NHK「上陽賦~運命の王妃~」第38話:蕭キと宋懐恩にできた大きな溝!大王の名声と朝廷の対面|43話版

2023年05月20日14時50分ドラマ
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ついに蕭キと王ケンが皇都に向かい、蕭キと宋懐恩が相対することに……NHKBSプレミアム(日曜よる9時から)で5月21日放送の「上陽賦~運命の王妃~」(全43話)第38話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介、本作はDVD-BOも好評発売・レンタル中でDVD公式サイトで予告動画など視聴できる。



「上陽賦~運命の王妃~」は、帝位を巡る陰謀と策略のなかで、気高く生きる王妃の波乱に満ちた人生を描く壮大な歴史大作。【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、架空の国・成(王朝)を時代設定や、押さえておくべき人物と俳優の紹介、放送にあわせて各話のあらすじと見どころ、豆知識をまとめて紹介する。

※以下、全68話版を視聴してあらすじ紹介をしているために、あらすじや見どころが前後したり、カットした部分の紹介などあることご理解ください。本作は架空の時代設定、豆知識などは古代、漢、南北朝時代などを参考にしています。

■キャスト
押さえておくべき5人
比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか

■第38話:蕭キと宋懐恩にできた大きな溝!
賀蘭拓(がらんたく)を人質に取った簫キと王ケンは捕らわれていた民を連れ、寧朔(ねいさく)に戻る。元暉州の武官だった牟連(ぼうれん)将軍が城壁から蕭キと王ケンを確認し、喜んで門を開けようとするが、朝廷から派遣された劉将軍は蕭キを受け入れれば自分たちも死罪になると、蕭キを反逆者として捕えようとする。牟連は王夙からも王ケンを守るよう指示があったと伝えるが、劉将軍は聞き入れず、牟連を捕らえようとする。
※牟連:10話暉州で王ケンを助け、不忠を覚悟して蕭キに従う決心をした武官。

城外では忽蘭の兵が追いつき、激戦を繰り広げる。その時やっと城門が開いて寧朔軍が蕭キたちを守る。牟連たち将軍があらためて蕭キに忠誠を誓い、蕭キは賀蘭拓を開放する。賀蘭拓は捨て台詞を残して兵を引き連れ退却する。城内に入った蕭キは、刀を突き付けられている劉将軍に、部下の無礼を謝り、「ここまで寧朔軍が勝ち続けてきたのは皆が心を一つにしてきたから」と話し、劉将軍も納得する。

夜、蕭キは王ケンに前皇帝を殺した逆賊にされたことの真相を突き止めるために皇都に向かうと言う。危険な旅に王ケンを連れて行けないと言うが、真相を知ったとき自分が傷つくからと察した王ケンは、どのような結果でもそばにいて生死を共にしたいと話し、2人は皇都へ向かう。

皇都では皇帝、馬子澹(ばしたん)と貴妃となった蘇錦児(そきんじ)が、簫キの生存と王ケン救出の知らせに驚く。この知らせは王夙から王藺にも報告され、棟羽山(れんうざん)の変は蕭キを陥れるために仕組まれたものだとの考えを王夙と共有する。

大成は国全体が混乱していたが、朝廷では相変わらず権力争いに明け暮れていた。蕭キは各地の反乱軍を討伐しながら皇都に向かう。大臣たちは、蕭キに謀反の気持ちがないのを知りながら逆賊に仕立てた朝廷を恨んでいるはずだと不安を募らせる。顧閔汶(こびんぶん)は、蕭キに対抗できるのは元部下だった宋懐恩(そうかいおん)だけだと言う。懐恩は各士族から女や金を受け取り、蕭キの災難を利用して地位を固めていた。蕭キを恐れる温宗慎は子澹に赦免の詔書を願い出るが、子澹は聞き入れない。仕方なく懐恩に蕭キの説得を頼む。

懐恩は兵を引き連れ蕭キに会いに行く。「私を迎えに来たのか、それとも止めに来たのか」と問う蕭キに、説得しに来たと答え「このまま進めば死罪となる。蕭キ、命を受けよ!」と、呼び捨てて勅書を差し出す。蕭キはこれを受け入れず、「お前は務めを果たしたので朝廷に戻れ」と告げる。すると懐恩は勅書を落して去る。

大臣たちは雨が降りしきる中、式乾殿の前で長時間ひざまずいて朝廷に出てくるよう子澹に懇願する。子澹は軟禁した大臣たちを詰りながらも朝廷に出る。朝廷では皇都周辺の兵に蕭キの進軍を防がせ、江南周辺の諸王に派兵を命じて皇都を守らせるべきという意見が出るが、一方で命令を聞いて皇都に来る諸王などいないと反対の声が挙がる。温宗慎は阻止できないなら、蕭キに入宮を命じれば勝手な行動に出ないはず。これなら蕭キの名声も朝廷の対面も保てると進言、子澹はこれを認めるも、反逆者という蕭キの身分はそのままに、恩赦で入宮させると告げる。

懐恩の屋敷では、玉岫が王ケンに会えるのを喜び、おしゃれをして懐恩に見せる。今なお蕭キを英雄視し、自分を蕭キの右腕呼ばわりする玉岫に「今では自分は蕭キの部下ではなく、粛毅伯だ」と声を荒げる。

宗慎は子澹に蕭キの出迎えを提言すると、子澹は反逆者を迎えに行けるか!と怒鳴りつける。王ケンへの未練に言及しようとする宗慎に、彼の皇太后へ断ち切れない未練を引き合いに出す。そして王夙に迎えに迎えに行かせるよう指示する。城門で出迎えた王夙は、詔書を読もうとするが、蕭キはひざまずこうとする王ケンを立たせ、自ら詔書を手に取り読み上げる。そこには『棟羽山の事件は未解決だが、蕭キが三代の皇帝に仕え戦功もあるので、皇帝の恩で入城させたことにする』とあった。

■見どころ
忽蘭軍と激戦する蕭キたち。やっと城門開いて寧朔軍の統制の取れた進軍ぶりは、蕭キ不在時にも変わらぬ全軍一致の連帯感が伝わる胸のすくシーンだ。

一方、王ケンが生きていたと知り、改めて蘇錦児に事情を聞く子澹。「あの時、王ケンは…」とかつての主を呼び捨てにする錦児に、「何様のつもりだ」と憎々し気に睨み付ける。

蕭キの説得に当たった懐恩は馬上で蕭キと相対する。「鎧を着ているせいで馬から降りられません」と断わりを入れるが、これはもはや蕭キの部下ではなく粛毅伯(しゅくきはく)なのだとの決意の表れとも取れる。初めて皇都に足を踏み入れた日のことを口にし、その日以来の苦難の日を振り返る蕭キに、「それでも朝廷に忠誠を尽くすべき」という懐恩。そんな懐恩を「忠誠をつくした胡光烈や寧朔の兵たちは殺されたではないか!」と怒鳴りつける蕭キ。2人の間に、埋めることのできない溝ができた瞬間だ。

蕭キを迎えに出た馬子澹と再会した王ケンが、“皇帝への礼”をしようとする王ケンを立たせる蕭キ。全面対決も辞さないという蕭キの強い決意が見て取れるシーンだ。

次回は、今度は王ケンと身重の蘇錦児が相対する。果たして王ケンは錦児にどう対するのか?

■商品仕様
2021年/中国/1~23話収録(全68話)/6枚組/1035分+特典映像/16:9/音声:1.オリジナル中国語 ドルビーデジタル2chステレオ 2.日本語 ドルビーデジタル2chステレオ/字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕/片面2層/全3BOX
特典映像:メイキングを盛り込んだインタビュー
封入特典:ブックレット
発売元:「上陽賦~運命の王妃~」日本語版製作委員会
販売元:TCエンタテインメント

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予告編

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