「なぜオ・スジェなのか」第15話-最終回:ソ・ヒョンジンVSホ・ジュノ、最終対決の結果とは!?ネタバレと見どころ

2023年01月12日19時00分ドラマ
画像出典:SBS「왜 오수재인가」公式サイトより

1月1日(日)よりPrime Videoにて配信中の「なぜオ・スジェなのか」第15話-最終回では、娘ジェイの死によって悲しみに暮れるソ・ヒョンジンの姿が描かれた。そんなソ・ヒョンジンを、ここぞとばかりに追い込んでいくホ・ジュノ!果たして、勝利の女神はどちらに微笑むのか…気になるあらすじと見どころを紹介していこう。
※Prime Videoでは約30分×32話で配信。

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「なぜオ・スジェなのか」は、成功だけを追いかけて心が空っぽになってしまった冷徹非情な弁護士オ・スジェ(ソ・ヒョンジン扮)と、そんな彼女を守るためなら何も怖くないというロースクールの学生コン・チャン(ファン・イニョプ扮)による、切なくもどこか胸がときめく物語。

■キャスト
オ・スジェ役:ソ・ヒョンジン
コン・チャン役:ファン・イニョプ
チェ・テグク役:ホ・ジュノ
チェ・ユンサン役:ペ・イニョク
チェ・ジュワン役:チ・スンヒョン
チョ・ガンジャ役:キム・ジェファ
ナ・セリョン役:ナム・ジヒョン
ナム・チュンプン役:イ・ジニョク
ペク・ジンギ役:キム・チャンワン


■第15話あらすじ
冷たくなった娘ジェイを抱え、その場で嗚咽するスジェ。医療陣が駆けつけると、ジェイを抱いたまま床に倒れこむスジェの姿があった。関係者から連絡を受けたジュニは、慌てて病院へ。同じく病院のベッドで横になるスジェを心配そうに見守るチャン。ジェイの訃報に駆けつけたユンサンから、チャンはジェイがスジェの娘だということを聞いていた。10年ごしの再会をよろこぶ暇もなく、スジェのもとを去ってしまったジェイ…。病室で目を覚ましたスジェは、チャンやジュニの制止も聞かず、ジェイの葬儀場へと向かった。

葬儀場に現れたスジェを見て、「お前がジェイを殺した!」とジュワン。一方的にスジェを責め立てるジュワンを見かねて、妻スンヨンが間に入る。その後、葬儀場を後にしたスジェを自宅へ送って行くチャン。翌日、チャンが少しの間席を離したすきに、スジェは置手紙を残してどこかへと消えてしまう。

ハ室長から息子ジュワンとその仲間がクラブから連れ去り、監禁・強姦した20代の女性について報告を受けるテグク。しかし彼らはまだ、ウンソがジンギの娘であることには気付いていなかった。ジュンミョンを呼び出したテグクは、じきスジェの懲戒委員会が開かれる予定だと伝える。そして、懲戒委員会の委員長にジュンミョンを任命するテグク。他にも自らの息のかかった者たちを数名、委員として送り込むつもりだとテグクはいう。

ジュワンらの指紋を違法に採取したことが見つかり、ローファームを追い出されるミリム。その頃、スジェを追ってかつて一緒に訪れた海辺へやってきたチャンは、海に身を投げようとするスジェの姿を発見。慌てて水の中へ飛び込み、スジェを救出するチャン。チャンは暴れるスジェを落ち着かせ、ジェイが死んだのは決してスジェのせいではないと言い聞かせた。そして、どんなことがあっても自分がそばにいると誓うチャン。その後、チャンに連れられて家に戻ったスジェは、勝っても負けてもこの戦いは自分の手で決着をつけてみせると語った。

法務部長官の人事聴聞会を前に、過去の汚職疑惑が明るみに出てしまったジンギ。実はこれもまた、テグクの仕業だった。聴聞会で証人として疑惑を否定する代わりに、スジェが懲戒委員会の決定に異議申立てをしても、法務部長官の権限でそれを棄却するようにとテグク。

懲戒委員会の様子は、スジェ本人の希望でライブ放送されることになる。まず初めに議題に上がったのは、スジェが担当したハンスバイオの裁判で、原告側のDNA鑑定を当事者の同意なしに行ったというものだった。これに対して真偽を問われたスジェは、返答を避けた。
つづいて問題となったのは、TKローファームの屋上から転落して命を落としたパク・ソヨンの件。

一方、聴聞会の席に現れたジンギは、汚職疑惑について説明を求められると、証人としてテグクを会場に呼ぶ。しかし、証人席に座ったテグクは疑惑がすべて真実だと証言。これには驚きを隠せないジンギだったが、テグクはさらに、10年前に性被害に遭ったジンギの娘ウンソについても言及した。実は聴聞会の前、テグクは秘書のハ室長からウンソがジンギの娘であることを聞いていたのだ。そしてジンギがこれまで、自分を陥れる日をじっと待っていたことに気付くテグク。結局、テグクの裏切りによってジンギは窮地に追い込まれてしまう。

パク・ソヨンの一件で依頼人のアン・ガンフンとの関係まで暴露されてしまったスジェは、委員会の休廷を求めた。その日、誰かからの電話をじっと待つスジェ。長い間、闘病生活を送っていた息子の最期を見届けたハ室長。するとテグクはそんなハ室長に、一連の事件の責任をすべて自分の代わりに被ってくれという。翌日、懲戒委員会が再開されると、スジェはパク・ソヨンの件について口を開く。画面に映し出されたのは、死んだパク・ソヨンと腕を組んで歩くテグクの写真だった。そして、「パク・ソヨンを殺害したのはホン・ソクパルではありません。TKローファームのチェ・テグク会長です」とスジェ。



■第16話(最終回)あらすじ
パク・ソヨンとテグクの写真をスジェに渡したのは、他でもないユンサンだった。父と兄の悪行を知ったユンサンは、父テグクの部屋の密室からテグクと他2人に関する秘密がつまったファイルを入手。それをスジェへ渡し、父と兄に代わって謝罪するユンサン。委員会ではソヨンとテグクの写真だけでなく、ソヨンが録音しておいた音声ファイルが公開される。そこにはお腹の子の父親がテグクであること、そしてテグクに金を要求する様子が録音されていた。

つづいて委員会の場で公開されたのは、TKローファームの屋上でパク・ソヨンを突き落すテグクの姿が映った映像だった。テグクに金を要求する過程でわざと屋上の手すりから身を乗り出したソヨン。最初はそんなソヨンを止めようと歩み寄るテグクだったが、最後まで自分を挑発しようとするソヨンにカッとなり、結局は自らの手で彼女を突き落としたのだ。屋上のCCTV映像をスジェに渡したのは、なんとハ室長。すべての罪を自分に着せようとするテグクに失望したハ室長は、スジェにすべての証拠品を渡したのだった。さらに会場に姿を見せたハ室長は、証人席で自分とテグクの罪について告白する。

その場で立ち上がったジュワンは、10年前にスジェがジンギの提案を受けて自らが担当する裁判を放棄したと発言。するとスジェはこれを認め、その上で当時裁判の被告人だったチャンを証人として召喚したいという。証人席に座ったチャンは、警察や検察の圧力によって当時、嘘の自白を行ったと明かす。さらに凶器の包丁から見つかった第三者の指紋が、他でもないテグクのものだと明らかになる。実はチャンの妹ナジョンを殺害したのは、ジュワンらではなくテグクだったのだ。

ふたたび証人席についたハ室長はテグクがナジョンを殺害し、その後処理を自分に任せたことを明かした。そして、ナジョンの死体を遺棄する最中にチャンに見つかってしまい、彼を犯人に仕立て上げたと告白するハ室長。その場でハ室長はチャンに向かって頭を下げ、謝罪の言葉を口にする。その頃、SPパートナーズのセピルは記者会見を開き、同じく10年前の事件の真相について語った。最後に真実を明らかにしてくれたスジェに対して、感謝を伝えるセピル。

懲戒委員会を終えて会場を後にしたチャンのもとへ、ナジョンの母スンオクが駆けつける。そして、「ありがとう」とチャンの手を握るスンオク。

テグクの他、インスとソンボムに関する不正についても次々と明らかになり、窮地に追い込まれる3人。いつものように床屋で身仕度を整えたテグクは、TKローファームへ向かう。そんなテグクのもとへ、“明日の朝、緊急逮捕が行われる予定です”とのメールが届く。会長室で酒を飲みながら、手に持った薬を大量に口に含むテグク。その後、スジェに電話をかけ、「俺の電話に出てくれるのは、お前だけだ」とテグクは言う。どこか様子のおかしいテグクを不審に思ったスジェは、119に通報。すぐに救急隊員が駆けつけるも、すでにテグクは息を引き取った後だった――

過去の汚職に関して裁判にかけられるジンギ。そんなジンギの弁護を務めたのは、スジェだった。ジンギが心から反省していると告げ、情状酌量を求めるスジェ。しかし、最終陳述で自ら重刑を求めたジンギは、罪を犯せば誰もが罰を受けなければならないことを証明して欲しいと話した。

6か月後、スジェはロースクールの教授をつづけ、充実した日々を送っていた。初めて教授としてやって来た時と同じように、授業に挑むスジェ。授業を終えて教室を後にしたスジェは、急に降り出した雨を見てため息をつく。意を決して雨の中飛び出そうとしたスジェに傘を差し出したのは、チャンだった。そして、スジェの肩を抱いて一緒に歩き出すチャン。

■見どころ・感想
パク・ソヨン、そして10年前チャンの妹ナジョンを殺害したのが、他でもないテグクだったということが明らかとなり、なんとも驚きの展開となった。テグクの罪を証明したのは、息子のユンサンと秘書のハ室長だった。結局は身内の裏切りによって、その罪を暴かれてしまったテグク。そんな彼が最後に選んだのは、自らの死。黒幕であるテグクが自殺という形で罪を逃れようとしたのは少し残念でもあるが、彼らしい最後であったともいえる。父の死を経て、息子のジュワンは何を思ったのだろうか。

一方、TKローファームを去ったスジェはロースクールに残り、教授として生徒たちの前に立つ。相変わらずリーガルクリニックの活動も盛んで、新たにハンスバイオの汚染問題に着手するようだ。第16話のラストで登場したチャンが傘を差し出すシーンは、ドラマの序盤(第3話)でのワンシーンを彷彿とさせた。当時はスジェに傘を渡して、雨に濡れながら走り去ったチャンだったが、最終回ではスジェと一緒に相合傘をして歩き出したのが印象的だった。最終回の視聴率は10.7%と、自己最高記録を更新。(ニールセンコリア、全国調べ)

なんといっても、主演のソ・ヒョンジンとホ・ジュノの演技が光った本作。とくに2人が真っ向から対立するシーンでは、画面からその緊迫した雰囲気が伝わってくるかのようだった。昨年末に行われた「2022 SBS演技大賞」では、主演のオ・スジェを演じたソ・ヒョンジンとチェ・テグク役のホ・ジュノがそれぞれ、最優秀演技賞を受賞。他にもファン・イニョプの少年期を演じたイ・ユジンが青少年演技賞、チェ・ユンサン役のペ・イニョクが新人賞を受賞した。年末の賞レースでも大きな盛り上がりを見せた「なぜオ・スジェなのか」は、Prime Videoにて絶賛配信中だ。
オスジェ©SBS
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