Netflix「愛と、利と」第11-12話:複雑に絡み合うそれぞれの想い!チョン・ガラムの怒りのわけとは?ネタバレと見どころ

2023年01月27日20時00分ドラマ
画像出典:JTBC「사랑의 이해」公式サイトより

今週韓国JTBCで放送され、Netflixにて同日配信中のドラマ「愛と、利と」の第11-12話では、それぞれの想いを胸に動き出す主人公たちの姿が描かれた。そして第12話のエンディングで、またしても衝撃の展開が…。気になるあらすじと見どころを紹介していこう。
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「愛と、利と」は、それぞれちがった「利害」を持つ4人の男女が出会い、本当の“愛”の意味を「理解」していく姿を描いたロマンスドラマだ。迷い揺れ動いて、ときには逃げ出したくなるような、決して美しいだけではない愛の物語。

■キャスト
ハ・サンス役:ユ・ヨンソク
アン・スヨン役:ムン・ガヨン
パク・ミギョン役:クム・セロク
チョン・ジョンヒョン役:チョン・ガラム
ソ・ギョンピル役:ムン・テユ


■第11話あらすじ
スケートシューズを選ぶサンスを見て、スヨンはこれまでのサンスとの日々を振り返った。先に好きになったのは、サンスではなくスヨンの方だった。キスの後、何も言わずに立ち去ろうとするスヨン。そんなスヨンを追いかけたサンスは、なかったことにする機会をあげると話すスヨンに「そんなの必要ない」と告げる。そして、「好きだ」と告白するサンス。

その頃、ミギョンは家族と一緒に食事をしていた。そろそろ銀行を辞めたらどうかという父に、そのつもりはないと返すミギョン。ミギョンは自分一人の力で今の地位までたどり着いたと考えていたが、そうではなかった。銀行でのスピード昇進の背景に父の力があったと知ったミギョンは、ショックを隠せない。ふと先日のサンスとの一件を思い出したミギョンは、その足でサンスのアパートへ向かう。しかし、そこにサンスの姿はなく…。

リンク場を後にした2人は、スヨンの誘いで近くの飲み屋へ立ち寄った。嘘をならべるだけの‘嘘ゲーム’をしようと提案し、自分が財閥家の娘で弟は留学中だと話すスヨン。同じくサンスが宝くじで一等になったと明かすと、スヨンは思わず笑ってしまう。そして、「私もハ係長が好き。もしかすると私の方が先だったのかも。初めて会ったときから好きだった」と告げ、「嘘ゲームはここまで」と締めくくるスヨン。

連絡のつかないサンスに不安を募らせたミギョンは、棚の上に置いてあった500ウォン玉を手に取る。一方、代行を呼んだサンスは、隣に座るスヨンの手をそっと握った。

翌日、朝のミーティングで支店から出張所へ切り替えとなったソグァン大学での出張勤務が告げられ、スヨンとギョンピルが立候補する。スヨンにつづいてサンスが手を挙げようとするのを見て、ギョンピルが先に名乗り出たのだ。

その日、ローンの相談で銀行へやってきたサンスの母ジョンイム。急に大家から保証金の引き上げを言い渡されたという。ジョンイムを見送ろうと外に出たミギョンだが、すでにタクシーに乗って帰った後だった。二人きりになったミギョンは、おもむろにサンスを抱きしめる。サンスは話があると告げるも、ミギョンは「先約がある」とはぐらかした。夜、仕事終わりに実家へ立ち寄ったミギョン。そこで母の友人がビルの保証金を引き上げたと聞いて、昼間サンスの母が銀行に来た理由を知った。

翌朝、とある職員の不倫スキャンダルが浮上。問題の職員が結婚直後に4年間付き合っていた元カノと不倫し、さらに相手を妊娠させたというのだ。噂の主人公は他でもない、ソッキョンだった。友人らからどうするつもりかと聞かれ、妻とは別れるつもりだとソッキョン。

スヨンとギョンピルは予定通り大学の出張所へ。一方、昼休憩になってもミギョンが姿を見せないと、グイルはサンスに様子を見てくるようにという。家へ向かう途中でやっと電話が繋がると、今起きたと話すミギョン。車をUターンさせたサンスは、その足でスヨンのもとへ。キャンパス内を並んで歩くスヨンとサンスの姿を、ギョンピルが見ていた。

仕事終わりにギョンピルに誘われ、本部の人たちとの飲み会に参加したスヨン。すると職員の一人が、ソッキョンの不倫相手が実はスヨンなのではとからかう。これにそうだと答えるスヨンだったが、相手は「冗談だ」と困惑。なかなか怒りの収まらないスヨンに代わって、ギョンピルが間に入る。

大家から連絡を受けたジョンイムは、つづいてサロンにやってきたミギョンに驚く。大家に保証金の件で口添えしたのかと聞かれ、サンスには内緒にして欲しいとミギョン。ジョンイムはそれを断り、保証金の件は自分から大家に話しておくと告げた。一方、サンスを呼び出したギョンピルは、先ほどの飲み会での一件を伝える。そして、今回の件は必ずしも他人事ではないとギョンピル。

ミギョンとの約束の場所へ向かったサンスは、そこで一緒にテーブルを囲むスヨンとジョンヒョンを見て驚愕した。その日は自分の誕生日で、お祝いのために2人が駆けつけてくれたとミギョンはいう。2人に謝罪し、ミギョンを連れて店を出るサンス。途中で車を停めたミギョンは、「私が知らないとでも?先輩が今誰に傾いているのか…。あの2人、一緒に住んでいるのよ。アン・スヨンとチョン・ジョンヒョンが一緒に!」と叫ぶ。

その頃、バス停でスヨンに聞きたいことがあると切り出したジョンヒョンは、「本当に僕のこと好きですか?」と尋ね…。

■第12話あらすじ
車の中でミギョンに「好きな人がいる。君ではない」と告げたサンス。その言葉にやりきれなくなったミギョンは、車を停める。「私が知らないとでも?」と憤るミギョンに向かって、サンスは別れを切り出す。受け入れられないミギョンは、最初からサンスが自分を愛していないことを知っていたとし、それが別れる理由にはならないと話した。「約束したじゃない、努力するって。今からまた努力して」と告げ、その場を去るミギョン。

一方、バス停で2人きりになったジョンヒョンは、自分に対するスヨンの気持ちが気になると告げた。「僕のことが好き?」と聞くジョンヒョンに、「あなたに対する気持ちに愛がないように見える?ジョンヒョンさんの私に対する気持ちは愛だけ?」と返すスヨン。

家に帰ったスヨンのもとへ、サンスから連絡が。外に出てサンスに電話をかけると、彼はスヨンの家の前に立っていた。並んで歩く2人の姿を、窓辺からじっと見つめるジョンヒョン。スヨンに何か話があるのではと聞かれ、サンスは「ただこうして歩きたかっただけ」と答えた。

不倫スキャンダルの件が明らかとなり、2か月の停職処分を受けたソッキョン。ドゥシクからそれを聞いたミギョンは、スヨンの前で「銀行は閉鎖的ね。スキャンダルは致命的。どうせ後悔するのは目に見えている」と語った。一方、グイルからなぜこんなバカな真似をしたのかと聞かれ、「手遅れになるかと思った」とソッキョン。そんなソッキョンの言葉に、サンスはじっと耳を傾けた。同じくその場にいたミギョンは、サンスにソッキョンのようになりたいのかと聞く。構わないと答えるサンスに、ショックを隠せないミギョン。

翌日、ジョンヒョンとのデートに出かけたスヨンは、ジョンヒョンから指輪をプレゼントされる。左手の薬指に指輪をはめようとするも、上手く入らない。「あとで付けるわ、ありがとう」と微笑むスヨン。

その頃、サンスはミギョンの母ミソンに誘われ、ショッピングに付き合っていた。サンスにスーツを買ってやろうとするミソンだったが、「話があります」とサンス。レストランに移動すると、ミソンに呼ばれたミギョンがやってくる。サンスを気に入ったミソンは2人の結婚を許可すると言うが、サンスはミギョンとは別れるつもりだと伝えた。これに失望したミソンは店を後にし、残されたミギョンはサンスにどういうつもりかと聞く。「これ以上この関係を続けるわけにはいかない」と話すサンス。しかし、ミギョンは別れる気はないという。

翌日、ミギョンは出張所で働くスヨンに会いに行く。スヨンがジョンヒョンと同棲していることをサンスに話したとし、謝るミギョン。スヨンを憎もうとしたと話すミギョンに、「大丈夫です。憎んでも、嫌いになっても。その方が私も気が楽なので…」とスヨン。そんなスヨンの言葉をさえぎり、ミギョンはこれからもスヨンを好きでいると告げた。そして、そんな2人の姿をじっと見つめるギョンピル。

その後、席に戻ったギョンピルはスヨンに大学時代の話をして聞かせる。ギョンピルにとっても、ミギョンは初恋だった。2人の交際を知り、ある日ミギョンの叔父がギョンピルの前に現れ、ミギョンと別れるように告げたという。そして――

次の日、突然有休をとったスヨンに代わって出張所へ代打として向かったサンス。そこでスヨンの机の上に置かれた音楽プレイヤーを手に取ったサンスは、スヨンが以前ピアノで演奏したショパンの“告別”を聞く。その後、スヨンに連絡したサンスは、ギョンピルに〆の作業を頼んで出張所を飛び出した。

スヨンがいたのは弔問の帰りに立ち寄った海岸だった。その隣には、スヨンが作った砂の城が。幼い頃の話をして聞かせたスヨンは、誰かが自分のいない間に砂の城を崩してしまうのではと不安だったと話す。そしてスヨンが選んだのは、誰かに崩される前に自分で崩してしまうことだった。自ら作った砂の城を崩そうとするスヨンを止め、「崩れないでずっと残るかもしれない」とサンス。飲み物を買ってきてほしいと言われてその場を離れたサンスだったが、ふたたび戻ったときにはスヨンの姿はなく…。

ソウルへ戻ったスヨンは父のクッパ店を訪ねる。食事の代わりに酒が欲しいと告げ、父と向かい合って座るスヨン。するとスヨンは、なぜ母ではなく別の女性を選んだのかと父に聞いた。一度動き出した心は簡単に止められるものではないと父。そして、もし生まれ変わったら同じような過ちは繰り返さないと、後悔の念を語る。そんな父に「父さんはいつもそう。ちっとも役に立たない」と告げ、スヨンは店を出た。

一人で歩くスヨンのもとへ、サンスから一枚の写真が送られてくる。それは先ほど見た海とスヨンが作った砂の城の写真だった。次の瞬間、なにかを決意したスヨンはどこかへ電話をかけ…。

翌朝、血相を変えて銀行にやってきたジョンヒョンは、廊下で顔を合わせたスヨンに本当かと尋ねる。「聞いたでしょう?」そう返すスヨンにカッとなったジョンヒョンは、その背後にいたギョンピルに殴りかかった。そして、止めに入るサンスに向かって「お前もか?お前もアン・スヨンと寝たのか?」とジョンヒョン!

■見どころ、感想
またしても衝撃の展開に。てっきりサンスに殴りかかるかと思いきや、その後ろに立つギョンピルに殴りかかったジョンヒョン。ジョンヒョンが言う通り、本当にギョンピルとスヨンがそういう関係になってしまったのだろうか。

ここで気になるのが、ギョンピルがスヨンに明かした大学時代のエピソードの結末。以前登場した話では、2人が別れたのはギョンピルがミギョンの友人らに手を出したからだと言われていた。だがどうやら、この話には別の真相があったようだ。次回予告では、「これでハ・サンスとアン・スヨンは絶対にない」と誰かに話すギョンピルの姿が。ギョンピルが「正直に好きになれ」と伝えた相手は、ミギョン…?

今回、同僚のソッキョンが結婚早々元カノと不倫していたことがバレ、大騒ぎとなった。やはり4年間で培った愛情や思い出は、そう簡単に捨てられないのだろう。それにしても他の相手と結婚していなければなんの問題もなかったが、こんな形になって残念でしょうがない。そもそもソッキョンが元カノと別れた理由は、お互いが育ってきた環境の違いだった。そうして選んだのが今の相手だというのに、ここに来てやはり元カノが…というのは都合が良すぎる。

そして、そんなソッキョンと比較されるサンス。ついにミギョンへ別れを告げたサンスだが、もちろんミギョンはそれを受け入れることができず…。複雑に絡み合うそれぞれの想いが、どんな結末を迎えるのか。残り4話からも目が離せない。ユ・ヨンソク主演「愛と、利と」は、来月1日(水)に第13話が放送される。日本でもNetflixで絶賛配信中だ。

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