生田斗真&多部未華子「幸運なひと」夫にがんの告知、子どものことを先延ばしにしていた夫婦は残された時間をどう生きる?

2023年03月04日08時00分ドラマ
© NHK

3月6日(月)午後9時から NHKBSプレミアム、NHK 4Kで生田斗真&多部未華子W主演の特集ドラマ「幸運なひと」が放送される。あらすじと見どころを紹介、番組公式サイトで予告動画が公開されている。ドラマ本編終了後の3月6日22時29分からは、がんの当事者や家族と生田や多部が対話するドラマの舞台裏を記録したドキュメンタリー番組が放送される。



日本人の2人に1人がなるといわれる「癌(がん)」。夫婦であれば、確率的にどちらか一方が患うことになる。とはいえ、一昔前とは違い、癌のすべてが不治の病というわけではないし、癌とわかった後も“日常”は続いていく。しっかりと未来設計をしていた人は変更を余儀なくされ、漫然と生きてきた人でも、突然人生のゴールを突きつけられたと思い込み、動転するのではないだろうか?

生田斗真と多部未華子が夫婦役を演じるNHK特集ドラマ「幸運なひと」は、これまでお互いを傷つけないよう、気を遣って生きてきた共働きの夫婦が、夫に癌を告知されたことで「命の時間が子どもを授かるタイムリミット」という現実に直面し、キレイごとなしに正面からぶつかり合い、夫婦関係を再構築していく姿を描いたヒューマンストーリーだ。

生田斗真演じる中学校の保健体育の教師・拓哉は、仕事に力を注いで、家での面倒ごとは後回し。多部未華子演じる妻の咲良とは「子どもを持つかどうか」の選択も先送りにしていた。そんなある日、拓哉のがんが判明。普通の暮らしが段々とできなくなる2人は「子どもを作るタイムリミット」という問題に直面してしまう。音楽事務所でマネジャーとして働く咲良は「自分の仕事を犠牲にして夫に尽くしたほうがいいのか」とも悩み…。

山中崇が拓哉の主治医・中村昭彦役を、西田尚美が咲良の勤め先の音楽事務所社長・吉井理沙役を、宮崎美子が拓哉の母・松本小百合役を、相島一之が「患者の会」で自らの体験を語る山内役で、加藤諒が拓哉の中学時代の同級生・中澤哉太役を演じドラマを盛り上げる。

多くの人が癌患者と、その家族になっている現実世界。ただ嘆き悲しむだけでは日常は乗り切れない。これからの日常をいかに前向きに生きていくかが重要だ。人は病だから不幸になるわけでないのだから。ドラマ本編の直後には、舞台裏を記録したドキュメンタリーもあわせて放送される。生田と多部が、がんの当事者やその家族と対話する様子が収録されており、ドラマと合わせて見ることで「幸運なひと」というタイトルの意味が分かるようなドキュメンタリーとなっている。

■松本拓哉 役 生田斗真コメント
このドラマの撮影中に経験した事は、決して忘れられない大切な時間になりました。
力強くがんと共に生きている方々と沢山出会い、一分一秒を無駄にせず、今を輝かせている姿に何度も心を打たれました。
みんなで一緒に泣いて、一緒に笑って創り上げた作品です。
どうか、このドラマが誰かの命を照らす光となってくれる事を願っています。

■松本咲良 役 多部未華子コメント
がんをテーマにした作品に参加するのは初めてでしたので、がん患者に向き合う妻として、1人の女性としてどのようにお芝居をしたらいいのか、この表現でいいのか…と毎日悩みながら撮影に参加させていただきました。
拓哉と咲良が、どうやってお互いを思いやり、どのようにがんと向き合い、選択していくのか。温かく見守っていただけたらと思います。

■あらすじ
中学校の保健体育の教師・松本拓哉(生田斗真)は、仕事に力を注ぎすぎ、家では面倒なことは後回し。一方、音楽事務所でミュージシャンのマネージャーをしている妻の咲良(多部未華子)は、ようやく自分の人生をつかみつつあった。そんな中、拓哉が突然「がん」を告知されてしまう。そして二人は先送りしてきた問題「子どもを持つかどうか」の選択を突き付けられることに…。「夫に残された時間が子どもを作るタイムリミット」という現実に直面した二人。拓哉は、人生のチャンスをつかみ輝く妻への嫉妬が抑えられず、咲良は、自分の仕事を犠牲にして夫に尽くしたほうがいいのではないかと思い悩み…。

【放送予定】
ドラマ本編は BSプレミアム/BS 4Kで3月6日(月) よる9:00~10:29
舞台裏ドキュメンタリーはNHK BSプレミアム/BS 4Kで同日よる10:29~10:59

作:吉澤智子/音楽:原摩利彦/出演:生田斗真、多部未華子、西田尚美 加藤諒 相島一之、宮崎美子、山中崇 他。PR動画は番組公式サイトで公開されている。

NHK「幸運なひと」番組情報サイト