サントリー、「ボス 贅沢微糖」伊藤淳史とカーリング・チーム青森共演TVCMを公開
サントリー食品は、微糖タイプの缶コーヒー「ボス 贅沢微糖」のイメージキャラクター・伊藤淳史と、女子カーリングチーム「チーム青森」(本橋麻里/目黒萌絵/石崎琴美/山浦麻葉/近江谷杏菜)が出演するTVCM「贅沢寝坊」篇(15秒、30秒)を公開した。
同飲料は、キリマンジャロ、コロンビアといった高級豆を中心にブレンドし、雑味が含まれるドリップの最後の部分はあえて使わないという贅沢な缶コーヒー。
TVCMは、マンションに鳴り響く目覚まし時計の音に、すっかり朝寝坊をしてしまったサラリーマンの伊藤淳史が、あわてて飛び起きる。
焦って会社へ向かう道をダッシュしていると、背後から「ちょっと待って!」と呼び止める声に振り返ると、視線の先には何とチーム青森の本橋麻里。
カーリングの投球姿勢から、「どんなに急いでいても、朝ごはんは食べてね!」と声をかけ、「ヤップ、ヤップ、ヤップ…」と、カーリングでおなじみの掛け声とともに炊飯ジャーを路上に滑らせる。
くるくる回転しながら進んでいく炊飯ジャーの両サイドには、石崎琴美と近江谷杏菜。炊飯ジャーの前方を懸命にブラシで掃いて、進行方向やスピードを調節するスウィーピングをしながら、立ち止まっている伊藤淳史や通勤のサラリーマンの前を通り過ぎていく。
すると、路上に設けられた投球の目標エリアであるハウスの中心に置かれていたストーンに炊飯ジャーが見事当たってストーンをはじき出し、代わりに炊飯ジャーがハウスの中心にピタリと止まる。
チーム青森の面々は、伊藤淳史の目の前で炊飯ジャーを開け、目黒萌絵が炊き立ての白米で素早くおにぎりを握り、「召し上がれ」と差し出す。伊藤淳史は、次々と起こる予想外の贅沢な出来事に戸惑いながらも、おにぎりを頬張る。
すると今度は、本橋麻里が、グイッと顔を近付けて、口元についてしまった“ご飯粒”をそっと取り、伊藤淳史も思わず照れ笑いを浮かべる。
朝ごはんを食べて出勤準備が整った伊藤淳史を、チーム青森の面々が「いってらっしゃい!」と笑顔で送り出すと、伊藤淳史は「贅沢だぁ…」と心からの感動をかみしめながら同飲料を飲む。
炊飯ジャーをカーリングさながらに滑らせるシーンは、スタジオに35m×4mの特設アイスリンクを設営して撮影。チーム青森の面々も、「スタジオに入った瞬間、本物のリンクが出来ていて驚きました」(石崎琴美)と目を見張っていた。
また、炊飯ジャーの底の部分をカーリングのストーンと同じ材質に加工し、投げやすいように中に鉛玉を入れてストーンと同じ重量(20kg)に調整。撮影直前には、氷の表面に水を撒いて滑りを良くするなど、カーリングのリアルな動きの再現をめざした。
そして、今回の撮影で最もこだわったシーンのひとつが、投球の目標エリアであるハウスの所定の位置に炊飯ジャーをピタリと止めるシーン。
チーム青森は、この日の第1投となるテストテイクでピタリとハウスの中心に寄せ、その世界レベルの正確なコントロールと的確なスウィーピングにスタジオ中からどよめきが起こった。
しかし、さすがのチーム青森も、撮影本番となるとカメラの動きやセリフに合わせながら投球するという試合とは異なるリクエストにこたえるため、最初は苦労していた様子。監督が思い描く理想の映像を撮るため、実に60回以上もの投球を重ね、最後は全員納得のシーンを撮影することができた。
トップアスリートの本格的なプレーを目の当たりにした伊藤淳史は、「超面白いんですけど、カーリング! こんな至近距離で見られるなんて、すごくないですか?」と、目を輝かせて声高にスタッフに話しかけるなど、終始、興奮気味の様子で、CM撮影でなければ味わえない本物のプレーをわずか数十センチの距離から見る贅沢を存分に堪能していた。
チーム青森は、現メンバーによるCM撮影はもちろん、本業であるカーリング以外の演技への挑戦はほとんど初めて。
伊藤淳史におにぎりを手渡して送り出すシーンを撮影する前は、さすがに緊張の表情を見せていたが、気さくに話しかける伊藤淳史や、「みんな、ちょっと肩に力が入っているからリラックスして」という監督のアドバイスに励まされ、本番が始まるころにはすっかり自然体になっていた。
「カメラに向かってニコッと微笑むとか、演技は初体験でしたが、みんなと一緒だったので楽しくできました」という石崎琴美の言葉どおり、元気いっぱい、最高のチーム青森スマイルで演技に臨んでいた。
伊藤淳史におにぎりを握って手渡す役柄は、チーム青森一のおにぎり名人を自称する目黒萌絵が担当。
撮影前日、「カーリングのシーンはいつもと同じようにすればいいのですが、(おにぎりのシーンは)緊張感がありますね。海外遠征のときは現地に炊飯器を持ち込んで、自分でおにぎりを作っているんですが…」と不安げな表情をのぞかせていたものの、当日は伊藤淳史の気さくなキャラクターと自然な演技に引っ張られ、難なくOKテイクを獲得していた。
また、5人そろって「いってらっしゃい!」と伊藤淳史を送り出すシーンでは、しっかりとチーム全員をまとめ、息の合った演技を披露。主将らしい堂々とした振る舞いと穏やかな笑顔で、現場をリードしていた。
本橋麻里が伊藤淳史の口元についたご飯粒を取るシーンの撮影では、2人は大勢のスタッフやエキストラに囲まれ、気恥ずかしそうに撮影位置につく。
最初のテスト撮影では、予想以上の顔の近さに動揺したのか、伊藤淳史がセリフのタイミングを忘れてしまうというまさかのNG。伊藤淳史が「恥ずかしい~」と照れ笑いを浮かべると、本橋麻里も思わず爆笑していた。
しかし、このNGのおかげで現場全体の緊張がほぐれたようで、本格的な演技の経験がほとんどない本橋麻里も、自ら積極的に伊藤淳史にグッと顔を近付けるなど大胆な演技を披露。伊藤淳史も、「何回テイクを重ねても、ドキッとした」と絶賛するほど贅沢で見ごたえあるシーンが誕生した。
サントリー「ボス 贅沢微糖」TVCM「贅沢寝坊」篇