「一橋桐子の犯罪日記」最終回となる第5話で松坂慶子が殺人犯に?第4話ネタバレあらすじと予告動画
10月29日(土)放送のNHK土曜ドラマ「一橋桐子の犯罪日記」(NHK、夜10時)第4話で松坂慶子率いるチームKが誘拐計画を決行するも失敗。最終回となる11月5日(土)放送の第5話、次の計画はなんと殺人!宇崎竜童が“俺を殺せ”と迫るそのわけは?予告動画は番組公式サイトで公開中だ。
「一橋桐子の犯罪日記」は一橋桐子(松坂慶子)が刑務所で余生を過ごすためにムショ活を始める青春終活グラフィティ。10月29日放送の第4話では桐子のムショ活のため、榎本雪菜(長澤樹)、久遠樹(岩田剛典)、寺田一男(宇崎竜童)らチームKが発足し、進路について父親と衝突する雪菜を誘拐する計画を企てた。独りぼっちだった桐子の周りにはいつしか仲間が増え、桐子を応援する様子が描かれた。
一方でそんな仲間たちにもそれぞれ抱える悩みがあることが明らかに。久遠は刑務所に入ったことがきっかけで離婚し、まだ幼い娘と数少ない面会日にしか会えず、僅かながら養育費を払う日々を過ごす。そして雪菜は小さいときに母を亡くし、悲しさをサーフィンが癒してくれたことを桐子に明かした。天涯孤独になった桐子から見たら女子高生である雪菜や、法律に詳しい久遠など普通に暮らしている人々でも、それぞれ人には言えない悩みを抱えている姿にフォーカスが当てられた。
しかし残念ながら誘拐は失敗、周囲を巻き込んだ犯罪計画に非難が殺到し、桐子はアパートを追い出される羽目に。さらに寺田から「俺を殺してくれ」と殺人計画を持ち掛けられ、気になる展開で次回へバトンが繋がれた。そして最終回となる11月5日放送の第5話では、癌に侵された寺田と桐子による殺人計画が進んでいく。“誰にも迷惑をかけない”がムショ活のモットーとしている桐子は今度の計画にどんな決断を下すのか。ムショ活もラストスパートを迎え、最後まで桐子の奮闘が描かれる最終回を楽しみに待ちたい。
■第4話ネタバレあらすじ
桐子は家出してきた榎本雪菜から、誘拐計画を提案される。大学には進学せず、サーファーになる夢のためにハワイ行きを決意していたが、父親から猛反対を受けていた。そんな父に自分の本気をわかってもらうために桐子に「誘拐計画」を持ち掛けたのだった。アパートの立ち退きを強いられていた桐子は、自分が協力すれば、雪菜の夢の応援もできる、自分も刑務所に行けると考え、この計画に乗ることにした。
さっそく桐子は頼りになる久遠樹に相談をもちかけた。すると久遠は、誘拐は成功率が低い上に、雪菜の父親が刑事とわかると、協力を拒否。しかし、桐子と雪菜の必死の説得により、協力することを承諾してくれた。3人は、桐子のムショ行を確実にするため、雪菜を誘拐した上、身代金要求を計画に組み込む。しかし身代金受け渡しは犯人とばれるリスクが高い。そこで、久遠は、パチンコ屋で周囲から気に掛けられていない桐子の立場を利用することに。そして桐子が掃除を装いながら身代金に近づく計画を思いつく。
桐子が雪菜を誘拐し、脅迫電話をかける、さらに桐子が身代金受取りをし、雪菜を監禁する桐子の家が特定されれば、桐子が逮捕される。こして“プランK”が出来上がった。さらに桐子はパチンコ屋の常連でもある寺田一男に協力してもらい、“プランK”は次第に現実味を帯びて来る。こうして桐子と雪菜はお互いの夢を叶えるための計画に胸を躍らせるのだった。そんな時、2人は久遠が娘といるところを目撃する。久遠に家族があったが、刑務所行をきっかけに離婚し、この日は面会日だったと後に桐子に教えてくれた。そして娘に胸を張れる父親ではないからこそ、雪菜の夢を応援したかったと打ち明けるのだった。
桐子は雪菜と共に誘拐の準備を進めていく。雪菜は小さい頃、父親と誘拐ごっこをしていたこともあり、ボイスチェンジャーで身代金を要求するのも様になっていた。そんな中、桐子は腰を痛めた三笠隆(草刈正雄)の見舞いへ行く。そこで知子(由紀さおり)が桐子と出会う前にふさぎ込んでいた時期があったと聞かされる。桐子は明るい知子が句帳に記した「わが罪を 知る人は無し 夕霞」という句がずっと心に引っ掛かっていただけに、知子に何があったのか気になっていた。三笠は、知子は桐子に救われたのだと話し、退院したらまた会いたいと話す。しかし、桐子は刑務所に入る決心を固めていたので少し困惑してしまった。
そして迎えた誘拐当日。桐子は言われた通り黒づくめの衣装で雪菜を連れ去った。そして雪菜の父に娘を誘拐したと電話をかけようとするが、緊張して雪菜に代わってもらう。翌日、指定した身代金受け渡し場所であるパチンコ屋に現れた父親は、現金を入った袋を指定された台の下に置いた。その台の隣には寺田が座り、桐子は掃除を装い袋に近づいていく。外で様子を伺う父親の気をそらすために、久遠が自転車の籠に入ったオレンジをわざと落とし、その隙に桐子は現金の入った袋を回収、代わりに事前に用意していた同じ袋を置いてその場を立ち去った。
途中、父親に気づかれそうになるが、寺田のナイスアシストで難局を回避できた桐子。ここまでとんとん拍子に事が運び、雪菜と桐子は喜んだ。しかし、桐子たちがアパートで待機するも、なかなか警察が押し入ってこない。雪菜は警察を動かすために、SNSを使って自分が誘拐されたことを拡散した。これを見た桐子のアパートには多くの若者が殺到し、大騒ぎになってしまう。そんな中、父親が一人でアパートにやってきた。予行演習通り誘拐犯を装う桐子だったが、父親は誘拐犯からの電話で雪菜の仕業だと気づき、警察沙汰にはせず、自分一人で雪菜を迎えにきたのだった。
周囲を騒がせた“プランK”はこうして失敗に終わり、雪菜は停学、桐子はパートを休むことに。近所から苦情が殺到したため、アパートの退去を求められてしまうのだった。三笠や久遠が桐子を心配する中、寺田から呼び出された桐子は、「自分を殺して欲しい」と今度は殺人計画を持ち掛けられる。
■第5話「許されぬ罪の重さぞ」あらすじ
桐子の犯罪計画は毎回あらぬ方向に進み失敗してしまうので、見かねた闇金業者の寺田が、最後の犯罪として、「殺人計画」を提案してくる。実は寺田は癌におかされており、どうせ死ぬなら悪人らしく死にたいと、「俺を殺してくれ」と桐子に迫る。さすがに殺人はしたくない桐子だが、寺田の気持ちや、応援してくれる仲間たちとの日々を振り返り、気持ちが揺らいでしまうのだが・・・。
NHK総合10月8日スタート、土曜ドラマ「一橋桐子の犯罪日記」。出演:松坂慶子、岩田剛典、長澤樹、片桐はいり、宇崎竜童、木村多、由紀さおり、草刈正雄ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_dramas」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。
◇ NHK「一橋桐子の犯罪日記」番組公式サイト
◇NHK俳句番組公式サイト
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