鑑識の藤本隆宏は自殺!残された東山紀之は自分の正義のために戦う「刑事7人Season9」第4話ネタバレと第5話予告
鑑識の岡崎(藤本隆宏)は8年前の大量殺人事件でも証拠をねつ造していた!そして自殺!天樹(東山紀之)は10年前の事件の真相に迫り始める!テレビ朝日 2023年7月5日(水)21時から「刑事7人Season9」第5話「告白」を放送する。予告動画は番組公式サイトで公開されている。
人気刑事ドラマで9シーズン目を迎える「刑事7人」の第4話が6月28日に放送された。21日に放送された第3話で、天樹(東山紀之)と同期の鑑識課員で表彰常連の岡崎(藤本隆宏)が証拠をねつ造して犯人を追い詰めた。その事件はそれがきっかけで真犯人が見付かったものの、天樹はそんなことをする岡崎が理解できない。天樹の考える「法に則り犯人を逮捕する」という正義は岡崎の考える正義と反する。岡崎は8年前の事件でも証拠をねつ造していた。これまでに数々の表彰を受けてきたが、すべてが「嘘」と思えるような行動だった。
第4話で取り扱った事件は、8年前、青酸カリをレモネードに混入させて大量殺人が発生した事件を発端としたものだった。「怪しい」と思われた家政婦の福地陽子(須藤理彩)は、毎日、マスコミの異常なまでの攻撃にさらされ、しまいには岡崎が証拠をねつ造したことで、無罪なのに死刑判決を下されてしまう。夫は心労で身体を壊して死亡し、息子は激しいいじめにあい名前を変えていきてゆくしかなかった。それが「岡崎が証拠をねつ造」したのではと疑問に思い、弁護士が調べ始めると真犯人がその弁護士を殺してしまう。その後、8年前の事件について「まっさら」な気持ちで捜査しなおした専従捜査班の面々はあっという間に真犯人にたどり着く。8年前の警察の捜査がいかにずさんで、「証拠」に頼ったものになっていたのかがわかる悲しい事件だった。
岡崎が自殺したことを知った監察官の正木哲也(山田純大)の態度も注目される。遺書が見付かっていないと報告した焼津大地(泉澤祐希)に、もし見付かったらすぐに処分するように指示する。7月5日に放送される第5話では、その正木たちが《ポリス浄化ぁ》の黒幕として疑っている片桐(吉田鋼太郎)がクローズアップされる。《ポリス浄化ぁ》のターゲットとなってしまう。また、「なんらかの秘密」を専従捜査班のメンバーに伝え、10年前の事件の真相を解明して行く流れとなる。ただ、《ポリス浄化ぁ》でターゲットとなった警官は死亡しているため、片桐が心配だという声も聞かれている。
■前回:第4話ネタバレあらすじ
鑑識の岡崎の暴露を始めた《ポリス浄化ぁ》の動画を清掃業の青年・関口俊介(深澤嵐)は一人見つめるのだった。そこに写っていた岡崎に見覚えがあった。また、《ポリス浄化ぁ》の首謀者を追う警視庁の監察官・正木哲也(山田純大)と部下の焼津大地(泉澤祐希)は、殺された元警官の下松と同様に、10年前の夫婦殺害事件の捜査に岡崎(藤本隆宏)も関わっていたことが気がかりだった。《ポリス浄化ぁ》の黒幕ではと疑っている片桐正敏(吉田鋼太郎)の動向にも注意を払っていた。
そんな中、弁護士の末永晃(朝倉伸二)が、何者かに殺害される。天樹、海老沢芳樹(田辺誠一)、青山新(塚本高史)、坂下路敏(小瀧望)は事件現場を臨場する。天樹は単身、末永の自宅に向かうが、そこには、「国立レモネード毒殺事件、容疑者逮捕」の見出しが書かれた8年前の新聞があった。7人も殺害され、多数の重傷者を出した青酸カリによる毒殺事件だが、逮捕され死刑を言い渡された福地陽子(須藤理彩)は犯行を否定したまま獄中で死亡した。その最後の弁護人が末永だったのだ。
その事件で鑑識を勤めたのは岡崎だった。陽子の犯行を決定付ける証拠を岡崎が探し出していた。家政婦を辞めさせられると思った陽子が主人夫婦を恨んで凶行を行ったと予想され、世間の噂もどんどん広がっていった。疲れ果てている陽子をマスコミは執拗に追い続けた。しかし、最初は証拠がなかった。そのうち、陽子の夫の父親が経営している写真館に古い青酸カリがそのまま保管されていることがわかった。岡崎は、陽子の家の排水溝からも微量の青酸カリを見つけ、陽子逮捕に至った。
そして、末永が最近、俊介に頻繁に会っていたことがわかった。俊介は陽子の息子だった。母親が犯罪者ということでひどいいじめにあい、祖父が自分の妹の養子にさせて姓を変えたのだった。俊介の父親も既に亡くなっている。
俊介のアリバイはすぐに判明し、末永を殺した容疑は晴れる。その時、俊介は「また、警察は自分を犯人にするつもりだったのか」と激しく抗議した。俊介の話では身体の弱い夫に代わりいくつもの仕事をしていたため、家政婦の仕事を減らそうとしていただけだったという。それなのに、マスコミが勝手に噂を作り、それに警察が乗っかったという。岡崎が証拠を見つけた時に笑っていたといって、自分の母親の事件も岡崎の証拠ねつ造だろうと思い、末永に相談したのだった。
天樹たちは8年前の事件をもう一度捜査する。出席者に話を聞くと、当時、マスコミで騒がれていたような陽子の姿ではなく、雇い主の夫婦ともとてもよくやっている陽子のことがわかった。さらに、夫の実家の写真館の倉庫の建て直しに冠して、雇い主に相談したところ、「原島」という工務店を紹介してくれたという。青山(塚本高史)は、殺された娘がストーカーで悩まさせられていたことを調べてきた。その名前は「原島」だ。天樹たちは工務店に向かった。
原島隆太(福山翔大)は最初とぼけていたが、末永がやってきて8年前のことをもう一度調べていると知り、殺したことを認める。さらに10年前のことも自分がやったことを認め、捕まった。警察はえん罪であったことを発表した。俊介は「遅い」と天樹に文句を言った。
天樹は、岡崎に厳しく詰め寄る。最初は犯人を逃がさないために正義と信じて証拠をねつ造したというが、岡崎の部屋に盗聴器があることを天樹は教え、「疑われていた」と知らされる。その後、岡崎は自殺した。監察官の正木哲也(山田純大)は遺書があったならば、それを処分するように部下の焼津大地(泉澤祐希)に伝えた。
暴露チャンネル《ポリス浄化ぁ》は次のターゲットとして、片桐の名前を発表した。
■第5話あらすじ
暴露チャンネル《ポリス浄化ぁ》の首謀者の疑いを、監察官の正木哲也(山田純大)、焼津大地(泉澤祐希)は片桐正敏(吉田鋼太郎)にかけていた。焼津と同期の野々村拓海(白洲迅)は片桐の内定を行い、休暇中の片桐の動向を報告する。一度だけ公園で正体不明の人物・里中聡(酒向芳)と会っていたことを伝えるのだった。
そんな中、《ポリス浄化ぁ》の次のターゲットとして、片桐の名前が発表された。
一方で片桐は、天樹悠(東山紀之)、海老沢芳樹(田辺誠一)、坂下路敏(小瀧望)、拓海、そして青山新(塚本高史)ら新専従捜査班メンバーに、本来、所轄の担当である痴漢事件の捜査を命じる。電車内でサラリーマンの水島泰之(小松和重)が女子大生・平山亜美(高田夏帆)に体を密着させ、その場で乗客・鳴海修(和田雅成)に取り押さえられたが、水島は逮捕されて1週間、否認を続けているという。天樹は片桐には何か意図があると言い、水島に会うことにする。やがて、水島が以前務めていた会社が、利根川宗一(渡辺大)が社長を務める「利根川開発」であることが判明した。さらに、水島が捕まる際の防犯カメラに里中の姿を拓海は発見した。
その後、新専従捜査班の執念の捜査によって、水島に痴漢をされたと訴えた女子大生・亜美の別の顔が明らかになった! そして、水島を取り押さえた乗客・鳴海もまた、衝撃の顛末を迎える。天樹たちは、痴漢事件の背後にうごめく真相を追う!
テレビ朝日 2023年6月7日スタート。毎週水曜日よる9時放送、「刑事7人Season9」。出演:東山紀之、小瀧望(ジャニーズWEST)、田辺誠一、白洲迅、塚本高史、吉田鋼太郎、北大路欣也ほか。番組公式Twitterアカウントは「@keiji_7nin」。
◇テレビ朝日「刑事7人Season9」番組公式サイト
【2023年夏ドラマ】【関連記事・各話のあらすじ】