NHK「上陽賦~運命の王妃~」第28話:恋情を隠して妻を娶った宋懐恩と動き出した馬子澹|全43話版

2023年03月12日10時15分ドラマ
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大騒動の末、王ケンは自分は子が産めないからだと知ってしまう!NHKBSプレミアム(日曜よる9時から)で3月12日(日)放送の「上陽賦~運命の王妃~」(全43話)第28話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、本作はDVD-BOも好評発売・レンタル中でDVD公式サイトで予告動画など視聴できる。

「上陽賦~運命の王妃~」は、帝位を巡る陰謀と策略のなかで、気高く生きる王妃の波乱に満ちた人生を描く壮大な歴史大作。【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、架空の国・成(王朝)を時代設定や、押さえておくべき人物と俳優の紹介、放送にあわせて各話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識をまとめて紹介する。

※以下、全68話版を視聴してあらすじ紹介をしているために、あらすじや見どころが前後したり、カットした部分の紹介などあることご理解ください。架空の時代設定、豆知識などは古代、漢、南北朝時代などを参考にしています。



■キャスト
比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
押さえておくべき5人
王儇(以下、王ケン)/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか

■第28話:
蕭キが妹に避妊薬を飲ませていたと知って激怒する王ケンの兄、王夙(おうしゅく)が蕭キに殴りかかる。2人が揉めていると聞いた王ケンは急いで書斎に駆け付け、蕭キの怪我に驚く。手当てをしながら避妊薬を飲ませた理由を問う。蕭キは「もう一度流産すれば命が危ない。それで避妊薬を飲ませた」と打ち明ける。ショックを受ける王ケンに「地の果てを駆けずり回っても治療薬を見つけ出してやる。私の子を産むのはお前ただ一人だ」と話し、王ケンは「二度とあなたを疑わない」と誤解を解く。その後、蕭キを診断した申太医は蕭キが、体に害が及ぶほどの大量の媚薬を飲まされ、自分で腕を切って排出したと、王ケンに報告する。誤解を解いた王夙は、蕭キの理性を誉めて乱暴を働いたことを詫びる。

激怒した王ケンは、薛夫人と倩の部屋に戻ると、倩の嘘を暴いて賀蘭箴から届いたばかりの手紙を燃やし、「忽蘭に嫁ぎなさい」と言い捨てる。このことは皇太后の耳にも入り、倩の愚かさにあきれる。そして王ケンは今も変わらず愛おしいが用心しなければならないと考える。

翌朝の朝食で晴れ晴れとする王ケン。一方沈んだ表情の蕭キは普段飲まない酒を用意させる。不思議がる王ケンに、「話さなければならないことがある」と切り出し、王藺(おうりん)が亡くなったと話す。信じないという王ケンに、お前の体を思って話せなかったと打ち明ける。

にぎやかな市場で蘇錦児は、安平王こと馬子澹の侍従に案内され子澹と会う。今夜皇帝陵に戻るという子澹に、なぜ皇都に戻ってこないのかと訊ねる。皇帝陵なら皇太后と皇帝から逃れて長く生きられると話す子澹は、王ケンの安否を尋ねる。そして王ケンを裏切るようなことがあっても力を貸してくれるかと、錦児に尋ね、「すでにあなたために王ケンを裏切りました」と答える錦児は、皇后の密偵として王ケンに仕えれば、子澹を守って帰京させると命じられたと打ち明ける。そして「この先一生、安平王だけに忠誠をつくします」と約束する。子澹は「今後は王ケンのことも皇后のことも全て私に報告し、私の帰りと待て」と指示する。

父の死を知りショックの王ケンを診察した申太医は、蕭キと王夙に王ケンの脈が弱く、心身共に弱っており、このままではどんどん衰弱していくと診たてを話し、“氷綃花(しょうしょうか)”を煎じて飲めば寿命を延ばすことができるかもしれないと話す。ただし、服用後にもし懐妊すれば命を落とすとも。蕭キは「子が持てなくてもいい、阿嫵が無事ならそれでいいからその薬を試してほしい」」と頼む。

徐女官は誤解していたことを蕭キに謝罪し、自ら煎じた氷綃花の薬を渡す。蕭キは王ケンに薬を飲ませ、苦さを和らげる甘い物を勧めるが、王ケンは両親を失った辛さに比べれば、苦い薬などなんでもないと断る。蕭キも、幼少期に両親を疫病で失った辛い経験を打ち明ける。そして「もし子供がいたらたっぷり愛情を注いでやりたいと思ってきたが、軍人として多くの命を殺めてきたこの手は血にまみれている。罰として子が持てないなら何も言えない。だが神は私を気遣いお前を妻にしてくれた。私は生涯お前と2人で生きていく。お前を失うことはできない。阿嫵、子は諦めよう」と優しく抱きしめる。

皇太后の差し金で側室が数名入宮したが、皇帝、子隆は不眠に悩む皇后、宛如の元へ向かい、夫婦水入らずで過ごす。宛如は悪夢の話をして用心するよう話す。その頃、皇太后は今回の側室選びで、気に入った顧采微(こさいび)が選ばれなかったと知り、側室が無理なら、王夙と一緒に差せてもいいかと考える。

王倩が忽蘭に向かった日、宋懐恩は玉秀、改め蕭玉岫(しょうぎょくしゅう)を迎えるために豫章王の屋敷を訪ねる。玉岫を見送る王ケンは、彼女の婚礼を喜びながらも別れの淋しさで涙を流し、玉岫も大粒の涙を流しながら何度も何度も深くお辞儀をする。その夜美しい花嫁姿の玉岫が待つ寝室に酔って入ってきた懐恩は、夫婦の契りの酒を飲み抱きしめるが、彼の心の中にいるのは王ケンだった。翌朝、懐恩は江南に向けて出発する。

■見どころ
蕭キの王ケンへの深い愛に泣かされたこの回は、王ケンに恋する3人の男の決意が描かれる。子澹は皇帝の座と王ケンを手に入れるために、蘇錦児を利用することにし、錦児は恋い慕う子澹のために覚悟を決める。蕭キの「子が持てなくなってもいいから阿嫵を救ってほしい」と太医に頼む。“氷綃花(しょうしょうか)”は賀蘭箴が(22話)で王ケンに届けた花だ。蕭キとしてはそんな花に頼りたくないだろうが、王ケンのためならこれも仕方がない。そしてもう一人の王ケンを思う男、宋懐恩。婚礼が近づき、王ケンのいる豫章王府の屋敷に近づくと懐恩の呼吸が荒くなる。懐恩が最後まで王ケンへの想いを封印できるのかが心配でならない。

一方、自ら墓穴を掘ってしまった王倩は、「忽蘭に嫁ぎたくない」と泣きわめき、王ケンへの恨みを口にして騒いだが、結局、倩は忽蘭に嫁ぎ、薛は皇都への立ち入り禁止となる。このお騒がせ母子はこれでドラマから姿を消すのか?王倩を演じたのはツォン・イーシュエン(1992年4月20日生)。「皇后の記」(15)の緑珠役で注目され、「如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」(18)では侍女・阿箬(あじゃく)を演じ、その後も「玉楼春~君に詠むロマンス」(21)や「尚食(しょうしょく)~美味しくなる恋は紫禁城で~」(22)など話題作への出演が続いている。

■商品仕様
2021年/中国/1~23話収録(全68話)/6枚組/1035分+特典映像/16:9/音声:1.オリジナル中国語 ドルビーデジタル2chステレオ 2.日本語 ドルビーデジタル2chステレオ/字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕/片面2層/全3BOX
特典映像:メイキングを盛り込んだインタビュー
封入特典:ブックレット
発売元:「上陽賦~運命の王妃~」日本語版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント

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予告編

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