「相棒21」寺脇康文は正式な刑事となり、水谷豊と二人、からみあった事件の謎を解く!第11話ネタバレと第12話予告

2023年01月02日09時00分ドラマ
@テレビ朝日

1月1日に「相棒season21」(テレビ朝日、水曜夜9時)の第11話が放送され、1年越しで大物議員・袴田(片岡孝太郎)の逮捕を実現した!そして、亀山薫(寺脇康文)も正式な刑事に復帰!1月11日の夜9時からは第12話「他人連れ」が放送予定!予告動画は番組公式サイトで公開されている。

右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が活躍する「相棒21」の第11話が1月1日に放送された。正月SPといえば、殺人事件が発生し、その後ろに巨悪が絡んでいるのが通常運転の「相棒」だが、なんと2023年の年明けは誰も殺されないのだ。そして、1年前に放送した2022年正月SPで犯人が分かりながらも逮捕に至らなかった事件を解決してみせた。



2022年の事件のあらましは「二人」にネタバレを記載している。その際、貧富の差、経済最優先とする代議士、なにか問題があるとすべて秘書のせいにしてしまう代議士役で登場した大物衆議院議員・袴田茂昭(片岡孝太郎)の屋敷が「謎解き」の舞台となる。そう、事件ではなく「謎解き」合戦を特命係の右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)が、『熟年探偵団』と競う。

袴田の家から消えた金塊の行方を追う。畳の下に隠している金塊。22年前に献金として受け取った金塊2億2千万相当が現在20億のもの価値になっている。不正に受け取った献金から徐々に政界で活躍するようになっていったが、本当は清廉潔白な政治家になりたかったのだ。1年前の極悪非道なキャラクターとは違っているが、罪の意識から逃れたいということで1年かけて改心したと受け取るとドラマの流れがスムーズに入る。結局、消えた金塊は息子がブロンズ像に変えていただけのことだった。そして袴田を逮捕することに成功した。

1月11日に放送される第12話は、「偶然」道で助けを求められた親子が事件に関係している。多額の金を巡って善良そうな親子はいったい何をしでかしたのか?そもそも二人は親子なのか?「親子連れ」ならむ「他人連れ」のタイトルからも事件がいろいろ想像できる。

■前回:第11話ネタバレあらすじ
全国の美術館で窃盗が相次ぎ、広域重要指定になっていた事件が起きていた。その窃盗団を一網打尽にし、解決されたのだが、その解決は“捜査権のない民間の探偵社”の力によるものだった。

警察上層部はメンツを潰されて怒り心頭となる。お灸を据える意味で、『熟年探偵団』を名乗る三人組を、建造物侵入の容疑で逮捕する。執行猶予付判決を受けたのは、大門寺(斉木しげる)、串田(佐藤B作)、野崎(井上肇)の熟年トリオだが、反省の色は毛頭ない。

そんな中、元与党政党会長で、政界に多大な影響力を持つ大物衆議院議員・袴田茂昭(片岡孝太郎)の屋敷に、『邸内の金塊を盗む』という不穏な予告状が届く。袴田は一年前、殺人教唆の罪を右京(水谷豊)に暴かれそうになった人物だ。袴田は、息子・茂斗(森崎ウィン)を通じて、『熟年探偵団』に捜査を依頼する。

いっぽう、『熟年探偵団』に興味を持った右京と薫(寺脇康文)は、探偵事務所を訪問する。袴田からの依頼で茂斗が来ていた。右京と薫は、袴田家を訪れていた探偵団に乗じて、邸内に入り込む。右京と因縁のある袴田は、姿を見るなり追い払おうとするが、探偵団と同行していた寧々(茅島みずき)という若い女性の機転で同席を許される。実は彼女こそが、探偵団のブレーンで、鋭い推理力と観察眼を持つ才媛だった。行き掛かり上、特命係と寧々率いる探偵団は、金塊盗難予告の捜査で競うことになる。

金塊は畳の下に保管されていた。袴田の妻(いしのようこ)は「かけがえのないもの」だからどうしても守ってほしいと懇願する。しかし、不審な男が屋敷にやってきた。男を捕まえるが、その前に金塊はすでに偽物に変わっていた。

実はその金塊は22年前、列島改造近未来プロジェクトに袴田議員が関与した際、5社から送られたものだった。袴田はそのプロジェクトに参加した後、頭角を現し、政界での地位を上げていった。精錬潔白だった父親に憧れていたのに、大物政治家の祖父のような道をたどり始めた。

金塊が偽物に変わっていたため、伊丹(川原和久)たち捜査一課が調べに来るが、なんと袴田は「せいせいした」という。さらに屋敷に入った不審な男はAIで作り上げられた袴田議員ににた偽物から侵入を指示されていたこともわかった。

右京は内調の社美彌子(仲間由紀)にヒアリングを行い、内調が袴田から頼まれていないのに、証拠となる音声データを消して、有利な立場に立とうとしていたことを知る。

屋敷には茂斗が作らせて袴田の祖父と父のブロンズ像があった。右京たちはそのブロンズ像をみて犯人に気がついた。犯人は茂斗だった。実は袴田の父親のブロンズ像は中が金で外側だけ銅でメッキしてあるものだ。これは「中身は立派でも外見はさえない」という政治家として高潔であっても出世しなかったという意味を込めていると判断した。ブロンズ像の作成依頼は息子の茂斗だった。茂斗はミステリー小説の大ファンで、父親に昔の高潔さを取り戻してもらうために、金塊を奪いブロンズ像を造り、犯行予告を送っていたのだ。

袴田も1年前の罪を認めることで、いやになっていた自分とおさらばできると政治家をやめることを決意し、息子の茂斗に託すことにした。そして、逮捕される前に、亀山薫の正式採用を後押ししていた。消された音声データは青木に頼んで復元し、袴田の罪を1年ぶりにあばくことに右京たちは成功した。

■第12話あらすじ
右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)が車で住宅街に出ていたところ、突然、小学生くらいの男の子に声を掛けられ、父親とみられる南野(駒木根隆介)という男性と一緒で、家まで送ってほしいという。要望に応えて、マンションまで送るが、右京は2人の様子に違和感を覚える。

同じ頃、都内のアパートで、半グレのメンバーが刺殺される事件が発生していた。被害者は5年前に押し込み強盗で5千万もの大金を奪った前科があり、最近、主犯格の男が刑務所内で急死し、5千万もいまだ見つかっていない。

そんな中、アパートの住民から、子連れの男が逃げるのを見たとの証言が。家まで送った親子が、何らかの事情を知っていると踏んだ右京と薫は、再びマンションを訪問する。2人の周辺を調べ始めるが、その矢先、親子は行方をくらましてしまう。

テレビ朝日 10月12日スタート「相棒season21」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか。番組公式Twitterアカウントは「@AibouNow」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

テレビ朝日「相棒season21」番組公式サイト

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