「太宗イ・バンウォン(原題)」チュ・サンウク、キム・ヨンチョルとついに和解!第27話・第28話あらすじと見どころ

2023年01月17日08時00分ドラマ
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KNTVで日本初放送中の韓国本格時代劇「太宗イ・バンウォン(原題)」(全32話)の第27話と第28話が1月15日(日)に放送された。この回の詳しいあらすじと見どころをご紹介、日本版予告動画も番組公式サイトで公開している。

※2022年12月31日開催された「2022 KBS演技大賞」で、本作はチュ・サンウクが大賞を受賞したのをはじめ、最優秀演技賞でパク・ジニ、助演賞で イェ・ジウォンが受賞した。

詳しいあらすじを知りたくない方は、見どころと※豆知識をご覧になって、あらすじは確認用にどうぞ。また、次の土曜日に再放送するので、見逃した方はチェックをお忘れなく!

「太宗イ・バンウォン(原題)」は朝鮮王朝の礎を築いた第3代王“太宗”となるイ・バンウォンの生涯を新たな視点で描く本格時代劇だ。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では、時代背景や登場人物とキャストの紹介などまとめている。



■キャストイ家の家族・俳優紹介
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
 ほか

■第27話あらすじ※豆知識
成人した世子イ・ジェ(イ・テリ)は、自分のやり方を押し付けてくる父王イ・バンウォン(チュ・サンウク)に反抗する。王は世子と三男チュンニョン大君(キム・ミンギ)に同じ論語を解説させる。大君の君子としての視点で解釈するのに対して、世子が言葉通りにしかとらえないことに落胆し、真面目に勉学に向かう姿勢の大切さを説く。すると世子は反抗心をむき出しにし、怒った王は世子の学問の師たちを全て罷免させ、東宮の内官たちにも罰を与えて宮殿から追い出すよう命じる。

勉強に嫌気がさした世子は宮廷を抜け出し妓楼で酒を飲む。酔って帰った世子を王が待ち構えていた。反省しているという世子の言葉を信じない王。すると世子は人を信じられずにどのように国を治めるのですかと、食って掛かり、さらには叔父であるミン兄弟を流刑したことにまで言及してしまう。これに激怒した王は、宿衛兵たちに東宮を囲み世子が一歩も出られないよう守れと命じる。万一世子が宮廷から出た場合は全員打ち首にするとも。

東宮を訪れた王妃ミン氏は、「親子関係では親が弱い。それが父親の限界。王もそうして太上王を負かしてきた」と教え、「これからは父を恐れずに自分の意見を伝えなさい」とアドバイスする。すると世子は断食をおこない、王が声を荒げて食事をするよう命じても決して箸を持とうとしない。結局王が折れ、世子の要求通りに宿衛兵を解き、追い出した内官たちも元に戻す。

やりきれない思いで深酒をした王が向かったのは父である太上王イ・ソンゲの元だった。「しきりに道を外す世子に悩み酒を飲むうちに、私のせいで涙を流した父上を思い出しました」と涙し、親不孝な自分を罰してくださいと謝罪する。太上王はそんな我が子を見て、「自分にはもうそんな力はない」と涙ぐむ。

王の誕生日、臣下たちと祝いの膳を囲んでいると、太上王がやって来る。そして、「王の誕生日だと聞き来てみた」と、バンウォンを王として認める言葉で祝い、祝いの酒を注ぎ「頑張ればそれでいいのだ」と息子の手を握る。バンウォンはうれし涙で部屋を出る父を見送る。長かった父と息子はやっと和解し、1408年(太宗8年)初代国王、太祖イ・ソンゲが息を引き取る。

世子はチュンニョンのアドバイスを聞いて父王を慰めに行くが、王は世子を見るなり胸倉をつかんで非難する。だが父を亡くした悲しみが噴き出し、世子を抱きしめ号泣する。さらに上王バングァが王と世子を城外に誘い、馬で駆ける。上王は王と世子が2人になる時間を作ってやる。王は眼下に広がる景色に朝鮮の民がいると教え、いずれそうした民を世子が労わり守ることになるから、お前を追い詰めるのだと話す。世子は素直に王の話を聞き、これからは信頼にこたえるよう頑張ると約束し、王と世子の関係も改善していく。

気持ちを新たにした世子は戻るなり勉強を始める。だがその時、外祖父であるミン・ジェが亡くなる。祖父の最期を看取ることができなかった世子に母・王妃は、「葬儀が終わると臣下が配流地の叔父たちの処刑を請う声が高まる。それが王の真意だ」と教え、「その時は世子が王と臣下たちに、これ以上の刑罰を望まないと堂々と意見を言いなさい。いずれ王になる世子を恐れて多くの臣下は従うはず。叔父たちの命は世子にかかっている」と頼む。

王妃の言葉通りさっそくミン・ムング(キム・テハン)とミン・ムジル(ノ・サンホ)の極刑を望む声があがる。世子と共に便殿に向かった王妃。便殿に入った世子は「叔父たちの罪は重いので極刑にして下さい」と臣下たちの訴えに同意する。外でこれを聞いていた王妃は「世子、どういうつもりかっ!」と叫ぶ。

■見どころ
数ある太宗を描いた作品と本作が違うのは人間バンウォンと家族を描いているところ。特に第27話はイ・ソンゲとバンウォン、イ・バンウォンとジェとの親子関係を中心に描かれた。親としては、朝鮮一の権力者のバンウォンも我が子には勝てなかった。そしてその時やっと、父イ・ソンゲの気持ちが分かった。酒を飲んで父の前で謝罪するバンウォンの涙がこれまでかたくなだった父イ・ソンゲの心を溶かしたのかも。バンウォンの誕生祝いにやってきたイ・ソンゲの表情が優しい。

これまで事が起きるたびに仲裁役を買って出ていた上王バングァ。今回も弟バンウォンと甥ジェのために一肌脱いだ。これによってやっと王と世子の溝も埋まりかけたところに外祖父ミン・ジェの死。なぜ世子は母の頼みを聞かず、叔父たちの処刑に同意したのか?次回明かされる答えに母は納得できるのか?

今回は成人した世子とチュンニョン大君が本格的に登場した。演じたのはイ・テリとキム・ミンギ。イ・テリは「大王の道」「大風水」「太陽を抱く月」など時代劇に多く出演しており、王族を演じることも多い。またキム・ミンギも「シュルプ」で時代劇は経験済。次回はいよいよそんな二人の争いが本格的に始まる。



■第28話あらすじ※豆知識
便殿から追い出された王妃ミン氏。中では王イ・バンウォンが、世子イ・ジェに叔父たちの処刑を望んだのは本心かと聞き、世子は「情にほだされて大逆罪に目をつぶれません」と答える。この言葉で王は、流刑地のミン・ムング(キム・テハン)とミン・ムジル(ノ・サンホ)に自決を命じる。

ファン・ヒ(カン・ジソプ)からこの決定を聞かされた王妃は衝撃を受ける。門の外で嘆く王妃の声が便殿にまで届き、うろたえる世子に王は「君主になりたければ母の絶叫を乗り越えよ」と諭す。王妃は開かない門に向かって「逆賊の目には誰もが逆賊に見えるのですか」「弟たちを助けてください」と涙で王に訴え続け、嘆きのあまりに意識を失う。次男のヒョリョン大君と三男のチュンニョン大君が駆けつけ、母を抱きかかえ、涙を流す。

王命が届いた流刑地でミン兄弟は毒薬を飲んで命果てる。倒れた母を見舞う世子は「反対しても、叔父たちを助けることはできなかった。父王の意志に従えば、早く王になれる。そうなれば叔父たちの処刑を申し出た臣下たちを処分します」と、言い訳する。母は「お前の将来のために叔父たちを犠牲にしたのか」と責め、出て行けと背を向ける。

王妃を心配して看病に来た大君たち。三男チュンニョン大君は「世子が命がけで止めたら叔父たちを守ることができた」と責め、「父王は処刑にするつもりだった」と言い訳する世子に「世子が頼りないので、将来外戚に影響されると思われたのだ」と王の本音を教える。

夜通し母の看病をするチュンニョン大君に、「あなたが生まれて、失った息子たちを取り戻したようで、幸せだった」と語る王妃。そんな母を見て大君は、王の元へ。「母上に対して残忍すぎます。どんなに外戚や功臣が力を持っても、王が正道を歩めば王を揺るがす名分を与えることはありません」と主張する。「権力は欲望、名分はその欲望を実現させる口実。王妃の家門に欲望を見た」という王の言葉にも、「それは人間の本性。だが王が隙を見せなければよいのです」と答える。王は大君の賢さを認めながらも、「父親より見識が広いと思うな。朝廷のことは世子が考えることだ」と政事に関心を持つことを禁じ、母親の看病をしろと下がらせる。

その後も王は、ミン家に友好的な人を捕らえて拷問させていた。そんな中、王妃の下の弟たち、ミン・ムフュルとミン・ムフェに官職が与えられる。これを知った王妃は、二人に辞退するよう忠告するが、これ以上断ると今度は王命に逆らったと問われ、辞退もできない。その後王は処刑したミン兄弟の味方だった者を全員流刑に処す。だが領議政ハ・リュンの不正に関しては不問にすると言う。チョ・ヨンムたちは異を唱えるが、王はハ・リュンの立てた功績の大きさを考慮したと言う。ハ・リュンと二人になった王は自重せよと一声かけ、再び譲位を口にする。それを通して、長い日照りで高まった民の不満を抑え、臣下たちの綱紀を正した。さらに王権を強めていく王は、世子に本格的に政事を教えていく。

そんな中、上王バングァの妻、大妃が亡くなる。王宮では大妃の死を悲しみ、飲酒を禁止する。大君たちは王命に従い行動を慎むが、世子は妓楼に繰り出して酒を飲み、妓生まで王宮に連れ込もうとする。母の見舞いに行くよう、世子に王の説得を頼みに行ったチュンニョン大君が、その様子を目撃し、世子を非難する。そして「王に世子の行動を報告する上書をあげたので、明日便殿に行くように」と告げ、掴みかかって怒る世子に「世子は絶対に王になってはいけない」と吐き捨てる。

翌朝、便殿で王は世子に「お前が何をしても王になれると思っているのか!余は別の選択ができるということを忘れるな!」とチュンニョン大君の存在を示唆する王の言葉に世子は…。

■見どころ
韓国で放送時11.7%(ニールセンコリア、全国調べ)の最高視聴率を叩き出した第28話は、王妃ミン氏を演じたパク・ジニの絶叫から始まる。「2022 KBS演技大賞」最優秀演技賞受賞も納得の鬼気迫る演技に圧倒させられる。

便殿でチュンニョン大君が王を相手に政事を語るシーン。「父親より見識が広いと思うな」バンウォンのこの言葉こそが、かつてイ・ソンゲを怒らせたバンウォンの言動だったことに彼は気づいているのか?(9話) また世子とチュンニョン大君のいがみ合いは、バンウォン兄弟の骨肉の戦いと同じ。2代続けて同じことを繰り返している。

一方で、王が馬上で世子に教える「1対1と8」の原理が興味深い。「10人臣下がいれば1人は忠心、1人は逆心、残りの8人は忠心にも逆心にもなる」というもので、次のユダヤ教の教えに似ている(「10人の人がいたら、1人はどんなことをしてもあなたのことを嫌い、2人はお互いにすべてを受け入れて親友になれる、ほかの7人はどちらでもない」)。

バンウォンが王になってからは迫力の史劇アクションはないが、終盤はこうしたセリフや激しく揺れ動く心情描写が実に面白い。次回は世子と大君の対立がますますヒートアップしそうだ。残り4話、側室になったキム氏の恨み節もそろそろ聞けそうだが…。最終話まで目が離せない。

日本初放送 10月9日(日)スタート
毎週日 20:00~22:10 ※2話連続放送
再放送 毎週土 11:30~13:40 ※2話連続放送

※主演チュ・サンウクの独占インタビュー番組「太宗イ・バンウォン」インタビューSPを放送。
 12月26日(月)後1:30~2:00

KNTV「太宗イ・バンウォン(原題)」番組サイト

kandoratop【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】



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