「鎌倉殿の13人」壮絶な和田合戦が終幕し、第42話ではついに朝廷が動き出す!第41話ネタバレあらすじ

2022年10月31日09時53分ドラマ
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10月30日(日)に放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)第41話「義盛、お前に罪はない」和田合戦終幕で小栗旬が御家人筆頭に!11月日6(日)放送の第42話「夢のゆくえ」朝廷の刺客、生田斗真が再び鎌倉へ!予告動画は番組公式サイトで公開、NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中だ。



10月30日放送の第41話では、北条義時(小栗旬)が和田義盛(横田栄司)を挑発した結果、和田一族が御所を攻撃、鎌倉が戦火に包まれた。これまでにない激しい戦のシーンに加え、北条と和田の対決のはずが、いつの間にか和田が幕府に謀反を起こしたとすり替える義時の巧みさと、最後まで実朝を信じ、義時を裏切ることはできないとピュアな和田義盛の対照的な姿が描かれた。

頭脳明晰なわけでもないが、周囲に愛され、鎌倉殿から信頼されたことに喜びを感じた瞬間、降り注ぐ矢に刺され絶命した和田義盛。三浦義村(山本耕史)らが飲み込んだ起請文を吐き出し、泰時(坂口健太郎)が酒に酔っぱらうなど随所に笑いが散りばめられながらも、壮絶な戦闘シーンは圧巻の見応えで視聴者を沸かせた。巴(秋元才加)が義盛の着物で戦場に参上し、義時は戦場に背を向け苦々しい表情を浮かべるなど視聴者の涙腺を崩壊するシーンが盛り込まれ、和田義盛の最期を飾った和田合戦は神回となった。

そして11月6日の第42話では、戦の惨状を目の当りにした実朝が、朝廷に近づき義時ら御家人たちと対峙する決心を固める。鎌倉を意のままに動かしたい朝廷は、密偵として源仲章(生田斗真)を再度鎌倉に送り込む。いつの間にか義時V.S実朝の対立構造が出来上がり、クライマックスに向けてさらに加速する。

■愛に生きた和田義盛と巴
人望厚い御家人として、最後まで戦い抜いた和田頼盛。ドラマでは、秋元才加演じる巴と横田栄司演じる義盛の夫婦像が度々話題を呼んできた。木曽義仲の一の家人として愛する義仲を最後まで支え続けた巴を、義盛が惚れこみ夫婦となったが、ドラマでは荒々しい気性の巴を義盛が優しく包みこむことで、仲の良い夫婦像が描かれてきた。

第41話の和田合戦でも、戦について行こうとする巴に「俺は生きて帰る。その時にお前がいないと困っちゃうよ」と言って参戦を諦めさせるシーンもグッとくるものがあったが、義盛の死を知らされた巴が、義盛の着物に身を包み、「我こそは忠臣、和田義盛の妻 巴なるぞ!」と口上を述べ、男たちをなぎ倒していく姿が感動を呼んだ。昔は男女が契りを結んだ時に、別れを惜しみ、衣を交わすことで愛を誓ったとされている。義盛の着物を着て戦に参戦する巴の姿を見ると、2人が愛情深いカップルだったことが伺える。

■前回(第41話)ネタバレあらすじ
和田義盛が館に帰ると、義直が既に大江広元(栗原英雄)の館を襲ったと報告を受け愕然とする。これでは実朝(柿澤勇人)と戦をしないという約束を破ることになり、義時を騙すことになる。苦悩する義盛とは裏腹に、息子たちは今北条を倒さなければ攻め入れられると義盛の背中を押す。後に引けなくなった義盛は、あくまで敵は北条とし、実朝に弓を引くものではないと念を押した。そして義時のもとに和田の軍勢が攻めて来ると知らせが入った。

この戦、カギを握るのは三浦が和田と北条、どちらに付くかが重要だった。義盛は、三浦義村に、「裏切るなら早いうちに裏切って欲しい」と切り出し、ここぞという時に裏切られては困るからと義村の腹の中を探ろうとした。そして、既に義村が義時と通じていると予想していた義盛は、従兄弟同士だからここでは斬らないが、戦場では容赦無用と言って、義村と決別した。義村は北条につく前に、灰にした起請文を酒と一緒に飲み込んだことを思い出し、八田知家(市原隼人)の案で全てを吐き出し、北条の元へ向かった。

そして義時の館に到着した義村は、和田が3手に別れ、3か所を襲う計画を義時に報告した。大江の館、義時の館、そして御所。義時は三浦に南門を守らせ、時房(瀬戸康史)は北門、泰時に西門を守るよう指示を出した。そして自分は実朝を連れ、八幡宮に移すことにした。義時が実朝を探している間、なんとか生き延びた大江広元が御所へやってくる。和田の攻撃に備え、御所内は慌ただしさが増していった。実朝は三善康信と共に納屋に身を隠していた。実朝は、結局戦が起こったことを怒り、義時は「和田にはばかられた」と言って実朝を連れて八幡宮を目指した。

一方、謹慎中の泰時は、家で酒を飲んで酔っ払っていた。拗ねてしまって動こうとしない泰時に、初が寝ている泰時に水をかけて目を覚まさせた。それから泰時は兵を率いて和田勢と激突。勝利を挙げた。その頃、政子や実衣と共に実朝は八幡宮に避難してきた。義時は、西相模の御家人たちが和田につくことを恐れ、鎌倉殿の名で御教書を送ろうと花印を求めた。しかし、康信は、和田は北条に兵を挙げているのに、それでは和田が鎌倉殿に弓を引いたことになり、戦の形が変わると指摘した。康信の言葉で花印をためらった実朝だったが、御所を襲った時点で謀反だと言い張る義時に、仕方なく花印を押すのだった。

これにより、西相模の御家人が幕府に寝返ったため、和田は劣勢になってしまった。そこで義時の次の一手は、実朝に陣頭に立ってもらうことだった。義盛の命を取らないと約束して欲しいと願う実朝は、争いの中陣頭に歩み出た。実朝は、義盛に、勝敗は決まっているからと降参するよう促した。義盛は実朝の姿を見ると「ウリンが憎くてこんなことをしたわけじゃないんだ」と訴え、実朝もそれを承知し、今後も自分に仕えて欲しいと言った。ここまで鎌倉殿に信頼されている御家人はいないと感動した義盛だったが、兵を引こうと軍勢に振り向いた瞬間、三浦義村の合図で一斉に矢が放たれた。

義盛は背中に無数の矢を受け、義時側の不意打ちに怒りがこみ上げてきた。そして「小四郎!」と正面を向き直ると、さらに無数の矢が義盛を襲い、壮絶な最期を遂げた。こうして2日に渡って繰り広げられた和田合戦は幕を閉じた。義時は力を周囲に見せつけ恐怖を煽り、そうして人々をまとめ上げるのだと実朝を諭した。しかし実朝は、この度のことで考えを改め、これからは強い人の力を借りるようにすると、後鳥羽上皇(尾上松也)を頼って安寧の世を作ることを決心した。この後、実朝は後鳥羽上皇に文を送り、朝廷への忠誠を誓う。そして義時は、和田から引き継ぎ、侍別当に就任。鎌倉の権力を手に入れることとなった。和田合戦から18日後、関東を大地震が襲う。鎌倉の安寧の世はまだまだ先のように思われた。

■第42話「夢のゆくえ」あらすじ
決意を新たにした実朝は、後鳥羽上皇を手本として人任せにせず自ら裁定を下すことを決意し、泰時を側に置いて自身の政を進めていく。一方、鎌倉内での地位を盤石なものにした義時は、のえ(菊地凛子)に勧められて執権を名乗ることを決断し、未熟な実朝らを牽制する。実朝と義時との関係がうまくいってないことを政子が気を病む中、源仲章が京から戻ってくるのだが・・・。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第42話は11月6日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/坂口健太郎/山本耕史/菊地凛子/小池栄子ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kamakura13」。第42話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

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