NHK「上陽賦~運命の王妃~」第29話:皇子の誕生と羨望|全43話版

2023年03月19日12時00分ドラマ
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死んだことになっている王藺が登場!そして待望の皇太子が誕生するが…NHKBSプレミアム(日曜よる9時から)で3月19日放送の「上陽賦~運命の王妃~」(全43話)第29話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、本作はDVD-BOも好評発売・レンタル中でDVD公式サイトで予告動画など視聴できる。



「上陽賦~運命の王妃~」は、帝位を巡る陰謀と策略のなかで、気高く生きる王妃の波乱に満ちた人生を描く壮大な歴史大作。【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、架空の国・成(王朝)を時代設定や、押さえておくべき人物と俳優の紹介、放送にあわせて各話のあらすじと見どころ、豆知識をまとめて紹介する。

※以下、全68話版を視聴してあらすじ紹介をしているために、あらすじや見どころが前後したり、カットした部分の紹介などあることご理解ください。放送後、調整します。また本作は架空の時代設定、豆知識などは古代、漢、南北朝時代などを参考にしています。

■キャスト
押さえておくべき5人
比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか

■第29話:皇子の誕生と羨望
宋懐恩(そうかいおん)は玉秀改め、玉岫(ぎょくしゅう)と婚姻してすぐに江南(こうなん)へ出発し、そこで王ケンの兄、王夙(おうしゅく)と共に治水に当たるが、悪天候に加えて疫病も蔓延し作業は難航。王夙は、避難民の中で力のある働き盛りの者を工事に合流させて、労働時間に別に食料を分けるという画期的な方法を考えつく。そうすれば、兵士たちは休め、避難民は仕事ができる。

その頃宮殿では、出産予定より3か月も早く皇后、謝宛如(しゃえんじょ)の陣痛が始まる。皇帝、馬子隆(ばしりゅう)は、なんとしても皇后と子の命を救えと申太医に命じる。難産の末、宛如は男の子を出産。母子ともに無事だったことに大喜びの子隆。夜間の早産の知らせに迷惑顔の皇太后は、謝氏の血筋の孫に不満ながらも、大事な初孫の出産に複雑な表情を見せる。

そのころ、死を装い、ひそかに生き延びていた王藺(おうりん)。護衛兵、青雲の制止もきかず、息子、王夙に会うために疫病が蔓延する江南の地へ向かっていた。

一方、江南で王夙と宋懐恩が治水対策について打ち合わせしているところに、顧采微(こさいび)がやって来る。突然の訪問に驚く王夙に顧采薇は、顧氏は江南陵陽の出身で、祖父である胡瑶(こよう)の墓が大雨のために破損し、兄の顧閔汶(こびんふん)に代わって修繕に来たのだという。そして顧氏の恩恵を受けている江南の士族に治水の手助けをさせると申し出る。

太極殿では皇子誕生を祝う宴が開かれ、王ケンと蕭キも参席。だが、昭陽殿では馬静(ばせい)と命名された皇子が泣き止まず、宛如は侍女たちに八つ当たり。生後間もない皇子も「鬼の申し子」と罵り、「皇子が病弱だと噂が立てば皇太子の地位も危うい」と焦る。皇太后にせかされ、鄭(てい)乳母が一つ方法があると耳打ちする。

宛如は遅れて宴にやってくるが、馬静は眠っていた。子隆は大喜びで皇子のお披露目をする。「赤い顔をして帝王の風格がある」と喜ぶ子隆だが、皇子を抱いた王ケンは“酒の匂い”をかぎ取る。

「私も子供が欲しい」という王ケンを「焦るな」となだめる蕭キ。その夜王ケンは鳳池宮(ほうちきゅう)で過ごすことに。申太医からの診断を受けた後、成人の儀の前に埋めた桃花酒を掘り起こして飲もうとする王ケン。そこに皇太后が酒を持ってやってくる。王ケンは、勧められた酒に口をつけず、父のことで皇太后を責める。皇太后は裏切ったのは王藺の方で、辺境で殺害されるとは思わなかったと弁明。なおも王ケンの態度はそっけなく、皇太后は気分を害して立ち去る。王ケンはやりきれない思いで酒を飲む。

その頃、馬静の全身に発疹が出る。宛如は慌てて申太医を呼び、馬子隆も駆けつける。太医は酒が原因と診断し、酔い覚ましを飲ませると治まる。これに子隆は激怒し、宛如は静の乳母のせいにする。

さらに太医は、馬静の不調は“怯え”が原因と診たてる。泣いてばかりの宛如に手を焼く子隆。宛如はそんな子隆に不満と嫉妬を口にし、子隆は宛如がすっかり人が変わったようで、うんざり。その後、宛如は鄭乳母から、静を落ち着かせるために酒を飲ませたと聞くが、それが自分を思ってのためだと知り、処罰せずに済ませる。

静の不調と宛如のいらだちに困り果てた子隆は、太史令の盧子雲(ろしうん)に会うことにする。盧子雲は「廉貞星は五行で火に属し、大きな災難を意味する。その星は卑賤の出身だが一気に出世し、以前は北方にいたが、今は紫微星の元、皇都かその周辺にいる」と子隆に報告する。それは蕭キを指していた。実は盧子雲は宛如に指示されていたのだった。
※太史:天文・暦法や祭祀と国家の文書の起草や典籍・歴史を司った役職。 ※紫微星:帝王の星、つまり天帝の住む場所。

子隆から盧子雲の報告を聞いた皇太后は、やはり蕭キを排除すべきと判断し、皇帝と大臣たちとで狩りをするときに、蕭キの忠義心を利用した計画を決行することに。



■見どころ
うらぶれた姿で1か月間も北の辺境をさすらう王藺。そんな彼が息子の夙に会いにいく目的は?

子隆は「赤い顔をして帝王の風格がある」と喜んでいたが、皇子を抱いた王ケンは、妙な匂いをかぎ取が?果たしてにおいの元は?

この回、王ケンが夜を過ごした美しい鳳池宮は、先代の皇太后が王ケンに自由に使えるようにしてくれた場所(1話)。

徐女官ともう一人王ケンへの強い忠義心を持つ龐癸。かつて避妊薬のことで徐女官から蕭キの行動を見張るように言われた。この一件が決着した後も律儀に蕭キを見張っていた。その篤い忠義心がまたひと悶着の種に。龐癸の後をつけた紺のマントの女人の顔にも注目を!

上陽賦DVDセット

■商品仕様
2021年/中国/1~23話収録(全68話)/6枚組/1035分+特典映像/16:9/音声:1.オリジナル中国語 ドルビーデジタル2chステレオ 2.日本語 ドルビーデジタル2chステレオ/字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕/片面2層/全3BOX
特典映像:メイキングを盛り込んだインタビュー
封入特典:ブックレット
発売元:「上陽賦~運命の王妃~」日本語版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント

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予告編

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