視聴率8.5%「ケイジとケンジ 時々ハンジ」第10話で桐谷健太が禁断のおとり捜査に!【最終回ネタバレ】

2023年06月09日11時05分ドラマ
(C)テレビ朝日

テレビ朝日 木曜ドラマ「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」(毎週夜10時)の最終回第9話が6月8日に放送された。豪太がみなみと二階堂の交際を承認!ネタバレあらすじを紹介、関連動画は番組公式サイトで公開されている。



「ケイジとケンジ、 時々ハンジ。」は、走り出したら止まらない元体育教師の異色の情熱系刑事・仲井戸豪太(桐谷健太)を中心に、“刑事”と“検事”、そして“唯我独尊の判事(裁判官)”による大人のビターな群像劇を軽快に描く《新感覚のサスペンスコメディー》。 気になる視聴率は、初回から8.4%、9.1%、9.6%、7.4%、7.4%、8.2%、7.3%、7.6%、と推移し、最終回は8.5%でフィニッシュとなった。

6月8日に放送された第9話でドラマは最終回を迎えた。卑劣な闇バイトにかかわる難事件だったが、禁断のおとり捜査でなんとか黒幕をあぶりだすことができた。実際の捜査では許されないものかもしれないが、巧妙で悪質な手口が増えていく現状を考えると、こういったおとり捜査も「有り」なのではないかと考えてしまった。

そして、今回はいつもそれぞれの立場から意見の食い違うことの多かった刑事、検事、判事たちが、凶悪犯逮捕のために見事な連係プレーをみせ、最終回に相応しく鮮やかに事件を解決してみせた。

意外だったのは、これまでみなみに近寄る男どもを、片っ端からコケおろしていた豪太の変化だ。みなみに想いを寄せる二階堂に対しても、ずっとダメだしを続けていたのだが、今回の二階堂の活躍を見て「カッコいい」と褒めたたえ、さらにみなみに「くっついてもええんちゃうか」と後押しまで。豪太の言葉に、みなみと二階堂は驚くばかり、どうやらみなみも最近は二階堂のことを「カッコいい」と思っていたようすで、今回は兄の言葉を否定することもなかった。

そして、メグちゃんと諸星判事の恋もいい感じに進み、矢部検事に至っては念願の東京地検特捜部への異動が決まり、何処を向いても大団円の終演となった。あまりにおだやかな最終回だったため、大波乱の次回作というのはなさそうだが、続編のスペシャルドラマがあるならば、それぞれの恋の結果報告はきっちりと知りたいところだ。

次回の木曜ドラマ「ハヤブサ消防団」は、池井戸潤原作、中村倫也主演で、7月13日から放送スタートする。

■第9話 ネタバレあらすじ
一軒家の海老沢宅で、夫婦が拘束され、金庫から500万円が奪われる強盗事件が発生。仲井戸豪太(桐谷健太)ら横浜みなとみらい署強行犯係の面々は、防犯カメラ映像から犯行に使われた車を特定、さらに夫が犯人の手を引っ搔いていたことから、犯人のDNAを割り出し、3年前に強盗事件を起こしていた人物を逮捕する。

取り調べの結果、闇バイトの募集サイトで20万円で雇われた実行役の3人が捕まる。3人は互いに面識のないメンバーだった。しかも、その指示役は「キング」と名乗る人物で、この1年の間に少なくとも15件の強盗事件に関わり、警察がマークし続けるも、未だ正体不明の凶悪犯だった。

起訴までに「キング」の正体を突き止めようと、送検された3人を必死に取り調べる検事たち。だが、3人は「キング」に会ったことがなく、その正体はわからないという。ひとつも手がかりを得られないまま、最大20日間の勾留期間が終了してしまう。

そんな中、被害に遭った夫婦のもとに突然、500万円が送られてくる。宅配便を送ったのはモデルの森野さやか(横田真悠)と判明、彼女は被害に遭った海老沢夫婦への寄付だという。豪太と岸本(長井短)の調べでは、さやかの評判は良く、近々結婚も決まっていることがわかった。

目黒(磯村勇斗)がさやかに話を聞きに行くと、投資家だという婚約者の阿久津守(佐野玲於)が、海老沢夫妻が被害にあったのを知って「日本の経済がいきずまっているのは、年寄りが金をため込んでいるからだ」と言ったと話し、彼のパソコンに闇バイトと「KING」という名を目にし、彼が指示していたのだと知ったことを打ち明けた。そこに阿久津からさやかに電話がかってきた。さやかはなんとか冷静に対処しようとするが、不信に思った阿久津は、次なる闇バイトの募集をかけることに…。

阿久津が「キング」であることはつきとめられた。しかし、物証がないため家宅捜査も事情聴取もできず、ここで下手に動けば「キング」につながる物証は消されてしまう。その矢先、阿久津が新たに“殺し”の闇バイトを募集したことに気づいた豪太は、阿久津の尻尾を掴むために、闇バイトに応募すると言い出す。

バイト募集のチャットでバイトの内容が判明。今夜3人で119(刑法の条文から殺人を意味する隠語)を実行、すでに2人は決まっているという。これを見逃すことはできない。おとり捜査は違法だと目黒や署長は反対するが、捕まえたいのは自分も同じだと二階堂(北村有起哉)がすべての責任を負うといい説得する。

二階堂は諸星判事(吉瀬美智子)に令状を出すように掛け合い、異例の令状だが、状況が切羽詰まっいるだけに判事も判断に迷う。

その夜、豪太らは、実行犯役の2人と指示役を逮捕。さやかを阿久津宅に訪問させ、阿久津が油断したすきをみて家宅捜査令状をつきつけ、物証を確保することができた。

半年後、阿久津の公判が始まった。

裁判所の近くで、諸星判事と目黒が偶然出会った。目黒は阿久津を逮捕できたのは、あのとき令状をだしてくれたからだと感謝を告げる。これから映画を見に行くという諸星に、自分もそれを見に行く予定だったと言い、あとで「偶然」映画館で会う約束をした。

そのころ検察では、持丸支部長(峯村リエ)がお祝いのケーキをふるまっていた。実は矢部検事(中村アン)が念願の東京地検特捜部への転属が決まったのだ。

そしていつものOKAZU-YA。カウンターには豪太と妹のみなみ(比嘉愛未)、そして二階堂の姿があった。豪太は、裁判の時、二階堂が実にカッコよかった「最初は冴えないおっさんやと思ったけど、優秀な検事」と褒めたたえ、「その歳で純情なのは気色が悪いけど、悪い人じゃない。くっついてもええんちゃうか?」とみなみにプッシュ。

豪太の突然の後押しに、みなみと二階堂が戸惑う中、豪太は二階堂に食事代を任せて店を去って行った。

テレビ朝日 木曜ドラマ「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」は2023年4月スタート。出演:桐谷健太、比嘉愛未、磯村勇斗、古田新太、伊藤淳史、岡崎 紗絵、長井短、西村元貴、中村アン、吉瀬美智子、北村有起哉 ほか。番組公式Twitterアカントは「@keijitokenji」、番組公式Instagramアカウントは「keijitokenji」。PR動画は番組公式サイトで公開されている。

「ケイジとケンジ 、時々ハンジ。」番組公式サイト

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