鬼才クローネンバーグ監督新作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』本編映像解禁!
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デヴィッド・クローネンバーグ監督最新作『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』が8月18日(金)より全国公開する。本日6月30日、本編映像が解禁となった。
『クラッシュ』『イグジステンズ』『ヒストリー・オブ・バイオレンス』など数々の受賞歴と共に物議を醸してきた映画作家デヴィッド・クローネンバーグ。第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、退出者が続出した賛否両論の問題作がいよいよ日本公開となる。
主演は『グリーンブック』のヴィゴ・モーテンセン。自身のカラダから臓器を生み出すアーティスト・ソールを演じ、パートナーのカプリースに『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のレア・セドゥ、二人を監視する政府機関のティムリンに『スペンサー ダイアナの決意』のクリステン・スチュワートという豪華キャストが揃った。製作に 20 年以上を費やした最新作のテーマは「人類の進化についての黙想」。鬼才監督が創造する⼈類の進化とは?
この度解禁された本編映像は、映画の冒頭シーンに当たる映像で、生き物のように動く不気味な”オーキッド・ベッド“で眠るヴィゴ・モーテンセンの姿を映し出したもの。ベッドに揺さぶられながら⾟そうに眠りから目覚めるアーティスト・ソール。もともとは体の痛みを和らげるために、自動的に体勢を変えてくれるハイテクなベッドであったオーキッド・ベッドだが、今はその機能の調子がすっかり悪いようだ。
冒頭から独特な世界観が描かれているが、本作ではクローネンバーグ監督の構想を表現した装置が多く登場する。その中でも印象的なこのベッドについて、プロダクションデザイナーのキャロル・スピアは「ベッドはもともと 2 年前にクモの巣ベッドとしてスタートしたもので、そのデザインに取り組んでいるときに、デヴィッドから電話がかかってきて、他に登場する装置がとても有機的に見えるから、ベッドももっと有機的にしたほうがいいんじゃないかと⾔われました。それでベッドはより有機的なイメージで、巨⼤な臓器のようなデザインになりました」とデザイン変更の過程を明かす。
機械でありながら生き物のようにも⾒えるこだわりの装置たち。クローネンバーグ監督の世界観を色濃く反映した劇中のセットを堪能されたい。
■あらすじ
カラダから⽣み出されるのは、希望か? 罪か?
そう遠くない未来。人工的な環境に適応するよう進化し続けた人類は、生物学的構造の変容を遂げ、痛みの感覚も消えた。“加速進化症候群”のアーティスト・ソールが体内に生み出す新たな臓器に、パートナーのカプリースがタトゥーを施し摘出するショーは、チケットが完売するほど人気を呼んでいた。しかし政府は、人類の誤った進化と暴⾛を監視するため“臓器登録所”を設立。特にソールには強い関⼼を持っていた。そんな彼のもとに、生前プラスチックを食べていたという遺体が持ち込まれる...。
■作品概要
監督・脚本︓デヴィッド・クローネンバーグ
出演︓ヴィゴ・モーテンセン、レア・セドゥ、クリステン・スチュワート
2022年/カナダ・ギリシャ/ DCP5.1ch/アメリカンビスタ/英語/108分/PG12/原題︓Crimes of the Future/字幕翻訳︓岡田理枝
配給︓クロックワークス/STAR CHANNEL MOVIES
提供︓東北新社 クロックワークス
© 2022 SPF (CRIMES) PRODUCTIONS INC. AND ARGONAUTS CRIMES PRODUCTIONS S.A.
© Serendipity Point Films 2021
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