NHK「上陽賦~運命の王妃~」第24話:敵の敵は盟友?公主選び!ネタバレあらすじと見どころ|全43話

2023年02月12日14時20分ドラマ
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蕭キが用意した補薬が避妊薬と知った徐女官は、薬をすり替えてしまう!ついに宴が開かれ忽蘭に嫁ぐ公主が決まる!NHKBSプレミアム(日曜よる9時から)で2月12日(日)放送の「上陽賦~運命の王妃~」(全43話)第23話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、本作はDVD-BOも好評発売・レンタル中でDVD公式サイトで予告動画など視聴できる。



「上陽賦~運命の王妃~」は、帝位を巡る陰謀と策略のなかで、気高く生きる王妃の波乱に満ちた人生を描く壮大な歴史大作。【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、架空の国・成(王朝)を時代設定や、押さえておくべき人物と俳優の紹介、放送にあわせて各話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識をまとめて紹介する。

※以下、全68話版を視聴してあらすじ紹介をしているために、あらすじや見どころが前後したり、カットした部分の紹介などあることご理解ください。本作は架空の時代設定、豆知識などは古代、漢、南北朝時代などを参考にしています。

■キャスト押さえておくべき5人
王儇(以下、王ケン)/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか

■第24話:敵の敵は盟友?公主選び!
徐(じょ)女官は薬を煎じながら、何故蕭キが滋養を補う薬と偽って王ケンに避妊薬を飲ませたのか考えた末、王氏の血筋を残したくないのかと考え命を懸けて王ケンを守ろうと誓う。

簫キは軍費を横領した謝守正(しゃしゅせい)を捕らえるが、謝宛如(しゃえんじょ)が動いて釈放させる。蕭キは追及を諦めず兵糧米を調べると、半分以上がもみ殻をなっていた。謝守正の一味だけでできる仕業でないという蕭キに、胡光烈(ここうれつ)は口ごもりながら軍の物資は宋懐恩(そうかいおん)が管理していると明かす。蕭キは朝廷に軍糧米を持ち込み大臣たちに見せ、謝守正の罪を明かして皇帝・馬子隆に裁断を仰ぐ。皇帝は新たに軍糧米や冬服を兵士たちに送るよう指示するが、罪人の処罰については答えを出せない。すると衛侯(えいこう)がその場の空気を呼んで、謝氏一族が忠心だったことや、事件に多くの者が関与しているという理由で、厳罰にはしない方がいいと提案し、子隆はそれに倣おうとする。だが、蕭キは謝守正が士族だという理由だけで免罪すれば、民の怒りを鎮めることも朝廷に範を示すこともでもきない。そうなれば、先帝のような不幸を繰り返すことになると断固反対する。

退朝後、悩む子隆のもとに宛如がやって来て「世の中が落ち着いた今、もう蕭キは朝廷に不要だ」と唆す。

その頃、蕭キは懐恩を呼び、玉秀との婚礼のための準備を確かめる。皇帝や士族に負けない婚礼にすると言う懐恩に、守正との関係を問う。懐恩は彼からもらった付け届けは全て突き返したと言い訳する。蕭キは「今、我々には多くの目が向けられている」と注意を促す。懐恩は部屋に戻って隠していた財宝を密かに処分させる。

その頃、忽蘭(くらん)の王子、賀蘭箴のもとに謝氏の使いがやってくる。馬子澹に続いて謝氏までが近づいてきたことに驚く賀蘭箴だが、「蕭キの敵は我々の盟友だ」と会うことにする。面会のために妓楼を訪れた賀蘭箴は秘密の通路を使って密室へ。そこで待っていたのは他ならぬ皇后の謝宛如だった。宛如は共通の敵である蕭キの排除に協力してほしいと持ち掛ける。賀蘭箴は「敵の敵は盟友だ」と受け入れ、機が熟すまで蕭キを辺境に移したりしないようにと釘を刺す。宛如は豫章王府に間者を送っておりいつでも利用できると話す。

王ケンを守るために龐癸(ほうき)と密会した徐女官は、蕭キが王ケンに長年避妊薬を飲ませていることを打ち明け、蕭キのことを調べて欲しいと頼む。一方龐癸も、王藺(おうりん)が死んだことを伝える。蕭キの命で王ケンには伝えていないとも。これに関しては今の王ケンに伝えなかったのは正解だと徐女官も納得する。この様子を蘇錦児が盗み聞きしていた。その後、王ケンは徐女官の様子がおかしいと感じ、散歩に誘って悩み事があるのかと聞くが、徐女官は隠し事などないと、命懸けで王ケンを守ると涙ぐむ。

それぞれの思惑が交錯し、陰謀が渦巻く中、賀蘭箴を歓迎する宴が開かれる。太極殿に向かう王ケンは顧采微(こさいび)と久々の再会を果たす。蕭キから忽蘭に嫁がされるのが采微だと聞いた王ケンは、彼女の服が汚れているのに気づき、着替えさせて太極殿に向かう。その途中で宛如とも鉢合わせする。すると宛如は流産したばかりの王ケンに、ことさら自分が身ごもったことを誇示する。

皇帝と皇后が席に着き華やかな宴が始まる。子隆は士族の娘たちにくじを引かせて才能を披露する機会を与える。まず王倩が「舞」を引き当て披露する。その舞う姿にかつての王ケンを思い出すと話す子隆。次に采微が「画」を引き当て、「水のほとり」と題する見事な絵を披露する。満足した子隆はここで「今回の忽蘭王子の来訪は忽蘭に嫁ぐ公主を選ぶためだと」重大発表する。子隆はその公主を発表しようとすると、賀蘭箴が声を上げて「王氏の娘、倩を公主に奉じて忽蘭に嫁がせてほしい」と願い出る。参列者が驚く中、賀蘭箴は王倩を迎えれば忽蘭軍を百里退け、今後は戦を起こさないと約束するという。子隆はこれを認め、倩と母・薜夫人は泣き崩れる。

■見どころ
今回はついに賀蘭箴と謝氏とが手を組む。まさに敵の敵は盟友というわけだ。賀蘭箴の計画は1年前から始まっていた。賀蘭箴の命を受けた索拉(ソラ)は身分を偽って妓楼・月柳閣を買い取り、大成の情報を収取し、秘密の通路と密室を用意していたのだ。賀蘭箴はどのように蕭キを始末するつもりなのか?

そんな中、蕭キの最側近、宋懐恩の裏切りも明らかになった。宋懐恩ほどの人物でも財物には目がくらんでしまうのか?人の欲が恐ろしい。

顧采微(こさいび)は、第2話で殺された太傅・顧傭(こよう)の孫娘で、顧びんぶんの妹。清楚で美しく才能ある女性のようだ。本人も忽蘭にやられるのを知っており、同じ政略結婚の王ケンに不安な気持ちを打ち明ける。士族の娘は家門の駒に過ぎないという王ケンの言葉に、怯える采微に、「怖がらず勇敢に立ち向かえば道は開かれる」と教える。結局、忽蘭にやられるのは倩となったが、采微は後半から重要な役を担当する人物なので覚えておこう。演じたのは「霓裳(げいしょう)~七色に輝く虹の如く」に出演したスン・ジアルー。

一方、気になるのは徐女官の動きだ。王ケンを守るために補薬をすり替えたが、その間にもし妊娠すれば王ケンの命が危ない。徐女官が一刻も早く蕭キの本心を知ってほしいものだが。その蕭キ。王ケンのまえでは少年のような姿も度々見せているが、今回は、王ケンの舞を見たことがないと拗ねる一幕も。王ケンの華麗な舞は見たことがない蕭キだが、8話草原で王ケンと楽しく踊ったのは蕭キだけ。

■商品仕様
2021年/中国/1~23話収録(全68話)/6枚組/1035分+特典映像/16:9/音声:1.オリジナル中国語 ドルビーデジタル2chステレオ 2.日本語 ドルビーデジタル2chステレオ/字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕/片面2層/全3BOX
特典映像:メイキングを盛り込んだインタビュー
封入特典:ブックレット
発売元:「上陽賦~運命の王妃~」日本語版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント

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