「イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~」第15・16話 チョン・ドヨン&チョン・ギョンホがめでたくハッピーエンド!

2023年03月06日18時01分ドラマ
tvN drama 公式YouTubeチャンネル映像よりキャプチャー

チョン・ドヨン、チョン・ギョンホが出演する「イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~」第15話と第16話が韓国tvNで放送され、Netflxiでも配信開始した。今回で最終回となる本作のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。

Netflixで独占配信の韓国ドラマ



「イルタ・スキャンダル 〜恋は特訓コースで〜」では、ハンドボールの元韓国代表選手で、現在は総菜屋の社長のナム・ヘンソン(チョン・ドヨン)とトップ数学講師チェ・チヨル(チョン・ギョンホ)のほろ苦いロマンスを描く。
※各話のネタバレあらすじと場面写真、見どころ、キャストなどは【「イルタ・スキャンダル」を2倍楽しむ】でまとめて紹介。

■キャスト
ナム・ヘンソン役:チョン・ドヨン
チェ・チヨル役:チョン・ギョンホ
チ・ドンヒ役:シン・ジェハ
ナム・ヘイ役:ノ・ユンソ
ナム・ジェイ役:オ・ウィシク
キム・ヨンジュ役:イ・ボンリョン


ナム・ヘイ(ノ・ユンソ)が交通事故にあい、一命をとりとめたものの、意識が戻らない中、チェ・チヨル(チョン・ギョンホ)はチ室長(シン・ジェハ)が、鉄球殺人事件の容疑者ではないかと疑い始める。チ室長と和解したふりをして、チヨルは彼の自宅を突き止める。

■第15話あらすじ

ソンジェ(イ・チェミン)が試験問題の流出を告白したことで、母親のチャン弁護士(チャン・ヨンナム)は非難の矢面に立たされる。スアの母親、スヒ(キム・ソニョン)を中心に、ソンジェを退学させろと学校は大騒ぎに。そんなスヒに対して、ナム・ヘンソン(チョン・ドヨン)は「間違っている」と進言するが、ソンジェは退学することを決意する。

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一方で姿をくらませていたヘイの実母で、ヘンソンの姉、ナム・ヘンジャ(ぺ・へソン)が突然姿をあらわしたことで、ヘンソンは心が穏やかではない。自分勝手に幼いヘイを置き去りにしておきながら謝罪もなく、実母として図々しく振る舞うヘンジャにまわりは振り回される。そんな中、ヘイの指がかすかに動いたことにヘンソンは気付く。

チ室長がチヨルのもとに戻り、仕事に復帰。チヨルはチ室長に代理で塾の会議に出ることを依頼し、その隙にチ室長の自宅を訪れることを目論んでいた。キーロックが解除でき、中に入ると壁一面にチヨルの写真が。茫然とするチヨルは、かつての教え子で自殺をしたチョン・スヒョン(イ・ドヘ)の日記を見つけ、チ室長がスヒョンの弟、チョン・ヒョンソンだと確信する。

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チヨルの指示どおり、会議に出席するためプライド学院へ向かったチ室長。塾のエレベーターの前でヘイの親友、ダンジ(リュ・ダイン)が、ヘイの指が動いたと連絡を受けているのを聞いて、ヘイを殺すために病院へ向かう。

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チ室長が病室でヘイを殺そうとしていたところにヘンソンが戻ってきた。2人は争いになるのだが、チヨルが助けに入る。

追い詰められたチ室長は、病院の屋上へ逃げ、必死で追いかけるチヨル。自首をするように必死でチ室長の説得を試みるが、「もう守るものがない」という言葉を残し、チ室長は屋上から身を投げてしまう。

目の前で衝撃的なことが起きたチヨルは、激しく落ち込むが、ヘンソンの支えで少しずつ立ち直っていく。

絶望的な状況の中、ヘイが目を覚ました。大喜びするヘンソンたち。しかしヘンジャがチヨルにお金を無心しようとし、平和に暮らしてきたヘンソンたちの生活を引っかきまわす姿に、ヘイはあきれ返る。

そしてジェウ(オ・ウィシク)とヘンソンの親友、ヨンジュ(イ・ボンリョン)の間にも変化が起きていた。ヨンジュに見合い話があることを知ったジェウは、ヨンジュへの愛に気付き、告白。2人はめでたくカップルになった。

また一途にヘイを想い続けていたソンジェもヘイに告白。ヘイは「受験が終わったら考える」と答え、保留となった。

ヘイが退院し、ヘンソンは店でお祝いのパーティを開くことに。金持ちのチヨルに頼んで豪華なパーティをすればいいのに…と不満気なヘンジャ。

その席でヘイは「お母さんと一緒に日本へ行く」と宣言する。

■第16話あらすじ

ヘイの爆弾宣言に、ヘンソンをはじめとして、チヨル、ジェウ、ヨンジュが茫然とする。怒りを我慢しているようにみえるヘンソン。チヨルは「ちょっと散歩をしましょう」と誘う。

ベンチに仲良く座りながらチヨルは「ヘイは賢い子だからきっと考えがあるはず。受け入れてみては?」とアドバイスする。ヘンソンは「受け入れるしかない。実はヘイが進学したらもう一度勉強して、スポーツ指導者の資格を取ろうと考えていた」と告白。そんなヘンソンに驚きながらもチヨルは歓迎し「惚れ直した!」と喜ぶ。

ラブラブの2人とは反対に、ヘイの同級生、スアの両親は離婚の危機に陥っていた。スアの父親の浮気現場を目撃した母親・スヒ(キム・ソニョン)は、スアが大学進学するまでは離婚を我慢すると宣言。父親は「スアの受験、受験で人間扱いされなかったことが寂しかった」と訴える。

ヘイの日本行きを受け入れたヘンソンは、ヘンジャを誘って買い物に出かける。そこでヘイの好みや気を付けてほしいことを伝える。帰宅してヘイの荷造りをしていると、ヘイはヘンソンに「余計なことをしないで!」と言い、言い争いになる。

ヘンジャがチヨルに金を無心したりして、ヘンソンにこれ以上迷惑をかけたくない思いで日本行きを決意したヘイ。しかしそんな事情を知らないヘンソンは、ヘイの態度に憮然となる。ヘンジャは、部屋で一人隠れて涙を流すヘイを見て、これまで自分がしてきた行動を恥じ、一人で日本へ戻ることを決意する。

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試験問題流出で、裁判になっていたソンジェの母・チャン弁護士(チャン・ヨンナム)は、夫が弁護を担当し、最善の結果を得ることができた。夫に感謝するチャン弁護士。その日久しぶりに家族4人で食卓を囲み、ヒジェ(キム・テジョン)を旅行に誘う。

ある日、チヨルは友人のジョンリョル(キム・ダフィン)とカフェで会っていると、かつてヘンソンを忘れるためにデートをしたヘヨンと再会。15分ほど話しただけだが、その光景を写真に撮られ、SNSで「新恋人、発覚!」と騒ぎになってしまう。

SNSを見たヘンソンは無言で何かを考え、外出してしまう。そんなヘンソンの姿にジェウとヨンジュは何か起きるのではないかと心配する。

チヨルは誤解を解くため、ヘンソンに電話をするが通じない。助手のヒョオンに相談すると「プロポーズをしましょう」とアドバイスをされる。

指輪を買ってヘンソンのもとを訪ねるチヨル。外出先から戻ってきたヘンソンにプロポーズをしようとすると、ヘンソンから「結婚しよう!」と先にプロポーズの言葉が飛び出す。ヘンソンも指輪を買っていたことを知り、2人で笑い合い、抱き合う。

時は流れ、2024年の共通テストがやってきた。ヘイはこれまで頑張ってきた力を思う存分発揮し、見事大学に合格する。

さらに2年が経ち、ジェウとヨンジュは結婚して、ヨンジュのお腹の中には赤ちゃんがいた。

ヘイ、ソンジェ、スアは大学2年生になった。ゴヌは浪人していたが、今年こそは合格すると意気込んでいる。ソンジェはヘイに保留にしていた返事はいつくれるのかと問い、ヘイはOKを出す。

そしてもう一人合格を目指しているのが、ヘンソンだった。ヘイの大学合格とヘンソンの資格試験合格が叶って、はじめてチヨルと結婚ができるヘンソン。試験前日にチヨルは、ヘンソンを家まで送りながら検討を祈る。

いよいよヘンソンの合格発表の日。講義中のチヨルはソワソワして、言い間違いを連発するが、授業が終わってヘンソンから合格の知らせを受けると、生徒たちに大きな声で報告する。

さまざまな障害を乗り越えて、幸せをつかんだヘンソンとチヨル。人目を気にしながら会っていた日々が嘘のように、仲良く街を歩いていく…。

■第15話、第16話の見どころ

ヘンソンとチヨル、ヘイとソンジェ、ジェウとヨンジュ…それぞれが幸せをつかんだ結末に、ホッコリした人も多かっただろう。

ただ少しばかり残念なところもあった。それは前半に存在感を示したチ室長が、あっさり自殺してしまったところだ。

やはりチヨルを束縛していたチ室長。部屋の暗証番号をチヨルの誕生日にしていたことも驚きだったが、その執着心には身震いしてしまった。自殺した姉が「唯一信頼できる大人」といっていたチヨルを守りたいと助手になったところまでは良かったが、そのために鉄球で人殺しをするとは、明らかに行き過ぎだ。

思えばチ室長の母親も子どもに依存する毒親だった。最初は姉のスヒョンに依存し、スヒョンが自殺するとチ室長に「勉強しろ!」と執拗に干渉した。それが嫌でたまらなかったはずなのに、結局チ室長もチヨルに対して似たようなことをしてしまったわけだ。

自首をすすめるチヨルに放ったのは「あの女(ヘンソン)が現れるまでは、僕たちは順調だった。でももう守るものがない」という言葉。ヘンソンにチヨルを取られてしまった今となっては、生きていくことに疲れてしまったのだとビルの屋上から身を投げてしまう。そんなチ室長の結末にモヤモヤしてしまった視聴者もいるのではないだろうか。

ただチ室長を演じたシン・ジェハは、最初から最後まで素晴らしい演技をみせてくれた。今後の活躍が大いに期待できる。

そしてヘイを演じたノ・ユンソも最終回まで圧倒的な存在感を見せた。

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ヘンソンに迷惑をかけたくない…という思いで日本行きを決めるものの、ヘンソンやジェウ、学校の友だちとの別れを考えると悲しくなってしまう繊細な気持ちを見事に表現していた。ソンジェに「そろそろ答えを聞かせてほしい」といわれ、頬にチュッ!とするところは何ともいえずかわいらしかった。

最後に主演の2人についても言及したい。チョン・ドヨン、チョン・ギョンホにとってヘンソン、チヨルは当たり役になったのではないだろうか。

ドヨンが演じる芯の強い女性、ヘンソンはとても魅力的だった。姉のヘンジャが日本に戻る前にヘンソンに宛てた手紙に「チヨルとの交際をまわりは玉の輿だっていうけど、実際は逆玉よ。あんたのような女はいないわ」と書いたように、何事も前向きに捉えて突き進んでいく姿に魅力を感じた人も多いだろう。

第16話で、チヨルに「私の恋人はモテるんだった。ツバをつけておかなくちゃ。結婚しよう!」とプロポーズするところは、なんて素敵なのだろうと感銘したし、ドヨンはそんな女性を演じるのにぴったりの俳優だと改めて感じた。

そしてチヨル役のギョンホも、ワーカホリックの不健康なカリスマ講師から、人間味あふれるカリスマ講師へと見事に変貌を遂げていった。ヘンソンと付き合ってから、少しずつ温かい人間になっていく姿に胸が熱くなり、ヘンソンを見つめるまなざしにドキドキした。

韓国社会の行き過ぎた受験戦争を描いた本作。登場人物たちは、紆余曲折ありながらも最終的に生きる道を見つけることができた。物語の中で、誰に感情移入するかは人それぞれだと思うが、共感できるキャラクターを見つけて応援できるドラマになったことは間違いない。

■スタッフ
演出:ユ・ジェウォン
脚本:ヤン・ヒスン、ヨ・ウノ
原題:일타 스캔들
制作:STUDIO DRAGON

Netflixシリーズ「イルタ・スキャンダル 〜恋は特訓コースで〜」2023年1月14日より独占配信開始!

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