【最終回ネタバレ】視聴率8.7%「罠の戦争」第11話で草彅剛が闇落ち回避!“意味ある離婚”に感嘆、“続編”に期待の声!

2023年03月28日12時15分ドラマ
ⓒカンテレ、フジテレビ

3月27日(月)夜10時からカンテレ/フジテレビ「罠の戦争」最終回の第11話が放送され、鷲津亨(草彅剛)と可南子(井川遥)の“意味ある離婚”に視聴者は感心、2人の新たな門出に注目が集まった。関連動画は番組公式サイトで公開。カンテレドーガ、FOD、Netflixで全話配信されている。



「罠の戦争」 は、草彅剛が主演を務めた「銭の戦争」(2015年)「嘘の戦争」(2017年)に続く“復讐シリーズ”の第3弾。愛する家族を傷つけられた議員秘書・鷲津亨(草彅剛)が知略を尽くして鮮やかな“罠”を仕掛け、悪しき政治家を失脚させる痛快なエンターテインメント作品。

気になる視聴率は、初回から9.3%、9.4%、8.3%、8.7%、8.3%、8.2%、8.3%、7.9%、7.9%、7.6%と中盤から下降したものの、最終回では8.7%と高数値を記録した。Twitterは放送中から「#罠の戦争」がトランド1位を獲得、徹が最後に仕掛けた“ドデカい罠”と意外にもスッキリまとまったラストに、好感度の高い感想が寄せられた。

3月27日に放送された最終回の第11話の冒頭は、闇落ちしてしまった亨から仲間たちが次々と離れて行ってしまう様子が描かれ、バッドエンド確実かと思われたが、妻・可南子に離婚を告げられたことで、やっと亨は目を覚ました。

亨は総理から与えられた任務を遂行するフリを見せながら着々と“罠”を張り巡らせ。鶴巻や竜崎の不正を、中継会見で暴こうとする。しかし亨が全てを伝える前に、テレビ中継は遮断され、何事もなかったかのように取り繕われてしまう。しかし、亨はそれも見通し直後にSNS配信を試みる。テレビ中継の不自然な中断からのSNSならば、誰もが注目するはずだ。どうしたら“伝えたいこと”を真っすぐ伝えることができるのか、昨今話題となっている「放送法」と「政治圧力」に一矢報いたい制作側の熱量が感じられ、この胸の熱くなる展開は、TwitterTLでも話題となっていた。

そして、ドラマラストでもワクワクする展開が続いた。可南子が国会議員となり、蛍原と眞人は可南子に秘書になり、貝沼も働きが認められて鷹野の秘書に。そして、農夫姿の犬飼も再登場、視聴者をホッコリさせた。

可南子と離婚し、警察から取り調べを受けていた亨は証拠不十分で不起訴に。そんな亨の噂の後、新人議員イジメにあっている可南子の前に、政治秘書として一流のコネクションと手腕を誇る自分を政策秘書として雇ってくれと、突然亨が現れた。配偶者は秘書にはなれないが、今は他人だからと付け加える。可南子は微笑み、即「採用!」と告げた。

目標をしっかりもち、“力”に溺れないであろう可南子が政治家になり、政策秘書として一流の亨が彼女を支える。素晴らしい落としどころを見つけたものだと視聴者も感心。そして、「そう簡単に秩序は壊れない…」とまだ権力を手中にしている鶴巻の姿で閉められたことで、Twitterでは「離婚にも意味があったのね」、「続編決定!」、「ラスボス(鶴巻)倒せてないじゃない。続編ありますよね」と、今度は可南子議員と亨秘書vs鶴巻の戦いを描くシーズン2を期待する声があがっている。

■最終回:第11話 ネタバレあらすじ
新人秘書の蛯沢眞人(杉野遥亮)が、怪文書をばらまいた犯人だった。眞人は亨への不信や恨みを語るが、亨まったく動じず眞人に解雇を告げた。2人を和解させようと蛍原(小野花梨)は眞人を追いかけるが、眞人は蛍原も真実を知りながら黙っていたことを知りショックを受ける。もう誰も信用ではないと思った眞人はその足で警察へいき、亨の選挙違反を訴えた。

一方、亨は竜崎(高橋克典)に呼び出され、副大臣のポストについた鷹野(小澤征悦)が欲深くなったため、鷹野の弱みを握るよう指示される。亨は蛍原に鷹野を探るよういうが、蛍原は鷹野を裏切るのかと不満をもらす。まったく別人のようになってしまった亨に戸惑い、蛍原は可南子(井川遥)に相談する。

翌日、蛍原が鷹野への裏切りに加担ではないと告げると、亨は蛍原にも今月いっぱいでの解雇を告げた。亨はバーに熊谷(宮澤エマ)に会いにゆき、鷹野の弱みについて聞き出そうとするが、「鷹野は総理の不正を追っているだけ」と亨は何もわかっていないと冷たく告げた。

眞人から選挙違反のタレこみを受けた熊谷は、さっそく記事にする。亨は竜崎総理に呼び出され、総理補佐官を退任するよう申し渡された。失意の亨が自宅へ戻ると、可南子は荷物をまとめて家を出ようとしていた。鷹野への裏切り、そして家族を顧みない亨に我慢がならなくなった可南子は、離婚届を突きつける。

亨は息子の泰生(白鳥晴都)が「俺のせいだよな。お父さんが変わっちゃったの」と悔やんでいることを知る。翌日、下校途中の泰生を遠くから眺めていた亨は、泰生が同級生をいじめから救っている現場を目撃し、今までの自分を戒めた。

議員会館に戻った亨は、鷹野から「竜崎が反社と繋がりがある」と今自分が総理と戦っていることを伝えられるが、「総理には手を出すな。俺がお前を潰すしかない」と語気を荒げ、鷹野に決別を告げた。

亨は竜崎に会いに行き、明日中継で退任の記者会見を行い、その最後に鷹野の女性スキャンダルを暴くと宣言。竜崎は中継会見の許可を出した。亨は可南子に会いに行き、可南子がこれから女性を救済する法案を通すため、市政から国政に出て政治家になりたいと決意していることを知る。亨は離婚届を提出。そして、記者会見にのぞんだ。

前半は総理秘書の猫田(飯田基祐)の用意した原稿を読み上げていたが、途中で原稿を破り捨てると「私は罪を犯しました」と突然告白しだす。ところが、テレビ中継は途中で打ち切られ、会見を見ていた人々は驚く。

亨は駆け足で事務所に戻ると、小鹿(水川かたまり)に予め用意させておいたカメラを確認、個室でスタンバイしていた熊谷の協力のもとSNSで生配信を開始する。亨は今自分が権力に酔って変わってしまったことを赤裸々に語り、鶴巻(岸部一徳)の不正や、竜崎と反社の繋がりも暴露。

「人を救う、そのためなら、多少強引なことも仕方がないって。力に酔って善人になってるつもりが…取り憑かれていただけだ。力に。権力に。秩序が壊れる?国が乱れる?ガス抜きのために、また総理を替えなきゃならない?何が秩序だ!この程度で壊れるぐらいのものなら壊れればいい!古いものがなくなったら 新しい芽が出る。俺たちの見たことのないような、新しい何かが。不正を隠蔽してまで守らなきゃいけない?そんな政治なんて、壊れちまえばいいんだ」

亨を止めにやってきた総理秘書たちによって配信は中止された。

亨は中継会見という大きな罠を仕掛けていたのだ。鷹野との決別は、猫田を信じ込ませるためのパフォーマンスだった。心配して駆けつけた眞人に、亨はこれまでのことと兄の件を謝罪した。亨はそのまま警察に出頭した。

亨が辞職したことで補欠選挙が行われることとなった。可南子は鴨井(片平なぎさ)の後押しを受けて、選挙に出馬し当選を果たす。竜崎はスキャンダルと国政を揺るがしたことで辞任。貝沼(坂口涼太郎)は鷹野の秘書に転身。可南子は蛍原と眞人を秘書に雇ったが、党内では嫌がらせを受けて大切な会議の情報も入ってこない。

そこに、亨が現れ、可南子に政策秘書として雇ってほしいと告げる。もう他人になった自分なら政策秘書に成れるし、何より優秀だからた。

そして、総理執務室には、まるで主として居座る鶴巻が「そう簡単に秩序は壊れない…」とほくそ笑んでいた。

カンテレ「罠の戦争」は1月16日夜10時よりスタート。主題歌:香取慎吾×SEVENTEEN「BETTING」/出演:草彅剛、井川遥、杉野遥亮、小野花梨、坂口涼太郎、白鳥晴都、小澤征悦、宮澤エマ、飯田基祐、本田博太郎、田口浩正、玉城裕規、高橋克典、片平なぎさ、岸部一徳、水川かたまり ほか。番組公式Twitterアカウントは「@wananosensou」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「罠の戦争」番組公式サイト

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