世界最高峰の戦い「世界フィギュアスケート選手権2023」の2日目が3月23日に開催され、ペアのりくりゅうこと三浦璃来＆木原龍一が優勝し、年間グランドスラムを達成した。男子ショートではレベルの高い戦いを宇野昌磨が制した！関連動画がフジテレビ、全日本フィギュア特設サイトに公開されている。


2022－23シーズンのフィギュア界をしめくくる大会「世界フィギュアスケート選手権2023」の2日目の最初の種目はペアのフリーだ。22日のショートで80点超えをだし、1位となっていた三浦璃来＆木原龍一はフリーではジャンプにミスが出てしまった。涙の出る演技になってしまったが、他の要素はかなり評価され、フリーで2位となり、ショートの点差によって総合での優勝を果たした。フランプリファイナル、四大陸選手権、世界選手権と同じシーズンにすべてに優勝する年間グランドスラムを達成することができた。多くのファンに愛される2人の演技が始まってからは2人を心配するツイート、祝福するツイートがあふれ、トレンドワードにはいった。

男子ショートは、4回転を成功させる選手の多いレベルの高い試合となり、観客も十分に楽しめた。宇野昌磨が104.63点、アメリカのイリア・マリニン100.38点、韓国のチャ・ジュンファン99.64点、カナダのキーガン・メッシング98.75点、フランスのケヴィン・エイモズ95.56点、アメリカのジェイソン・ブラウン94.17点の6人がフリー演技での最終グループになり、7位の友野一希が92.68点と上位7位までが90点超えの混戦となった。

公式練習での転倒による怪我の影響が心配された宇野昌磨だが、予定していた4回転フリップ、4回転トーループ＋2回転トーループ、3回転半のジャンプをすべて大きな加点をもらう出来映えとなった。技術点ではマリニンにかなわなかったが、演技構成点で大きく上回り2連覇に向けて好発進をした。

アメリカのイリア・マリニンはジャンプを予定通りすべてきれいに決め、またステップ、スピンにも磨きをかけてきていた。すべての要素に大きな加点を獲得し、ノーミスで終え、本人のシーズンベストとなる100.38点を出した。韓国のチャ・ジュンファンもジャンプ、スピン、ステップと予定通りに進め、マイケルジャクソンメドレーに乗せて会場を一体化するもりあがりを見せてパーソナルベストを更新した。また、この大会を最後に引退を発表しているキーガンは6分間練習から観客の声援に応えるなど競技でありながらもエキシビションのようにリラックスした状態で臨み、また、自己ベストを更新した。

友野一希は一つ目の4回転トーループ＋3回転トーループは加点も大きくもらえるジャンプで幸先のよいスタートを切ったが、2つめの4回転ジャンプで転倒してしまった。しかし、そこからしっかりと立て直し、ステップではかなりの高得点の加点をもらい92．68点の高得点となった。山本草太の世界選手権デビューはほろ苦いものとなった。冒頭のジャンプで手をつくミスやスピンの姿勢にうまくはいれずにミスが目立ってしまい、75.48点となった。男子フリーは25日に行われる。

■世界フィギュアスケート選手権2023　フジテレビ地上波放送スケジュール
3月24日（金）　よる6時30分～女子フリー（LIVE）＆リズムダンス
3月25日（土）　よる6時30分～男子フリー（LIVE）＆フリーダンス
3月26日（日）　深夜0時30分～エキシビション
3月28日（火）　深夜3時10分～ペア、アイスダンス

■世界フィギュアスケート選手権2023　FOD配信スケジュール
3月24日（金）　午前11時～アイスダンスリズム（LIVE）、午後5時20分～女子フリー（LIVE）
3月25日（土）　午後0時30分～アイスダンスフリー（LIVE）、午後5時20分～男子フリー（LIVE）
3月26日（日）　午後3時～エキシビション（LIVE）

◇ フジテレビ「世界フィギュアスケート選手権2023」特設サイト