大ヒット「クイーンメーカー」第2-3話:会長に反旗を翻したキム・ヒエの戦略でムン・ソリが市長選に出馬!?

2023年04月28日01時45分ドラマ
Netflixシリーズ『クイーンメーカー』独占配信中

公開以来、韓国以外でも連日1位を獲得するなど大ヒット中のNetflixオリジナル韓国ドラマ「クイーンメーカー」。第1話ではキム・ヒエ演じる主人公ドヒがこれまでどのように生きてきたかが描かれたが、第2話以降はドヒがこれまで忠誠を尽くしてきたウンソングループに反旗を翻し、もうひとりの主人公ギョンスク(ムン・ソリ)と大きな目標を掲げる様子が描かれた。気になる第2-3話のあらすじと見どころを紹介しよう。

【Netflixシリーズ韓国ドラマ】【2023年配信ドラマ映画、他】



「クイーンメーカー」は、2大カリスマ女優のキム・ヒエとムン・ソリ共演の選挙ドラマ。イメージメイキングの鬼才にして大企業の戦略企画室を自由に動かしてきたファン・ドヒが、“正義のサイ”と呼ばれて雑草のように生きてきた人権弁護士のオ・ギョンスクをソウル市長にすべく、選挙戦に飛び込んで繰り広げる物語を描く。【「クイーンメーカー」を2倍楽しむ】では各話のネタバレあらすじと見どころ、視聴率、キャストなどまとめて紹介。

■第2話あらすじ
ウンソングループの次女の夫であるジェミン(リュ・スヨン)をから性的暴行を受けたと主張する後輩イスル(ハン・チェギョン)を解雇したドヒ(キム・ヒエ)。しかし、イスルは目の前でビルから投身自殺。彼女が握っていたカフスボタンを見て彼女が本当の事を言っていたと知ったドヒはジェミンを責めるが、ジェミンはイスルの命を軽視。取り返しのつかない事をしたドヒは、ビルの屋上でデモを続けるギョンスク(ムン・ソリ)を引きずり下ろすよう命じた事を思い出し、さらなる犠牲者を出さない為にビルに急行する。

自身が手配した男たちに襲われて強引に立ち退きを求められたギョンスクを守ろうとしたドヒが身を挺してかばうが、その弾みでギョンスクはビルから転落。幸い一命は取り留め、決死の抗議が市民から英雄視される。

ジェミンはデモを行っている元職員を全員復職させてアピールした後に自分の市長選への出馬を応援してほしいと義母であるソン会長(ソ・イスク)に提案するが、自身の女性問題で会社に泥を塗ったジェミンを責めるが、彼の戦略に考えさせられた。ドヒは何食わぬ顔でイスルの葬儀にやってきて芝居をするジェミンや、彼を補佐する後輩ジヨン(オク・ジャヨン)に失望。

その頃、ソン会長はジヨンを通じて現ソウル市長の家族が抱えるスキャンダルを報道させ、失脚させる事に成功。ジェミンはウンソングループに不当解雇されデモを起こしていた元職員を復職させ市民からのイメージアップを図り市長選への出馬をほのめかした。デモを支援していたギョンスクもこれに喜ぶ。

射撃場を訪れ、ジェミンを市長にする計画を語るソン会長は、計画に口答えするドヒに猟銃を向け、ジェミンへの謝罪と選挙の準備を命じる。キジをくわえて戻ってきた猟犬を見つめたドヒはこれまで会長の猟犬として尽くしてきた自分の姿を重ね、会長の命令に背くと、忠誠のしるしでもあったスカーフを捨て立ち去る…。

クイーンメーカーNetflixシリーズ『クイーンメーカー』独占配信中■第3話あらすじ
ジェミンの犯した罪や、それを知りながらも彼を市長にしようとする会長に従えなくなったドヒだが、辞表を提出するよりも先に解雇され、これまで用意されてきた高級車も住居も全て自分の後釜の座についたジヨンに奪われてしまった。更に痴呆と透析が必要で移植手術を待つ父もウンソングループからの優遇が取り消され退院を迫られる。容赦ない会長のやり方にドヒはこれまで獣のように尽くしてきた過去を恥じて、会長の世界を全て壊すと宣言。

ジェミンは公式に市長選への出馬を表明。ドヒの元夫ジュンソク(キム・テフン)はもうひとりの候補であるミンジョン(チン・ギョン)の選挙本部の幹部を務めていた。ある日、ギョンスクが事務所に出勤すると、待っていたのは自分を襲わせた挙げ句にビルから突き落としたドヒだった。

その頃、ジェミンはギョンスクを自分の選挙の応援団に抱え込もうとある作戦を進める。ドヒの言葉に聞く耳を持たなかったギョンスクだが、自分を支援してくれている人々がジェミンが勝手に連名で用意した配食に大喜びする姿を見て困惑。ジェミンを支援するように強引に仕向けられていると感じたギョンスクは仕方なくドヒを訪ねるが、ドヒは彼女に驚きの提案をした。「市長に出馬してほしい」あまりにも唐突な頼み事に応じるはずもないが、ドヒから渡された市長失脚のシナリオを見て絶句。更にドヒからイスルの事件を聞かされ、ジェミンへの嫌悪感をつのらせていく。

ジェミン出馬の応援団発足式に呼ばれたギョンスクはイスルの話を匂わせると、マスコミの目の前で応援しないと宣言したばかりか、記者の質問につい出馬をほのめかす発言をしてしまう。発言を後悔するギョンスクに追い打ちをかけるように、ジェミンの地域復興の申し出を断った事に腹を立てた町の人々が抗議。ジェミンによる報復が始まった。

市長として市民の生活を背負う勇気を持てないギョンスクは心の内をドヒにぶつけるが、店を出た直後、ジェミンが送った男たちがドヒを轢き殺そうとするのを目撃し、彼女の中で考えが変わり始める…。

■見どころ
第1話ではこれまでドヒがウンソングループでどのように生きてきたかが詳しく描かれ、彼女のフィクサー(解決者)としての能力の高さが描かれたのち、目の前に投身自殺したイスルが落ちてくるという衝撃的な展開で幕を閉じた。

第2話ではドヒが忠誠を抱いてきたウンソングループの本当の姿や、自分たちが所詮は飼い犬にしか思われていない事、更に自分が今までにとんでもない非人道的な対応を平気でおこなってきた事に気づいていき、最後に会長の命令に背く様子が描かれ、尽くしてきたソン会長との対立が描かれた。続く第3話では物語の悪役であるジェミンが市長に出馬を表明、ドヒがかつて始末の対象だったギョンスクに急接近し、かつての敵同士が手を組んで市長選に立候補するまでのきっかけが描かれ、各話ごとに主題がはっきりとしていて観やすい脚本だったのではないだろうか。

第1話では厳格で冷静な「鉄仮面」のようなキャリアウーマンだった主人公ドヒが、イスルの死を境に人間らしさを取り戻していく展開が印象的で、第3話では天敵同士だったドヒがギョンスクに市長選出馬を持ちかけ、悪の女王に仕えていたドヒが反旗を翻して(本作のタイトルが意味する通り)善良な女王を作り上げようと奮闘していく波乱万丈の物語の幕開けが描かれた。

第4話以降はギョンスクを潰そうと企てるジェミンやミンジョンら他の市長候補との熾烈な戦略合戦や、攻撃の巻き添えになった傷ついていく周囲の人々を見たギョンスクやドヒの葛藤が描かれていく事になるのだが、デモ団体メンバーの一人として登場するのが、名バイプレイヤーのキム・ソニョンだ。「愛の不時着」「椿の花咲く頃」など、数々のヒット作で強烈な個性を放ちながらも温かみのある独特な演技で視聴者を魅了してきた彼女。本作でも期待を裏切らない様々な顔を見せてくれるのであわせて注目してほしい。

選挙戦というカタいテーマながらも、愛憎や人情、心理戦、復讐など、ドラマファンを引きつける要素満載でハマる人続出の「クイーンメーカー」は、Netflixで一挙配信中だ。

■スタッフ
演出:オ・ジンソク
脚本:ムン・ジヨン
原題:퀸메이커(クイーンメーカー)
配信:2023年4月14日からNetflixで配信スタート

■キャスト
ファン・ドヒ役:キム・ヒエ
オ・ギョンスク役:ムン・ソリ
ペク・ジェミン役:リュ・スヨン
ソン会長:ソ・イスク
ソ・ミンジョン役:チン・ギョン
マ・ジュンソク役:キム・テフン
ウン・チェリョン役:キム・セビョク
ウン・ソジン役:ユン・ジへ
クク・ジヨン役:オク・ジャヨン
ユン・ドンジュ役:キ・ドフン

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【作品詳細】【「クイーンメーカー」を2倍楽しむ】