りくりゅう、かなだいに胸熱!「世界フィギュアスケート国別対抗2023」2日目を終え僅差の3位!主将・坂本花織も魅せた!

2023年04月15日08時24分スポーツ
©テレビ朝日

「世界フィギュアスケート国別対抗2023」韓国に1点差の3位で終えた。高橋大輔が「オペラ座の怪人」を村元哉中とのダンスで再演!かなだい、りくりゅうともに自己ベスト更新!最終日はペア、男子シングルのフリー!関連動画がテレビ朝日、全日本フィギュア国別対抗戦特設サイトに公開されている。



4月14日に「世界フィギュアスケート国別対抗2023」の2日目が開催され、ペアショート、アイスダンスフリー、女子シングルフリーの3種目が演じられた。数年前までの日本であればペア競技にこれほど熱くなることもない状況だったが、今年の国別対抗は全く景色が違った。グランプリファイナル、4大陸選手権、世界選手権と年間グランドスラムを達成しているペアの三浦璃来&木原龍一組の出場、絶対的人気を誇る高橋大輔が16年ぶりに「オペラ座の怪人」を村元哉中とのダンスで見せるなどペア競技に大きな話題が集まった。

2日目を終えた順位はアメリカ、韓国、日本、フランス、イタリア、カナダと1日目と変わらないが、韓国と日本の差は1点というしびれる展開になっている。3日目に控えるペアフリーは日本が有利と思われるが、男子シングルの結果次第で順位が変わることも期待される。

2日目の最初の競技はペアショート。三浦璃来&木原龍一組はペアの醍醐味であるデススパイラル、リフトともにレベル4を獲得、以外のジャンプ、スピン、ステップもすべて加点をもらえる完璧な滑りで、目標としていた80点を超える80.47点、自己ベストを更新した。りくりゅうは完璧な演技だったが、その後に滑ったアメリカのアレクサ・クニエリム&ブランドン・フレイジャー組がさらなる高得点をたたき出して1位となり、りくりゅうは2位となった。

続いて行われたアイスダンスの3番滑走にかなだいが登場した。シングル時代にも人気の高かった「オペラ座の怪人」を16年の時を経て、アイスダンスとして二人で演じた。シングル時代からのファンは、コーチ席に高橋大輔を幼少時から教えてきた長光歌子コーチがいることにも胸が熱くなった。本人たちも大満足となる演技で自己ベストを更新し、5位となった。

女子シングルでは、韓国の二人、イ・ヘインとキム・イェリムが完璧な演技を見せ、キムヨナ以来の盛り上がりを見せている。世界選手権メダリストのイ・ヘインはジャンプはもちろん、スピンステップでもすべてレベル4をとり148.57の自己ベストを更新し、トップとなった。また、3位に入ったキム・イェリムは今季不調が続いていたもののラストの国別対抗でベストな演技となり、会場からも暖かい拍手が送られた。

日本からは主将である坂本花織、三原舞依の二人が登場した。坂本はジャンプにミスがでて首位の座をあけわたしてしまったものの、今季を振り返り「気持ちの面も身体も強くなれたと思う。全日本と世界選手権を連覇できたことはうれしい自信になった」とコメントを残している。その上で、ラストの大会でミスがでたことに「悔しさを来季につなげる」ためのものと捉えている。

足の状態が心配された三原舞依は今季13試合という過去最高に多くの試合に出場していた。やはりそのためか体調は「びっくりするくらい悪かった」という状態で滑ったという。ジャンプで転倒などがあったものの、三原もこれを糧にさらなる成長を誓った。女子はイ・ヘインが1位、坂本花織が2位、キム・イェリムが3位とアジア勢が占め、4位にアメリカのイザボー・レヴィト、5位に三原舞依、6位にアメリカのアンバー・グレンという順になっている。

■世界フィギュアスケート国別対抗2023テレビ朝日地上波放送スケジュール
4月15日(金) よる6時30分~男子フリー、ペアフリー
4月16日(土) よる10時~エキシビション

■世界フィギュアスケート国別対抗2023 FOD配信スケジュール
4月15日(金) あさ10時~公式練習、ペアフリー、男子フリー
4月16日(土) ひる2時~エキシビション

テレビ朝日「世界フィギュアスケート国別対抗2023」特設サイト