NHK「上陽賦~運命の王妃~」第34話:ついに馬子澹が動く!侍女の裏切りと新皇帝誕生|43話版
皇帝と皇后が逝去し、ついに馬子澹(ばしたん)が動く!その時、蕭キと王ケンは…NHKBSプレミアム(日曜よる9時から)で4月23日放送の「上陽賦~運命の王妃~」(全43話)第34話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、本作はDVD-BOも好評発売・レンタル中でDVD公式サイトで予告動画など視聴できる。
「上陽賦~運命の王妃~」は、帝位を巡る陰謀と策略のなかで、気高く生きる王妃の波乱に満ちた人生を描く壮大な歴史大作。【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、架空の国・成(王朝)を時代設定や、押さえておくべき人物と俳優の紹介、放送にあわせて各話のあらすじと見どころ、豆知識をまとめて紹介する。
※以下、全68話版を視聴してあらすじ紹介をしているために、あらすじや見どころが前後したり、カットした部分の紹介などあることご理解ください。本作は架空の時代設定、豆知識などは古代、漢、南北朝時代などを参考にしています。
■キャスト
⇒押さえておくべき5人
⇒比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
ほか
■第34話:侍女の裏切りと新たな皇帝
皇都では皇帝、馬子隆と皇后、謝宛如の葬儀が行われ、訃報を受けた亡き皇帝の異母弟、馬子澹(ばしたん)がついに動き出していた。
とある農家で目を覚ました蕭キ。農夫は助けたのが蕭キとは思わず「皇帝が豫章王に殺害され、暗殺した豫章王は城壁でさらし首になっている」と話す。さらに、王ケンは皇都から逃げ出してお尋ね者になっていると聞いた蕭キは、王ケンの身を案じ、棟羽山での悪夢のような戦いを振り返り、胡光烈や胡瑶たちのことを想い涙を流す。
王夙の手配で王藺は回復する。青雲は、王夙が治水で成果を上げていると話し、王藺が息子・夙を過小評価していると言う。
一方、王ケンが目覚めたのは草原だった。賀蘭箴(がらんしん)から龐癸は死に、侍女、錦児の裏切りを聞かされる。さらに皇子、静(せい)を連れ逃亡した王ケンを捕らえるべく手配されていることを知らされ、唯一安全な忽蘭(くらん)の地でかくまってやると言われる。
皇都では大臣たちが行方不明の静を心配しつつも、空になった皇帝の座に頭を悩ませていた。そこへ馬子澹が勅命なしに都に戻ってきたとの知らせが入る。温宗慎は「神の思し召し」と驚き、城外の子澹の元へ。ところが「安平王」と呼ばれても子澹は馬車から降りようとせず、衛候(えいこう)が「次期皇帝」と呼びかけるとようやく馬車から降りて入城する。
宮殿に入った子澹は皇太后の元へ出向き、自分が皇帝になったと教え、この国は本来自分のものだったと告げる。「父に毒を飲ませ、母にぬれぎぬを着せて謝氏を没落させた。そして私と阿嫵の中を引き裂いた。挙句には、実兄を殺害して息子を皇位に就かせた。待っていたのがこの末路。満足か?」とあざ笑う。そして皇太后に、馬子隆暗殺の真相を耳打ちする。
実は胡瑶は子澹に助けられていた。子澹の気がかりは、錦児が目印を残さなかったために行方不明となっている王ケンのこと。鳳池宮で王ケンを想う。そして承康2年8月、子澹は太極殿で皇位に就き、生母の謝貴妃は孝純昱寧皇太后に封じられた。大成では2年の間に三度も皇帝が変わり、国中が不安に陥っていた。
江南では王藺が王夙を前に、せっかくの機会を棒に振ったと憤りをあらわにする。蕭キが謀反を企て、皇帝暗殺に失敗して死んだという説明を誰が信じる?謀反を起こす気であればとっくに天下を取っていた。稚拙な皇帝暗殺事件は子澹にとって絶好の機会、偶然のはずはないと睨む。今後の計画を聞かれた王藺は、江南に隠れている意味はなくなったと呟く。
忽蘭に戻った賀蘭箴を、父の忽蘭王は大きな功績を立てたと上機嫌で出迎える。そしてカル部の使者・コンプ王を紹介する。約束通りに蕭キを殺した賀蘭箴に王位を譲ると宣言するが、従兄の賀蘭拓は面白くなく、賀蘭箴もまたカル族の王女ミアとの婚姻を進めていると聞き、同意できないと言い、コンプ王を激怒させる。戴冠式は10日後で、カル部と縁戚を結ぶことが必須と言われた賀蘭箴は、母と妹を見殺しにした父王を責め、「二度と愛する人を失いたくない」と王位の放棄を口にする。
宮殿では、子澹に助けられた胡瑶は亡き兄の最期を想い涙する。皇帝となった子澹に拝謁した胡瑶は、助けてくれた礼を告げ、寧朔軍は全滅したと話す。そして蕭キと寧朔軍の無実を訴える。子澹は、寧朔軍の者たちを大赦するつもりだと告げ、胡瑶に宮殿を出て行っても止めないと話す。
賀蘭箴は王ケンのために特別な幕舎を用意し、大成の言葉が話せる奴婢、阿麗瑪(アリマ)をつけて最高のもてなしをする。賀蘭箴が王ケンに夢中だと知った忽蘭王は王ケンに会いに行き、「賀蘭箴に気持ちがないなら釈放してやるが、絶対戻って来るな」と今夜計画を決行すると告げて立ち去る。王ケンはこれが好機か危機かわからず…。一方、蕭キは「必ず恩を返しに来ます」と書置きして農家を立ち去る。
蕭キは皇都の城外で「豫章王妃が忽蘭に逃れた」という庶民の噂話を聞く。そして寧朔軍兵の首を埋めようとする兵士たちを襲い、必ず真相を突き止め名誉を挽回すると亡き寧朔軍の兵士たちの霊に誓う。
その頃、忽蘭王は約束を破り、王ケンを夜の森の中に置き去りにさせる。
一方、王夙は皇太后から届いた密書「粛毅伯 殺」を父、王藺に見せる。王夙は、宋懐恩は何度も妹、王ケンの命を救ってくれ、治水作業では寒門の生まれながらも賢く勇敢な人物で、後に貴重な人材になると評価し、王藺も殺すべきではないと判断する。そして側室の韓氏が胎児もろとも死を賜って以来、自分の子供を守れるようにならなければと誓ったと言い、夙に王氏復興に力を貸してほしいと頼む。迷った末、夙は父に従うことに。
■見どころ
賀蘭箴から錦児の裏切りを聞かされても信じようとしない王ケン。そんな王ケンの想いは錦児に伝わるのか?
王ケン一筋の賀蘭箴。敵とは言え「この婚姻には同意できません。王位を放棄します」と宣言し、「自分にとって王ケンが神以上の存在」と公言する彼の純愛には胸を打たれる。そんな賀蘭箴が王ケンの世話係に選んだのは阿麗瑪。実は王ケンはかつて彼女に会っている。8話、王ケンと蕭キがで草原に繰り出した後、クランの祭りで蕭キに踊りを申し込んだ女性だ。
馬子澹を慕うあまりに取り返しのつかない裏切りをしてしまった蘇錦児を演じたのはリウ・ユン(劉芸)。1982年12月26日生まれで「恋心は玉の如き」ではウォレス・チョン扮する将軍の側室の役で出演している。小学生時代から新体操を学び、広東南方歌舞団の団員だった。彼女の経歴を聞いて、錦児の使用人ながらしなやかな身のこなしで上品さが漂う姿も納得。夫は、ミュージシャンのジェン・ジュン(鄭鈞)。
一方、美しい衣装を着て見違えるように美しくなった胡瑶。だがその身のこなしは大股歩きで声も大きく、まさに戦士そのもの。演じたのは、ハイ・リン(海鈴)。1992年9月9日生まれで、2015年「太子妃 狂想曲<ラプソディ>」で皇太子妃に仕えるルー・リー役で女優デビュー。「コウラン伝 始皇帝の母」では強烈なキャラクターの雅(が)王女役を演じた。他にも「運命の桃花~宸汐縁~」「夕月花(せきげつか)~三世を駆ける愛~」など日本でも人気の話題作に多数出演している。可憐な少女や悪女まで演技幅の広い女優だ。
■商品仕様
2021年/中国/1~23話収録(全68話)/6枚組/1035分+特典映像/16:9/音声:1.オリジナル中国語 ドルビーデジタル2chステレオ 2.日本語 ドルビーデジタル2chステレオ/字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕/片面2層/全3BOX
特典映像:メイキングを盛り込んだインタビュー
封入特典:ブックレット
発売元:「上陽賦~運命の王妃~」日本語版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント
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