【最終回ネタバレ】「それってパクリじゃないですか?」第10話でカメレオンティー特許奪還!重岡大毅の“手紙”に胸熱…

6月14日に芳根京子主演の日本テレビ系 新水曜ドラマ「それってパクリじゃないですか?」(毎週水曜、夜10時)最終回の第10話が放送され、“カメレオンティー”の特許は奪還!無事発売開始することに。Huluオリジナルストーリー#03「それってラブじゃないですか?」が配信開始した。関連動画やスペシャル動画などは番組公式サイトで公開されている。
「それってパクリじゃないですか?」は、会社の宝となりえる“権利(知的財産権)”をめぐる『知的財産バトル』をテーマにした、新時代の知的財産オフィスエンターテインメント。気になる視聴率は初回から6.0%、4.5%、4.3%、3.4%、4.2%、3.7%、3.7%、4.3%と推移し、第9話と最終回の視聴率は4.3%だった。
6月14日に放送された最終回では、北脇が月夜野に戻ってハッピースマイルとの裁判に挑むも、なかなか情報漏洩の証拠がみつからず大苦戦。北脇と亜季の作戦で、五木は情報漏洩を認め、大変なことをしてしまったと後悔していることを告げられたものの、「彼女を守るためにやったこと」と、裁判での証言は拒まれてしまう。
五木が情報を手にした証拠をみつけないかぎり、打つ手はない…。諦めそうになる北脇に対し、亜季は最後まで粘りに粘り、開発部員たちの会話から五木がデータを手にした証拠を見つけ出すことができた。しかし、ここでただ喜ぶだけですまないのが、人情あふれる亜季。月夜野を救えたのは喜ぶべきことだが、五木が彼女を想うの気持ちもわからないでもない…。
苦悩する亜季を救ったのは、公平で温かい想いのつまった北脇からの手紙(ネタバレあらすじに全文記載)。北脇の誠実な文面は亜季のみならず視聴者のこころをわしづかみに。亜季の良さも弱点もすべてを理解している北脇、そして、北脇の仕事への姿勢を尊敬している亜季。最後まで「つきあっちゃう」方向へは流れなかった2人だが、ラストのベンチでのシーンはかなり打ち解け、2人の新しい未来が見えるようだった。
亜季の五木への淡い恋心や、いつの間にかゆみが恋をしていたりと、恋愛要素もチラホラ、そして北脇の猫愛なども楽しむことができた。ヤマアラシもとい、ハリネズミのムクくんや「ふてぶてリリィ」などのキャラクターも人気となり、個性豊かな「月夜野ドリンク」社員たちが和気あいあいと仕事に万進する姿には毎度ほっこりと癒された。
毎話紹介される「知的財産」についての多岐にわたる知識、視聴率は振るわなかったものの、「知的財産」認知についても多大な貢献ができたドラマではなかろう
か?
最終話放送日から配信が開始されたHuluオリジナルストーリー#03「それってラブじゃないですか?」では、五木とさーちゃんの休日が描かれているので、こちらもお楽しみに。
次回の日本テレビ水曜ドラマは“恋愛迷子”の主人公の物語「こっち向いてよ、向井くん」。7月12日から赤楚衛二主演で放送スタートする。
■最終回:第10話 ネタバレあらすじ
ハッピースマイルの特許公報に記されていた発明者・篠山瑞生(シノヤマミズオ)が、五木(渡辺大知)の恋人のさーちゃん(秋元真夏)こと、篠山瑞生(ササヤマミズキ)であることを知った亜季(芳根京子)は、五木が「カメレオンティー」の開発情報を恋人に渡した可能性を疑う。
亜季は親会社勤務に戻っていた北脇(重岡大毅)にそのことを伝えた。五木が情報漏洩した証拠が見つかれば、ハッピースマイルの「冒認出願」が認められ、月夜野は「カメレオンティー」を発売できる。2人は連絡を取り合いながら証拠探しを始め、北脇は、ハッピースマイルとの侵害訴訟に名乗り出る。しかし、ハッピースマイル知財部部長・田所(田辺誠一)を相手に、北脇は裁判で苦戦する。
亜季は開発部部長の高梨(常盤貴子)からの助けも得て、熊井部長(野間口徹)と協力し、五木のメールや開発部のプリンター使用履歴、監視カメラ映像などから五木の情報漏えいの証拠を探そうとするが、なかなか証拠は見つからない。
北脇はまたも自分の判断を悔い、「カメレオンティー」の特許を出願しておくべきだったと口にするが、亜季は北脇の判断は間違っていなかったと励まし続ける。
そんな中、瑞生が証人として裁判に出廷することになった。北脇は瑞生から月夜野の開発情報を盗んだという証言を得ようと、月夜野が5年の月日を費やした発明を、専門分野でもないのに1カ月足らずで成し遂げたという瑞生の発言に食い下がる。“開発者たちの汗と涙の結晶”を声だかに訴える北脇の熱い言葉に、瑞生は突然泣き出してしまい…、田所は彼女の異変を感じて根拠がないと北脇を退ける。
次回の公判までに反論材料が見つからなければ、月夜野は敗訴してしまう。特許侵害で訴えられていることが公となってしまったため、販売店からは納品したばかりの「カメレオンティー」が返品され続け、月夜野は窮地に立たされた。
亜季はハッピースマイルの開発部の研究員・青木(佐々木史帆)と会って瑞生について話を聞く。青木によると、瑞生は数々の特許を発明したハッピースマイルの期待の星だが、その分開発へのノルマも高く、相当なプレッシャーを受けていると明かされ、社内でも専門分野ではないのに、何故あんな凄い発明ができたのかと噂になっていることも知らされた。
亜季は北脇から“ある作戦”を告げられる。「侵害訴訟の証拠を手に入れた」と五木のそばで話し、書類をそこに置いたまま席を立つというものだった。五木はまんまとその作戦に釣られて書類を覗き見てしまう。
亜季に詰め寄られた五木は、は瑞生と五木が「僕たちは終わりだ…」と話していたことをつげらは別れたかもしれないと言う。ゆみはふたりが言い争うのを見ていたのだ。
五木は大学の後輩の瑞生の仕事が大変で力になりたかったと話し始める。「俺は開発部とは違って、形になる仕事をしていない。自分がしたことで誰かが喜んでくれることが嬉しかった。彼女のことを守りたかった」と自分の正義を主張するが、亜季は「じゃあ、月夜野は?」と五木が守るべきものをはき違えていることを訴える。
五木は自分が間違った選択をしたことは認めたものの、自分が情報漏洩した証拠がないことから、法廷での証言を拒んだ。そして、あの発明が月夜野のものだったことに気づいたハッピースマイルも今後は瑞生を出廷させないという作戦にでる。
証拠提出まで残り3日。
亜季は開発部の窪地(豊田裕大)たちの話から、フロア共有のコピー機で「カメレオンティー」の資料を出力していたことを知り、その日、窪地の後に、五木がデータを使って資料をもう一部出力していた証拠を掴む。亜季がさっそく北脇に連絡をすると「よくやった。大ホームランだ」と褒められた。
その日のうちに、五木は社長(赤井英和)らに呼び出され、情報漏洩の顛末を話すことになった。自分が証拠を見つけたせいで、五木は責任を取らされることになる…皆の汗と涙の結晶を守れた達成感と五木への同情で複雑な想いの亜季。
五木が皆に経緯を説明しようとするとき、北脇は亜季に机の上の資料を取ってくるように命じた。亜季は北脇の机の上に手紙を見つける。
『藤崎さんへ。きっと君は、自分が五木さんを追い詰めたとか、気に病んでいるだろうから、はっきり言っておく。君は正しかった、何も悪くない。五木さんに何も悪気がなかったとしても、許す必要はない。責任を取らなければいけないのは彼で会って、君はむしろ、彼を助けたんだ。といっても、君は優しくてお人好しだから、納得できないかもしれない。だったらこう思って欲しい、君が証拠を見つけたおかげでみんなの努力は認められ、月夜野は救われた。そして僕も救われた。 北脇』
後日。田所は月夜野を訪れ、自社の非を認める。双方の社員が起こした不祥事だったため、特許は無償へ月夜野に譲渡されることが決まり、和解。カメレオンティーは発売後、大好評を得た。
亜季の元に熊井から「知財部に親会社から出向がくる」と連絡が入る。やってきたのは、北脇だった。月夜野の社員たちが北脇の歓迎会を催したいと持ち掛けると、北脇は素直にオーケーを出し、ゆみ(福地桃子)の実家の釜めしが出前されてくる。和気あいあいと釜めしを頬張り、互いの健闘を讃え合う社員たち。
ひとりで夜風にあたっていた北脇のそばにやってきた亜季は、月夜野に戻ってきてくれたことと手紙のお礼を言う。「今度は迷惑かけませんから。私は感情で動いてしまうから」「いいんじゃない。それは、思いやりがあること。藤崎さんにとっての唯一無二の長所だ」「屁理屈」「屁理屈も立派な理屈だ」2人は楽し気に笑いあう。
日本テレビ水曜ドラマ「それってパクリじゃないですか?」は4月12日夜10時よりスタート。原作: 奥乃桜子『それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~』(集英社オレンジ文庫)/主題歌:AARON「ユニーク」(ユニバーサル シグマ)/オープニング曲:ジャニーズWEST「パロディ」/出演: 芳根京子、重岡大毅(ジャニーズWEST)、常盤貴子、秋元真夏、渡辺大知、福地桃子、朝倉あき、豊田裕大、諏訪雅、高橋努、相島一之、赤井英和、野間口徹、ともさかりえ、田辺誠一 ほか。ハッシュタグ:#それパク。PR動画は番組公式サイトにて公開中。
◇「それってパクリじゃないですか?」番組公式サイト
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