「鎌倉殿の13人」第44話“義時”小栗旬の前に盟友”義村”山本耕史が立ちはだかる!第43話ネタバレと予告

2022年11月14日12時27分ドラマ
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11月13日(日)に放送されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)第43話「資格と死角」で最後の好機に“義村”山本耕史がついに立つ!11月日20(日)放送の第44話「審判の日」で“公曉”寛一郎が鎌倉殿暗殺を決行か?予告動画は番組公式サイトで公開、NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。



11月13日放送の第43話では、鎌倉殿実朝(柿澤勇人)が跡継ぎを朝廷の血筋から迎い入れるため、北条義時(小栗旬)の思いとは裏腹に話が進められていく中、使者として政子(小池栄子)が時房(瀬戸康史)を連れ立って上洛する様子が描かれた。一方、不憫な死を遂げた頼家(金子大地)の遺児・公曉(寛一郎)が鎌倉殿に戻ってくるも、実朝が朝廷から養子をもらい受ける話に愕然とした。

京都御所では北風の寒々しい音をバックに政子V.S兼子(シルビア・クラブ)対決で手に汗握る女の熱い闘いが繰り広げられ、鎌倉では三浦義村(山本耕史)が「頼家を殺したのは北条」と公曉を煽り、最期のチャンスに望みを賭けた。これまで汚い仕事もこなしてきた義時が泰時に未来を託す中、北条を目の仇にする公曉が復讐に燃え、次回へバトンが渡された。

そして11月20日の第44話では、そんな公曉と義村の間で実朝暗殺の計画が進んでいく。泰時が三浦の怪しい動きを察知し、義時が義村を問い詰めるのだが・・・。右大臣参賀の場で計画された実朝襲撃計画。朝廷のスパイとして暗躍してきた源仲章(生田斗真)、朝廷を後ろ盾に力をつける実朝、そして父を殺された恨みを実朝と北条に向ける公曉、ネクスト北条を狙い最後のチャンスに賭ける義村、そして鎌倉を守るために邪魔になるものを切り捨ててきた義時。それぞれの思いが交錯する中、鎌倉最大の悲劇が待ち受ける。

■“トキューサ”瀬戸康史の活躍にネット沸く
次期鎌倉殿を巡り殺伐とした第43話だが、その中で笑いを集めたのが瀬戸康史演じる時房が上洛した際に尾上松也演じる後鳥羽上皇と蹴鞠に興じるシーンだ。

政子から「そういえば、都に上がった時に恥ずかしくないよう蹴菊(しゅうきく)をしているといっていましたね。披露する機会があればいいけど」という前振り通り、屋敷で佇む時房に鞠がコロコロ転がってくる。「こちらに蹴ってくれぬか」と声をかけてきた人物に向かってダイレクトトラップで返す時房だが、実はこの人物とは後鳥羽上皇だった。そうとは知らず、リフティング合戦に興じる時房は「形ばかり気にする都の方にしては大した技だ」と上から目線で話すと、上皇も「東夷(無骨で粗野な坂東武士)にしては筋が良い」と返す。思わず「何だと」と上皇の肩を叩いた時房が隠れていた護衛に取り押さえられ笑いを誘った。

時房は8月放送の劇中で改名し、その響きから「トキューサ」と言われ、家族の中でいじられてきた。今回の放送で上皇から「トキューサと申したな」と声をかけられ「トキューサでございます!」と嬉しそうに答える瀬戸に対し、Twitterでは「上皇様もトキューサって言いたくなるよね」「肩パンするトキューサ、無敵すぎる」など注目を集め「鎌倉殿の13人」に並び「トキューサ」もトレンド入りを果たした。公式ホームページのインタビューで「ちょっと視聴者の方がホッとできる瞬間を担えたらいいな」と語る瀬戸康史だが、フリースタイルのリフティング対決で上皇に“面白い男”認定をもらった時房の今後の活躍を見守りたい。

■前回(第43話)ネタバレあらすじ
建保5年(1217年)6月、公曉が京での修行を終え約6年ぶりに鎌倉に戻って来た。乳母夫である三浦義村は、公曉を次期鎌倉殿にと考えていたが、義時から次期鎌倉殿は朝廷の血筋を養子として迎い入れる話が進んでいる事を聞かされ愕然とする。義村はいずれ鎌倉が西に乗っ取られると指摘するが、これに関しては義時も賛成しておらず頭を悩ましていた。その時、公曉と面会を終えた政子が現われ、公曉に跡継ぎの話をしていない義時のことを責めた。

誰も公曉に事実を伝えられないまま、公曉は実朝との対話で養子の話を聞かされる。次期鎌倉殿は自分だと思っていた公曉は驚き、話が全く違うと義村に怒りをぶつける。義村は千日参籠を終えるまでに鎌倉殿を説き伏せると説得し、義時と実衣(宮澤エマ)と共になんとか養子話を覆せないか話し合ったが答えは出ず、鎌倉殿に向かい入れるならば帝の子でなければ納得できないと話した。その頃、政子は養子の件を進めたことを後悔していた。京から養子を迎え入れれば御家人同士のいざこざもなくなるのではないかという政子の考えに、大江広元(栗原英雄)も賛同したが政子の不安は消えることはなかった。

そんな中、後鳥羽上皇から養子の件で実朝に手紙が届く。実朝は跡継ぎのことで話があると皆を集めた。なんとかこの話を反故にするため、義時は大事なことは御家人たちと評議で決めたいと強く主張。実衣も、鎌倉殿に子がいなくても公曉もいるし、自分の息子も跡は告げると援護するも、実朝の合図で泰時から後鳥羽上皇が親王の誰かを鎌倉に送る意向を示していることが皆に伝えられた。義村や義時もこれには「実現すればこれにまさる喜びはない」「御家人たちも皆喜ぶと思います」と述べ賛同するしかなかった。しかし、義村は三浦家がのし上がれる千載一遇のチャンスを諦めてはいなかった。

建保6年(1218年)2月、京への使者として政子が時房を伴い上洛した。鎌倉殿の候補となる頼仁親王の育ての親である藤原兼子と対峙した政子は、へりくだることもなく堂々と渡り合い、大江広元の助言通り兼子の自尊心をくすぐり談判を上手に運ぶことができた。そして実朝の後継者が頼仁親王に決まり、親王の後見ということで実朝は左大臣に任命、政子は従三位が与えられえた。泰時も仲章から讃岐守に推挙されたが、義時は息子に国司は早いと賛同しなかった。

話合いの後、仲章が義時に声をかけ、親王が将軍になれば、自分が執権に就くことを匂わせてきた。その晩、義時は泰時に元を訪れ、国司の話は断って欲しいと話した。義時は自分が叶えられなかった夢を泰時に託したいと思っており、そのために仲章に借りは作りたくなかった。泰時もまた、国司の件は断るつもりでいた。珍しく気が合った2人だったが、義時は自分が出来なかったことを泰時に語ることはなかった。

公曉は千日参籠終了を目前に控え、頼仁親王が跡継ぎに決定したことを耳にした。そこで義村を呼び寄せ、自分が鎌倉殿になる芽は摘まれたのかと詰め寄った。一体自分は何のために戻って来たのかと肩を落とす公曉に対し、義村は「若君が鎌倉殿になれば必ず災いが降りかかる。これで良かったのです」と声をかけた。公曉は父・頼家の死の真相を知らず、義村は真実を打ち明けた。頼家は北条によって殺され、そして次期鎌倉殿には扱いやすい実朝を置いたのだと。そこで公曉は、老婆となった比企尼(草笛光子)から言われた“北条を許してはなりませぬ”という言葉を思い出し、北条への怒りがこみ上げてくるのだった。

4月に入り、政子が鎌倉にもどってきた。役目を終え、官位を手にした政子は満足気な顔で実朝と再会を喜んだ。一日も早く親王に鎌倉殿を譲り、頼朝もみたことがない景色を見たいと心弾ませる実朝。左大臣になるまでにはいくつか儀式が決定しており、7月に直衣初めの儀式が鶴岡八幡宮で執り行われた。そしてその様子を木陰から見ていた公曉は見ているのだった。

■第44話「審判の日」あらすじ
後鳥羽上皇の計らいで右大臣に叙された源実朝。政子は愛息子の栄達を喜ぶが、その裏では鎌倉殿へ野心を燃やす公曉が三浦義村のもとを訪れ鶴岡八幡宮で行われる拝賀式について密談を交わしていた。そんな三浦館の動きに胸騒ぎを覚える泰時だが、泰時の周辺では朝廷と鎌倉の橋渡し役として存在感を出してきた源仲章がのえとの仲を深めていくのだが・・・。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第44話は11月20日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/坂口健太郎/山本耕史/菊地凛子/小池栄子ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kamakura13」。第44話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

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