宇野昌磨、今季世界最高点で1位「全日本フィギュア選手権」2位・島田高志郎、3位・山本草太!

12月23日に「全日本選手権」の2日目が行われ男子シングル、ペアのショートが行われた。男子シングルはグランプリファイナルを制した宇野昌磨が実力を発揮しトップにたち、2位に12点以上の差をつけた。関連動画がフジテレビ、全日本フィギュア特設サイトに公開されている。
日本選手のトップを決める大会「全日本選手権」の2日目が12月23日から開催された。ペアの三浦璃来&木原龍一組の棄権によりペアは1組、村上遥奈&森口澄士のみが演技を行った。森口澄士はシングルでも出場している。
続いて行われた男子シングルは宇野昌磨が100.45点とISU非公認大会ではあるものの今季最高点でトップにたった。2位には宇野と同じくランビエールコーチに師事している島田高志郎が87.69点、3位はグランプリファイナル銀メダリストの山本草太が86.89点、4位には日本が誇るエンターテナーの友野一希が85.43点、5位に佐藤俊が81.78点、6位に鍵山優真が81.39点と続いている。
宇野は「Gravity」の曲に乗って冒頭の4回転フリップ、大きな加点をもらうジャンプでスタートさせた。つづく4回転トーループ+3回転トーループを予定していたところだが、セカンドジャンプが2回転トーループになってしまった。ラストの3回転半も問題なくすべり音楽に乗った極上の滑りを見せた。2位に入った島田高志郎は「挑戦」と位置づけるアップテンポな曲「Sing Sing Sing」で今季からSPに4回転を2つ入れる構成で挑んだ。最初のジャンプはステップアウトしてしまったもののコンビネーションは4回転トーループ+3回転トーループを成功させ大きく点数を伸ばした。3位に入った山本草太は2つめのジャンプが2回転になる痛恨のミスでノーカンとなってしまった。他の要素が極上だっただけに残念な結果となった。
4位に入った友野一希は冒頭のコンビネーションジャンプがコンビにならなかったものの2つめの4回転に2回転をつけるリカバリーをみせ、後半のステップでは会場全体がリズムをとるほど楽しい演技となった。5位の佐藤俊は3回転半で転倒があり点数が伸びなかった。6位には、今季初滑走となる怪我あけの鍵山優真が滑り込んだ。冒頭の4回転でいい滑り出しと思われたがやはり怪我の影響もあり3回転半が1回転半になるミスもあり得点を伸ばせなかった。キスアンドクライで点数と順位を見た辛そうな表情が印象に残った。1位の宇野は大きく点数を伸ばしたが、2位から7位の吉岡希までが80点代にひしめいている。25日に行われるフリー、世界選手権の出場を駆けて戦いは熾烈になる。
■全日本フィギュア選手権 フジテレビ地上波放送スケジュール
12月24日(土) 午後2時35分~アイスダンス(LIVE)、よる7時~女子フリー(LIVE)12月25日(日) よる7時~男子フリー(LIVE)
12月26日(月) 午後3時45分~メダリストオンアイス(LIVE)
12月27日(火) 深夜3時25分~ペア、アイスダンス
■全日本フィギュア選手権 FOD配信スケジュール
12月24日(土) 午後2時15分~アイスダンスフリー(LIVE)、午後5時~女子フリー(LIVE)
12月25日(日) 午後2時25分~ペアフリー(LIVE)、午後5時~男子フリー(LIVE)
12月26日(月) 午後3時~メダリストオンアイス(LIVE)
◇ フジテレビ「全日本フィギュア選手権」特設サイト