたのだ。しかし、留置した資料からは、『再開発プロジェクト』の証拠品がなかなか見つからない。

風見慎一(大倉孝二)は白熊に『小津建設』で資料を留置してきてほしいと頼む。白熊が『小津建設』に赴くと、小津と環が途方に暮れていた。談合がばれて契約がどんどん切られていたのだ。それは、小勝負の父が談合に関与したことがばれた時とよく似ている光景だ。契約が着られたことによって買掛金の支払いや従業員の給与のための資金計画が狂い、会社はどんどん追い込まれてゆく。環は夫が談合に参加したことを責めることはできず、「私がなんとかする」と静かに話した。

まだ『再開発プロジェクト』の談合場所などの手がかりは得られていなかった。そんな時、小勝負の携帯に六角洸介(加藤清史郎)から連絡が入る。検察官の父、敦夫(羽場裕一)のツテを使って藤堂の周辺を探っていた六角は、とんでもない計画を知ったのだ。それは、藤堂がこれから国会に提出しようとしている法律案だった。それは、大企業しか入札に参加できなくなるような法律だ。寡占が進み、競争が亡くなってしまう。なんとしてもそれを阻止しようと小勝負はあせる。

検事の緑川(大西礼芳)が紹介してくれた、藤堂の元上司にあうことができた。元上司の話では藤堂は昔は談合など一切許さない人間だった。30年前になにかがあったのかと思った小勝負は藤堂が家のリビングに今でも妻と環と写した写真を大事にかざっていたことを思い出した。

白熊は入院中の本庄聡子(寺島しのぶ)の見舞いにゆく。実は、桃園千代子(小池栄子)、風見慎一(大倉孝二)、六角洸介(加藤清史郎)も来ていて、ドアの外で本庄と白熊の話を聞いていた。本庄は長いこと藤堂を追っていたが、小勝負が公取に入ってきたのを知って、必ず仕留めるためにダイロクを作ったと話す。ダイロクは「最高のチーム」だとも。それを聞いていたメンバーはがぜんやるきを出す。

もう一度資料をみていると、裏書のないタクシーの領収書を見つけた。それをとっかかりにしてラクター建設から4キロ以内の店で談合が行われたと推理する。しかし、領収書がある店は風見や桃園がすでに調べていて談合するのにはふさわしくない店だと判断していた。小津建設の資料の中にも裏書のない領収書があった。小勝負はラクター建設が下請けである小津に費用を負担させたのではと目星をつけた。

そして、談合の1日前、出勤する藤堂を公取に呼んだ。そして白熊とともに「私たちの負けです」という。藤堂に、阪神淡路大震災で犠牲になった藤堂の妻は、破格の値段で入札した会社の犠牲になったことも話す。藤堂は「信頼と力のある企業のみが工事を行うべき」という。さらに、白熊は環が会社を救うために自殺しようとして現在も意識がもどっていないことを話す。藤堂もさすがに動揺した。そこに小勝負が土下座して「談合の場所を教えてください」と頼む。すると藤堂は「すべに終わっている」という。

小勝負は起き上がると藤堂にそのセリフを待っていたという。実は小津建設に押し付けた領収書から割り出した店で前日に行われていた談合が終わるのを待って、その場で談合に参加していた人を捕まえている。携帯もタブレット端末もすべて押収しているので、談合が終わったことをしっているのは談合にオンラインで参加していた人だけなのだ。それが藤堂だ。しかし、藤堂は公取にはなにもできまいと帰ろうとする。そこへ六角(加藤清史郎)の父・敦夫(羽場裕一)がやってきて藤堂を逮捕した。藤堂は「それでも談合はまた生まれる」という。小勝負はこちらも闘い続けるという。

環も意識を取り戻し、本庄は退院し、万事解決したようにみえたが、小勝負は強引な調査が問題視されて四国に異動になった。白熊は警察に戻ることはなく、公取のメンバーとして働いていた。



■最終回:第11話あらすじ
小勝負勉(坂口健太郎)、白熊楓(杏)、桃園千代子(小池栄子)、風見慎一(大倉孝二)、六角洸介(加藤清史郎)、そして本庄聡子(寺島しのぶ)たちダイロクは、藤堂清正(小日向文世)を頂点とする談合疑惑を解明した。しかし、強引な調査が問題となった小勝負は、四国支所に異動させられてしまった。

小勝負は懐かしいご当地パンを買おうと商店街へ行くが、閉店した店が多い。大手スーパー『エースマート』で店員の北川亜沙子(若月佑美)からパンを買うが、その安さに疑問を持ち店内を見て回る。そんな小勝負は店長の松尾優(迫田孝也)に万引きと間違われてしまう。バックヤードで小勝負が説明していると店内から悲鳴が…。松尾が様子を見に行くと銃声が響いた。

店内では猟銃を持った男が従業員たちを脅している。駆けつけた警察官に、男は近づいたら人質を殺すと叫ぶ。警察からの電話に男は『エースマート』の社長、大谷正和(袴田吉彦)を連れてくるよう要求した。北川は男が潰れたケーキ屋の店主、田嶋忠信(加藤虎ノ介)だと小勝負に教える。

大型スーパー出店で次々と地元の商店が潰れたことを知った小勝負は不当廉売に思いあたり、ダイロクに電話をかけた。

フジテレビ7月11日スタート、月9「競争の番人」。出演:杏、坂口健太郎、寺島しのぶ、小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎、小日向文世ほか。番組公式Twitterアカウントは「@kyoso_fujitv」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

フジテレビ・月9「競争の番人」番組公式サイト

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